「筋肉痛は年をとるほど後から来る」と言われる。しかし、豪エディス・コーワン大で、大学生12人(18-25歳)、中年12人(40-55歳)、高齢者10人(65-75歳)の3グループにダンベルの上げ下げ運動の後に起こる腕の筋肉痛を調べたところ、年齢による時間の差は確認できなかった。痛みのピークは年齢差よりも個人差が大きかった。さらに、さまざまな運動で、後の筋肉痛を比較したところ、マラソンでは運動中から痛みがあったが、腕立て伏せでは運動中や直後は痛みがほとんどなかった。筋肉痛が起こる時間は、運動の種類によっても異なるようだ。年を取ると、直後に痛くなるような運動をする機会が減るのではないだろうか。