連載親鸞(激動編)上・下巻は本になって出版されて(講談社)います。
2012年1月14日第一刷発行(単行本および文庫本)
連載は44社の新聞に2011年1月1日から12月11日までの間毎日連載されたのです。
その間3.11の大震災もありました。新聞を紐解いてみると、その日から数日は悲惨な
光景が紙面を覆っていました。それにもかかわらず、連載は続けられました。
テレビやyoutubeに流れる光景が蘇ります。
さて、親鸞激動編には文庫本の他に、文庫本「特装版」があります。
その上巻では連載で使用されなかった15枚の挿絵が追加されています。ダブって
いるものと合わせて20枚の挿絵が入り、加筆もされているようです。
その特装版はもう手に入らないようです。岐阜の図書館で探していただきましたが、
新たに購入は出版元にも無く、福井の図書館から取り寄せていただけました。
図書館の係りの方本当にありがとうございました。
完結編が連載進行中ですが、五木寛之先生もさることながら、山口晃の世界を
親鸞の中で爆発していただきたいものです。毎日が期待。山口先生の絵は挿絵なのに
いろんな技法が駆使されていて、なんでもないように見えて、手の込んだ手を使っている
ことが素人の私にもよくわかります。文庫本用に描いた挿絵はちょっと畏まった感じの
ものが集まってますね。毎日の新聞用とは分けて考えているようにみえます。
親鸞 激動編 [特装版] only挿絵