最近、霞ヶ浦のいつもの場所で鯉が釣れなくなってきた。
水温が上がり、アメリカナマズ(チャネルキャットフィッシュ)が先に餌をさらっていく。
できるだけ匂いのきつくない植物質の餌にしても、かかってしまう。
そんな時、アメナマとは違うアタリの、かなり重い魚のかけバラシがあった。
昨年スレで鱗だけが針にかかってきたあの魚がまた来ている様子。
昨年の鱗
うちが鯉釣りに使っているのは、振出しの延べ竿
簡単に言うと、リールの無い竿(笑)
そして、練り餌での浮き釣りメイン
今回は【 龍王鯉 硬調540 】を使用。
道糸4号 ハリス2号 (ナイロン)
さて。
あの魚が居る、と確信した私は、それでも冗談半分に、片方の針に練り餌、残りに足元の雑草を刺して落としてみた。
すると、練り餌だけの時より早く反応が出た。
ウキがスルスルと沈んでいく、と思ったら、今度はウキが寝た。
何故?
そ~っと持ち上げて見ると、穂先が曲がっている。
餌をくわえて移動し、ゆっくり食事中ということか。
その位置から強くアワセを入れると、うまくかかった。
竿はかなり曲がっているが、そんなに重さは感じない。鯉のように走らない。
しかし、水深4mの深場にいったん潜り、ゆっくりと浮いてきた魚体は、私の予想「小さめの草魚」ではなく、おそらくまあまあサイズの90くらい。
噂に聞いていた迫力こそないが、優雅に体をくねらせ、再び潜ろうとする。
焦ったが、見とれた。
深緑がかった背、腹にかけては青白い鱗が美しい。
時間をかけるとまずいかと思い、網入れしやすい水深50~60センチ程の浅場に誘導。
段差を越える時もわりと素直に従う。
ところが、主人に網に入れて貰った途端、先程までの穏やかな水面が爆発でもしたかのように大飛沫を上げた。
草魚は、網をぶち破って一直線に逃げていった。
ハリスは針元から切れている。一瞬の出来事だった。
翌日、替え網を買って再挑戦。
道具は同じだが、餌は2本とも草にした。
今度は細かなアタリが出てからウキが引き込まれ、主人の掛け声でアワセ。
うまくかかった。
やはり、ゆるゆると泳いでいる。
昨日は空気も吸わせずに網入れしたので、今日は少し疲れさせようと思い、強引に浮かせる。
「無理」と、見た途端思った。
何が無理かというと、網が…。
一見して昨日のよりだいぶ大きな草魚。
長さもそうだが、太い。つまり重いということ。
泳ぎはゆっくりでも、時間をかけていると時々走られそうになる。
潜るのも回転するのもいいが、真っ直ぐ泳がれれば、2号ハリスなど簡単に切れるだろう。
泳ぐ方向を変えさせ、4度空気を吸わせた。
昨日の子とは体色が違う。
背面は蒼黒く、鱗は金色っぽい。
このほうが写真で見たことのあるソウギョのイメージだ。
しかしこの魚もおとなしいし、深場から浅場への段差を嫌がらない。
鯉はここを上げようとすると嫌がって身を翻すのに。
…もうすぐ5分経つだろうか。
ギャラリーが増えてきた。
草魚は相変わらず穏やかに泳いでいるが、もしかすると、びっくりしたら暴れるかもしれない。
真上から見ている人も居るし、皆声も大きい。
主人に網入れをお願いする。
やはり、今度も暴れた。
5分位では疲れてくれないのだろう。
だが、即座に引き揚げてくれたおかげで、網を破って逃げる前に草魚は陸に。
間に合ったが網は破られていた。
買って1時間の命だった。
今度は980円の替え網じゃなく、大鯉用の糸を編んだものを買おう(そのうち)と思った。
そしてメジャーの長さも足りていない。
写真で見やすい太いメジャーは1mまでしかなかった。
それ以上の魚を釣る予定がなかったから。
でも、魚が1m以上だということが分かりやすくていいかもしれない。
細いメジャーでも測ってみる。
だいたい115cm。
ああ…ゼロが頭の向こうに。。。
大会でも全長は尾びれを閉じて測っていいんだよ(少し長くなるらしい)と、あとで教えてもらった。
でも、とりあえずメーターオーバーというだけで私には充分だ。
その後すぐ水に戻すも、草魚はぐったり斜めにプカ~
慌てた私は、尾の付け根を持って体勢を直し、前後にゆっくり何度も振ってエラに水を送ろうとした。
わりとすぐ、手がグンと引っ張られたので、離してみると・・・
草魚は自分で体勢を保ち、その場に少し留まってから、反転して深場にスゥ~と消えて行った。
尾びれを力強く振って泳いでいたところをみると、焦らなくても、そのうち自力で帰れたのだと思う。
今回、魚を抱えた写真を撮って貰うのも初めての体験。
あまり重いものを腕だけで持つことができないため、体に押しつけている。
そのせいで、服に臭いがついて、これが二度洗濯しても落ちなくて閉口した。
釣り女でプロの忍さんの助言がなければ捨てるところだった。
忍さんありがとうございます。いまはもう臭くないです(笑)
コメントは初めてですが、うちにはACDがいるので、実はけっこう前から八雲君ブログの愛読者です。今回は巨大ソウギョに黙っておれずコメントしました(笑)。
僕も長い事釣りをしていますが、実はまだウツボ以外はメーターオーバーを釣った事がありません。しかも、延べ竿でメーターオーバー。心臓がバクバク、膝がガクガクしそうですね!今度は八雲君と並べて写真撮ってください(笑)。では。
放置ブログですみません。
ACD憧れますよ。八雲ニセモノ~(笑)
バッタでも恐がる犬なので、草魚には近寄らないでしょうね。川に飛び込んで釣りの邪魔をするので留守番です。
八雲、今度ある犬の役でちょっとだけテレビに出ます。再現VTR。ってことはやっぱりニセモノ(笑)
18日放送のペット番組です。
よかったら探してみてください。
大きいですね!!
うちの主人が釣りキチ(ブラックバス)なので、釣りの話にはちょっと興味があります。
わんこの「八雲」という名前はどうしてですか?
インスピレーションか、ブチが8個あるからか、どこぞの漫画か、色々な説があります。私は名付け親ではないのです。
草魚は、このサイズがかかったのは運ですね。
近くでバス釣りしている方もいましたから、ルアーにスレる可能性もあったと思います。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。