「第1講 経済学入門-スタートラインに立つ」について
筆者は経済学への「偏見(経済学=お金)」を取り除き、
この著作を読んで欲しいという意図があるようだ。
だとすれば「1.3 誤解される経済学-真実は?」から
読み進めるのが良いのではないか。
その後に第1講の残りの部分を読み進めると
スムーズな理解に繋がる。
内容は、経済学に取り組むために非常に有益なものとなっている。
但し、中身が「濃い」ので初学者は苦労するだろう。
また、筆者が「重鎮」の学者なので古い文体が散見される。
よって国語辞典か、それに類するものを片手に
読み進める事をオススメする。