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日本の現状「空き家問題」

2014-12-20 04:42:10 | 日記
みなさんおはようございます。
今日は空き家問題についてです。

総務省の「平成25年住宅・土地統計調査」によれば、2013年の空き家は全国で820万戸、空き家率は13.5%と過去最高を記録しました。
特に問題となるのが、空き家になったにもかかわらず、買い手や借り手を募集しているわけではなく、そのまま置かれている状態です。
例えば、親の死後、そのままにしておくケースがこれにあたります。住まなくても維持管理を行っていれば問題はないですが、放置状態が
続くと倒壊したり、不審者侵入や放火、不法投棄の危険性が増すなどの周囲に悪影響を及ぼす「空き家問題」となるのです。
空き家全体に占める割合は、2008年の35%から2013年には39%まで高まりました。地域別に見ても、三大都市圏ではその割合は31%
であるが、それ以外では46%と非常に高くなっています。
問題空き家となる背景には、人口減少・核家族が進み、親世代の空き家を子が引き継がない・市場性が乏しい・売却・賃貸できない・更地
にすると固定資産税が上がるため、そのまま放置していた方が有利などがあります。
それに対する対策として、指導、勧告、命令、行政代行を行うもので、自主撤去を促す効果も生んでいます。
ただし、所有者に辿り着かないケースや相続放棄されているケースもあり、こうした場合の対応は困難になります。
最近では、撤去費を補助する自治体も増えており、空き家管理条例を施工済の355の自治体にアンケート調査を行ったところ、撤去費を補助
していると回答した自治体は96自治体に達し、補助実績が最も多い自治体は広島県呉市で262件、総額7,000万円だったそうです。

空き家問題。最近ではTVでも取り上げられていますね。今後も注目していきたいと思います。
今日はこの辺りで失礼します。