SF好きが見るまどマギ。

深夜にまどマギの映画の後編（劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編] 永遠の物語）
がやってたのでたまたま見てた。

前編を見てなかったので、話の大筋をどうやったら理解できるだろうと考えて、あ、そうだ、
このキュゥべえとかいうヤツが何をしたいのか着目すれば、どういう話なのか理解できるんじゃないか？
ってそんな見方をしようってしばらく見てた。

そのうちそのキュゥべえから直接、その辺の具体的な説明があった。
キュゥべえの目的は“この宇宙のエントロピーが増大するにつれて宇宙のエネルギーが減っていきやがて宇宙は消滅しちゃうからそれを延命”する事らしい。凄く理屈っぽくて実に理にかなってる。楽しい。

その方法は・・・・・・“年頃の女の子の感情エネルギーは熱力学第二法則に縛られないぐらい莫大なエネルギーなので年頃の女の子を追い込んでそれを摂取する”方法らしい。凄く理屈っぽくて実に理にかなってる。凄く楽しい。
SFにおいて熱力学第二法則は厄介だしこいつのせいで永久機関とかがいつまでたっても完成しなんだよねとか思いながら見てた。

あれ？でも何で年頃の女の子の感情エネルギーは熱力学第二法則に縛られないんだ？
だっておかしいじゃないか。人間はご飯を食べてエネルギー摂取するんだから、身体に蓄積してるエネルギーを変換して感情エネルギーを生み出すなら、身体に蓄積してるエネルギーを全て感情エネルギーに変換しちゃった時点で、そもそも宇宙を延命するとか魔女を生み出す前に餓死するんじゃないか？

そんな事考えてるうちに、ほむらちゃんが時間を何度もまき戻して、キュゥべえの好きにさせるかって頑張っている。

ああ、なるほど、これはあれだ。何度も何度も時間を戻すことによってそこの時間平面がダブっていき、それを立体的に見たときに熱力学第二法則を破ってるように見えるアレだ・・・あれ？でもじゃあ最初の一回はどうやって時間をまき戻したんだ？そこはやっぱ魔法？

そんな事考えてるうちにまどマギはどんどんどんどん進んでいき、放送時間は終わった。

結局まどか達がどうやってエントロピーを凌駕したのか全然わかんなかった。結局は魔法なのか？これには続きの映画があるからそれをみればわかるのか？ああ続きの映画観たい・・・。

その時、私はハッとした。あ、私、まどマギにハマってる・・・。