古代史ファンY

日本や世界の古代史に興味があり、セミナーに参加したり訪れたりして楽しんでいます。

ひがん花

2006-09-29 21:58:44 | Weblog
すっかり秋らしくなりました。先日あまり良いお天気だったので、ひがん花(曼珠沙華)で有名な高麗の巾着田に出かけました。たくさんのひがん花が日のこぼれる林のなかに燃えていました。巾着の形に蛇行する高麗川の縁をびっしりうめていました。真っ赤なじゅうたんは壮観でした。
その後、8世紀にこの地域に移住した高句麗の高麗王若光一族の菩提寺(勝楽寺)と高麗神社まで足を伸ばしました。さわやかな秋の一日でした。

セミナー「女帝」

2006-09-26 23:30:02 | Weblog
今回はタイムリーな「古代日本の女帝」についてのセミナーでした。
古代の女帝には有名な推古天皇、皇極天皇、持統天皇、孝謙天皇など8代6人の女帝がおりました。
彼女らは特に初期においては巫女的性格が、第2には男系の皇統を保持するための中継ぎ的性格もあったが、次第に単なる中継ぎではなく、天子としての役割を果たしたのではないかという内容でした。
特に太上天皇(上皇)としての持統天皇や孝謙天皇の役割には注目すべきではないかということです。
しかし、皇太子として立てられ正当な皇位継承者として即位したのは、孝謙天皇(称徳天皇)だけで、彼女たちの真意や行動はなかなか受け入れられなかった。古代の女帝は称徳が最後になり、天武系から天智系に移っていく。
しかし、6世紀末から8世紀後半までの170年余りの間の16代(14人)のうち8代(6人)が女帝で、80年あまりの年月を天皇として統治していたのは事実なのです。そこには、女帝の果たした役割や歴史的意味がありそうです。
古代と現代では天皇の役割も違いますが、女帝について考える時参考になるのではないでしょうか。興味深く聞きました。

ロシアは大きい!

2006-09-12 16:29:06 | Weblog
お久しぶりです。今年も暑かったですね。9月上旬にかけてロシアへ行ってきました。歴史的世界遺産がたくさんあるロシアにはぜひ行きたいと思っていました。モスクワ、サンクトペテルブルグ、スーズダリ、ウラジーミル、ノブゴロドなどを回り、12世紀から19世紀までの聖堂、宮殿をたくさん見ました。エルミタージュは、建物も展示品もすごい!18世紀によくもあれほどの贅を尽くした大宮殿を造ったものだとびっくりです。ピョートル大帝の夏の宮殿の噴水がまたすごい!動力を使わずにたくさんのユニークな噴水を散りばめた豪華かな庭園がすばらしいです。エカテリーナ宮殿は、これ以上ないというくらい贅沢な大きな宮殿です。有名な琥珀の間以外も色とりどりの大理石をふんだんに使い、豪華な調度品で飾られています。その他モスクワやサンクトペテルブルグには、王朝時代の貴族の邸宅(宮殿)が博物館などとしてたくさん残っています。そしていたる所に大きなロシア正教の聖堂が堂々とドームを輝かせています。ソ連時代に放置されたり、破壊されたりしたものを近年修復したのです。今も続いています。その規模たるや、生半可ではありません。7,80メートルの塔やいくつものドームを持つすごい建物です。テレビに良く出てくるあのカラフルな聖ワシリー寺院(右上の写真)や、聖イサク聖堂など広々とした広場に堂々とそびえています。そんな遺産を見ていると、革命が起こったのも無理ないなあと思います。次回は、何枚かの写真を載せたいと思います。(文字が小さくてごめんなさい)