全国のシェアリングネイチャー組織の皆様
公益社団法人日本シェアリングネイチャー協会 代表理事 西澤信雄
公益社団法人日本シェアリングネイチャー協会の始まりにあたって
ー 原点を大切にした、新しい一歩を ー
この度の公益法人制度改革により、社団法人日本ネイチャーゲーム協会は、
「公益社団法人日本シェアリングネイチャー協会」に名称を変更し移行しました。
当協会の活動の原点は、ジョセフ・コーネル氏の著作『Sharing Nature with1 Children』を1986年に日本で出版する際に「ネイチャーゲーム」と訳して紹介したのがスタートでした。それ以降、この本に書かれている考え方とアクティビティを日本中に広めてきました。
活動開始から27年を経て、ネイチャーゲームリーダー養成講座を受講された方は3万5千人以上にのぼり、現在全国44都道府県に協会を持ち、約200の地域の会、1万人の会員が登録する組織になりました。
多くの方々の深い共感と地域での実践により、日本の環境教育運動の中でも、大人から子どもまで誰でも関わることができ、自然を感覚や感性で体験するユニークな環境教育活動として広く認められるようになりました。
今回の公益法人制度改革に際して、もう一度、原点である"シェアリングネイチャー"の考え方を大切にしようと、団体名を変更すると同時に、法人の目的も以下のように変更しました。
「この法人は、ネイチャーゲームをはじめとするシェアリングネイチャー活動を通して、自然とふれあう楽しさを感じ、自然から学ぶよろこびを知り、自然との一体感により生まれる心の平安をみいだす人を育むことにより、人が自然を尊重し共生していく社会の創造に寄与することを目的とする。」
コーネル氏は、よく田中正造の言葉を引用します。
「治水とは、河川そのものの問題でなく、人間の心の問題だ」、これを少し言いかえれば
「環境問題は、環境そのものの問題でなく、人間の心の問題だ」と、なります。
こう考えると、自然をあらゆる感覚で直接体験し、自然から得た感動をわかちあうシェアリングネイチャー活動は、その心を育てる活動だと言えます。
私たちは、公益社団法人として、より大きな目的を持ちました。
"人が自然を尊重し共生していく社会"に一歩一歩近づけるように
全国の会員とともに進み続けたいと思います。
公益社団法人日本シェアリングネイチャー協会
代表理事 西澤信雄
●日本協会HPにて
西澤代表理事の挨拶(同上)および、
ジョセフ・コーネル氏からのメッセージも掲載しています。
ぜひご覧ください。
http://www.naturegame.or.jp/square/news/002242.html
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