【宇都宮・上三川】12
今回から上三川町が加わり定数が1増。
しかし、立候補表明は政党で現職9人、新人3人。
他に1人が無所属で出馬するが、17人による乱戦となった前回とは一変、静かな前哨戦となっている。
自民は▽増渕賢一氏(60)=8期目▽梶克之氏(62)=6期目▽高橋文吉氏(64)=4期目▽螺良昭人氏(47)=2期目▽中川幹雄氏(56)=1期目--の現職5人を公認済み。上野通子氏(48)=1期目=も公認申請中。
過半数は立てず、「守り」の戦いだ。
民主は当初、▽佐藤栄氏(60)=2期目▽山田美也子氏(51)=同▽石井万吉氏(64)=1期目--の3現職の擁立。
公明は現職の小高猛男氏(61)が3選を、宇都宮市議の山口恒夫氏(43)が初当選を目指す。渡辺サト子氏(59)=2期目=は引退する。
前回議席を失った共産は、国政選挙への立候補を続けてきた野村節子氏(53)を擁立、必勝を期す。
他に無所属で西弘次氏(37)が立候補を表明。
社民は候補を立てるか検討中で、上三川町でも出馬を模索する動きがある。
増渕 賢一 自・現
梶 克之 自・現
高橋 文吉 自・現
螺良 昭人 自・現
中川 幹雄 自・現
上野 通子 自・新
佐藤 栄 民・現
山田美也子 民・現
石井 万吉 民・現
小高 猛男 公・現
山口 恒夫 公・新
野村 節子 共・新
西 弘次 無・新
【足利】4
今回から定数が1減。現職4人、元職1人、新人1人の6人が立候補を予定、混戦も予想される。
自民は▽木村好文氏(63)=4期目▽斉藤具秀氏(71)=3期目▽早川尚秀氏(34)=1期目=の現職3人を既に公認。新人で市議の斎藤昌之氏(51)も公認を目指す。
前回まで公明公認の井上卓行氏(58)=3期目=は、擁立見送りの党方針を受諾せず、離党して無所属で挑戦。
前回は民主公認で次点だった元職の野村寿彦氏(52)は、無所属で復活を期す。
木村好文 自・現
斉藤具秀 自・現
早川尚秀 自・現
斎藤昌之 自・新
井上卓行 無・現 (公明離党)
野村寿彦 無・元 =民
【栃木】2
定数1減となるが、自民の現職は3人。
このため、自民は大島和郎氏(75)=7期目▽平池秀光氏(65)=5期目=の2人を公認、櫛淵忠男氏(64)=1期目=を推薦するという異例の事態だったが、大島氏が18日、栃木市支部の役員会で県議選の公認を辞退し、同市長選に立候補する意欲を表明した。
大島氏の県議選の公認取り下げにより、櫛淵氏が繰り上げ公認の見通し。
一方、前回の同市長選で日向野義幸市長と激しい一騎打ちを展開した会社役員の琴寄昌男氏(45)も立候補を表明、少数激戦になりそうだ。
平池 秀光 自・現
櫛淵 忠男 自・現
琴寄 昌男 無・新
【佐野】3
合併前の旧佐野市区と旧安蘇郡区が合区し、新市全体が1選挙区に。
立候補表明は、いずれも3期目を目指す自民の青木務氏(61)、島田文男氏(65)と、05年の佐野市長選で落選した元市議の金子裕氏(44)の3人。
金子氏は自民に推薦を申請中。民主の候補者擁立は難航している。
青木 務 自・現
島田文男 自・現
金子 裕 自・新
【鹿沼・西方】3
鹿沼市と、旧上都賀郡選挙区のうち西方町を統合した。出馬表明しているのは、3選を目指す神谷幸伸氏(52)、再選を期す小林幹夫氏(53)の自民公認2人と、5選がかかる民主の佐藤信氏(60)だけ。
いずれも強固な支持基盤を持ち、他に立候補の動きはない。
旧上都賀郡選挙区の小曽戸広氏(70)=自民、3期目=は引退する。
神谷幸伸 自・現
小林幹夫 自・現
佐藤 信 民・現
【日光】2
合併で旧足尾町、旧藤原町、旧栗山村が加わり、定数は2のまま。
6選を目指す自民の渡辺渡氏(64)と、再選を狙う無所属の星一男氏(59)の現職2人が立候補を表明。
無投票となる可能性もあるが、市議には出馬を探る動きが続いており、今月中に後援会の意見を集約して結論を出す方針だ。
渡辺 渡 自・現
星 一男 無・現
【小山・野木】5
5議席を、小山を地盤とする4人と野木の1人で分け合っていたが、前回は小山勢が独占。
現職5人が立候補を表明している。
野木からの立候補はなさそうだ。
自民公認は4人。
前回トップ当選の板橋一好氏(66)は10選に挑む。
同市間々田地区が地盤の栗田城氏(66)は、隣接する野木での支持拡大を図り3選を狙う。
五十嵐清氏(37)と高橋修司氏(34)は前回無所属で初当選した。
民主の渡辺直治氏(63)は3選を目指す。
他に共産が候補擁立を検討している。
板橋一好 自・現
栗田 城 自・現
五十嵐清 自・現
高橋修司 自・現
渡辺直治 民・現
【真岡・二宮】2
4選がかかる自民の石坂真一氏(51)と、再選を目指す民主の一木弘司氏(65)の2人しか立候補を表明しておらず、無投票の公算が大きい。
前回は3人が出馬、少数激戦だった。
石坂真一 自・現
一木弘司 民・現
【大田原】2
合併に伴い、旧那須郡東部選挙区だった旧黒羽町、旧湯津上村が加わり、定数1増となった。現新3人の三つどもえの戦いとなる公算が大きい。
自民は、現職で再選を目指す相馬憲一氏(49)と、前回に続いて挑戦する新人の津久井富雄氏(56)を公認した。
両氏は最大の票田である合併前の市部を地元とし、2議席独占を狙う。
一方、旧黒羽町を地盤とする現職の郡司彰氏(44)は旧市部に乗り込んで再選を狙う。
自民党離党に伴い、今回は無所属で臨む。
相馬 憲一 自・現
津久井富雄 自・新
郡司 彰 無・現
【矢板】1
立候補を表明しているのは、3選を目指す自民の青木克明氏(54)だけ。
対抗馬として、市議らを擁立する動きもあるが難航しており、このままだと無投票の可能性も出てきた。
青木克明 自・現
【那須塩原・那須】4
那須塩原市と、旧那須郡東部選挙区の那須町を統合。
自民は、5選を狙う阿久津憲二氏(63)、再選を目指す小滝信光氏(65)と増渕三津男氏(61)の現職3人を公認。
民主は衆院3区に再挑戦予定だった小林隆氏(44)が転身、議席獲得を目指す。
この他、前回に続き那須塩原市議の阿部寿一氏(52)、元市議の福田幸治氏(60)が立候補を表明。
共産も擁立予定で、候補者はさらに増える見込みだ。
阿久津憲二 自・現
小滝 信光 自・現
増渕三津男 自・現
小林 隆 民・新
阿部 寿一 無・新
福田 幸治 無・新
【さくら・塩谷】2
旧塩谷郡選挙区のうち、旧藤原町、旧栗山村が外れ、定数は実質1減に。
現職3人による大激戦が予想される。
自民は、3選を目指す手塚功一氏(58)を公認、再選を期す花塚隆志氏(47)も公認予定で、2議席独占を狙う。
4選を目指す菅谷文利氏(53)は民主の他、今後、社民の推薦も得て無所属で臨む。
3人の地盤はそれぞれ異なり、支持をどれだけ拡大できるかが鍵を握る。
手塚功一 自・現
花塚隆志 自・現
菅谷文利 民・現
【那須烏山・那珂川】1
旧那須郡東部選挙区のうちの2市町。
立候補表明済みなのは、3選を目指す自民の三森文徳氏(50)だけ。
那珂川町が地盤の本多勝美氏(68)=1期目=は引退する。
三森文徳
【下野】1
旧南河内、旧石橋、旧国分寺の3町合併で新選挙区に。
再選を目指す吉沼正夫氏(63)は前回、旧河内郡南部選挙区(上三川町、旧南河内町)で初当選し、自民党議員会に所属。
旧国分寺町からは、元小山市課長で04年の同市長選に出馬、落選した若林和雄氏(58)が無所属で立候補する。
吉沼正夫
若林和雄
【河内・北】1
上河内、河内両町が選挙区で、再選を目指す五月女裕久彦氏(53)が立候補を表明。
他に1人が出馬を探り、流動的。
五月女裕久彦 自・現
【芳賀】2
現新3人が出馬表明、激戦が予想される。
再選を目指す自民の岩崎信氏(55)は、益子町を中心に支持拡大を図る。
新人で建設会社社長の山形修治氏(42)は、引退する高岡真琴氏(68)の後継として、自民に公認を申請中。
民主新人で衆院議員秘書の田崎博之氏(36)は、補選も含め3度目の挑戦、支持固めを進める。
岩崎 信 自・現
山形修治 自・新
田崎博之 民・新
【下都賀・北】1
定数は1減。
自民の鯉沼義則氏が06年12月、死去。
佐藤勉衆院議員の長男、良氏(27)が鯉沼氏の後援会を引き継ぎ、組織固めを図る。
他に目立った動きはない。
佐藤 良 自・新
【下都賀・南】2
現職1人、新人3人の計4人が立候補を表明、8年ぶりの選挙戦に。
3選を目指す自民の野田尚吾氏(66)=2期目=は、地元の大平町を中心に支持拡大を図る。
新人で、衆院議員秘書で岩舟町を地盤とする保母欽一郎氏(47)が民主推薦で、藤岡町議で議長も務めた梅沢米満氏(56)と、大平町の会社役員、角田正展氏(36)は無所属で立候補する。
元大平町議の社会福祉法人理事長、大杉清一氏(67)は、同町役場で記者会見し、無所属で立候補すると表明した。
野田 尚吾 自・現 (大平)
保母欽一郎 無・新 =民 (岩舟)
梅沢 米満 無・新 =自 (藤岡町議)
角田 正展 無・新 (大平)
大杉 清一 無・新 (大平町議)