NHKマイルC

NHKマイルがG1として新設されて10年目。
遂に桜の女王が出走する事になった。
桜花賞は元来かなりレベルの高いマイル戦である、と言うのは、昔日の競馬ファンの常識だった。
だからNHKマイル創設時には、桜花賞馬がオークスを回避して、マイル路線を選択することになるだろうと言う人達が、かなりいたような気がする。
しかし実際にはこのレースはマル外ダービーになり、牝馬クラシック路線の桜からオークスと言う、古馬になってからもあまり無い800Mの延長ローテはそのままだった。
だからこそ、ラインクラフトの挑戦には拍手を送りたい。
そして、桜からNHKマイルと言う路線が主流となり、あまり活躍馬がでないオークスとの統合と言う大改革につながる第一歩になればと思う。
そういう意味でラインクラフトに勝って欲しい気持ちはヤマヤマなのだが、気になるのはやはり桜花賞での激走が、どのくらい回復しているのか、と言う点だ。
特にマイルのG1で速い時計を出した後の次走は、凡走する馬が多い。
それでも四倍つくなら御の字か。
ラインクラフト単勝一点勝負。