私が今回の富田メモ騒動で考えさせられたのは、この国における天皇の影響力というものについてである。
富田メモなるものの公表後、世論調査では首相の靖国参拝に否定的な数字が跳ね上がっている。メモの真偽、天皇の真意、その他もろもろの詮索も盛んである。
戦後60年以上経過してなおかつ天皇という存在のもつ潜在的な政治的影響力というのはものすごいものがあると言わざるを得ず、これに比べて議会や総理大臣なるものの影響力は吹けば飛ぶようなものに見えてしまう。
天皇の政治的利用ということを考えると、戦前の悪夢の再来というのは全く荒唐無稽な話ではないのかもしれない。
富田メモなるものの公表後、世論調査では首相の靖国参拝に否定的な数字が跳ね上がっている。メモの真偽、天皇の真意、その他もろもろの詮索も盛んである。
戦後60年以上経過してなおかつ天皇という存在のもつ潜在的な政治的影響力というのはものすごいものがあると言わざるを得ず、これに比べて議会や総理大臣なるものの影響力は吹けば飛ぶようなものに見えてしまう。
天皇の政治的利用ということを考えると、戦前の悪夢の再来というのは全く荒唐無稽な話ではないのかもしれない。