2023年6月1日、木曜日、晴。朝起きてみれば道の駅「ようか但馬蔵」は青空。
こんなに良い天気に移動だけではもったいないので、近くに氷ノ山と鉢伏山の登山口があるはずだ。駅の情報館が開くのを待って、登山コースの案内は無いかと訊けば丁度いいのがあった。氷ノ山は以前若桜側から登ったので、今回は鉢伏山へと登ることにしよう。帰り道の途中から少しわき道にそれるだけだ。
9時過ぎに駅を出発して、10時前に登山口のハチ高原に着く。
駐車場から鉢伏山が正面に見え、右に高坪山、左に高丸山（写真では見えない）が見える。
高丸山から右回りに登ろう。10時2分出発。しばらく舗装道を歩くのだが、柔らかい右の草地の中歩いて行く。目の前のピークが高丸山だろう。稜線まで登れ眺めがよさそうだ。
何処までこの舗装道路は続くのだろう。
15分弱歩くと、未舗装の道になる。
20分ほど歩いて、氷ノ山まで6㎞の案内を見る。
左手に氷ノ山が見える。標高1500ｍ以上あるだけに、950のここからは高く見える。
この先から道は丸太段になる。目の前が稜線かと思っていたらまだその先があった。丸太段になってから緩やかになったのでそんな風に見えただけだ。
ペースも上がり10時25分、稜線鞍部の小代越に着いた。左に行けば氷ノ山だ。
右の高丸山を目指す。
木段に合わせて足を上げるのはキツイ。それでも稜線の登りになると風もあり強い日差しを受けながらも心地よい。
アザミの花が目に付く。
登るに従い右手氷ノ山の眺望が良くなる。
丸太段登りを数分頑張ると、鈍頂の高丸山に10時33分着く。
山頂標識は無い。
眺望は360度、遮るものなし。やはり眺めてしまうのは、氷ノ山。
眼下にスキー場が広がる。中央下に延びる道が今登って来た道で、中央の白い屋根辺りから出発した。
山頂西側の笹の中に三角点がありそうなのでしばらく探し回り、諦めかけた頃に見つかる。
これでスッキリして、鉢伏山に向かえる。
これでスッキリして、鉢伏山に向かえる。
丸太段で鞍部まで下ると、こんな花が沢山咲いている。
鞍部からの登り返しは、緩やかな丸太段から始まるが、左の踏み跡を登る。
5分も登らぬうちに平坦になり、先の方に次の丸太段の登りが見える。
右手下は見渡す限りスキー場。
道の両脇はベニウツギ？が群生。
次の丸太段も数分で登るとまた平坦部で、山頂に続く登りが見える。
山頂へ向かう登りは途中林で日陰の所もある。
山頂への丸太段は今までよりやや急な登りだ。
息継ぎの平坦部。
道の両脇は根曲竹だ。北海道では今頃から根曲竹採りで多くの人が山に入るのだろう。
ほど良いのを1本折らせていただいたが育ちすぎたかな。
山頂部近くまで登った所で、歩いて来た稜線を振り返る。
11時17分小屋の建つ鉢伏山山頂に着く。
山頂標柱では生徒さんの集合写真。この時期小中学校の遠足なんですかね。スキー場に大型バスが20台くらい駐まっていた。
山頂は広く、ハチ高原とハチ北高原のリフトが来ている。360度の展望だが眼下の眺めがないのが残念だ。南側、下る方向に小高い丘が見えるので登って見ると、
石積みの丘。
ここから眺める鉢伏山山頂部。
東にこれから登ろうとしている高坪山。右白い所が高坪山への分岐となる林道を横切る所だろう。
所々に丸太段が現れる坂道を、
分岐手前まで下ると、遭難碑を右手に見る。1月5日とあるから吹雪か。この辺り雪が凄いのだろうな。
11時40分、林道に出る。横切れば高坪山への道。
入口に大野峠への道標。今まで歩いてきた稜線は氷ノ山から大野峠縦走路の一部なのだろう。
高坪山への道に入れば歩く人も少ないのか草付きだ。
氷ノ山と赤倉山（右）の眺めがいいですね。
ベニウツギの道を抜けて、
カラマツ？林の登りに入ると、
5分ほど歩いて、11時50分この辺りが高坪山の山頂であろうと云う所に着く。ほとんど平坦で標柱がない（確認できなかった）のでGPSで確認するしかない。
往路を分岐まで戻り、舗装林道を下る。花がいろいろ咲いている。
途中からスキー場に入りゲレンデを下る。最初は車が見えていたので最短で下れたが、
下まで下ったら、あれ？車が見えない。鈍感を信じて進めば方向がずれてしまった。
12時25分下山。2時間半の短いトレッキングであったが、眺めの良い稜線歩きは爽快で最高でした。
2017年10月、氷ノ山か眺める鉢伏山。
下山後、今日の宿鳥取岩美の駅手前3㎞の所にある岩井温泉のゆかむり温泉共同浴場（380円）で汗を流す。
脱衣場にこんな囃子歌も。
温泉の前には岩井温泉の歴史と
湯かむり観音像まである。
15時50分岩美の道の駅に着く。17時前には雨が降り出し、2日の今も雨が降り続く。今日は大山の近くまで移動だ。
