高級旅館に一人旅が少ない理由として、<売上げ>があります。 高級旅館に一人旅プランが少ない理由はこの売上げが少なくなってしまうからです。
旅館業では提供する客室あたりの人数が多い方が利益が上がります。
これは当然ですね。
例えば、単純に計算しても大人1人2万円の旅館なら4万円、3人で泊まってくれれば6万円の売り上げになります。
実際には提供する食材の手間や調理、配膳のコストなどがあるため単純には計算できませんが、基本的には1つの部屋の人数が多い方が収益は多くなります。
だから、一人旅プランを用意していない旅館やホテルも多いです。
特に伊豆、熱海、箱根の高級宿は顕著です。
これらの地域は人気地域であり、一人旅プランを用意せずとも需要が多いからです。
一方、旅行者の需要(宿泊者)が少ない辺境地ほど一人旅プランを用意しています。
そのため、もし一人旅プランを選択して旅行へ行きたいなら、こういったやや旅行人気のない辺境地を選ぶと良いです。
そのほうが見つけやすい。
一人旅の場合の想定している<大人2人>よりも低い売り上げになってしまします。
宿も1部屋あたりの利益が落ちるだけでなく、手間(担当の仲居さんなど)は変わらずに対応する必要があります。
一人旅だからといって客室に担当をつけないわけにはいきませんし、料理を半分にすることもできません。
これが一人旅プランが高級旅館には少ない理由です。
簡単に言うと、利益と手間が合わないということです。
どうしても高級旅館の一人旅をしたいなら
ただ宿としては<稼働率を上げたい>ことが本音ですから、直前になると一人旅プランを販売することがあります。
このプランは従来の大人2人と比較すると一人当たりの金額は割高になりますが、普段泊まれない高級旅館に1人で宿泊できるため気になるならチェックすると良いでしょう。
(画像出典:relux)
まずこれが一人旅プランの価格例。
(画像出典:relux)
こちらが大人2人の料金です。
この2枚を比べると一人旅は割高だとわかります。
この宿はリーズナブルですが、他の宿ではさらに割高になることがあります。
一部の宿では一人旅プランを提供しているところもありますし、人気宿でも閑散期や直前に用意してくれることがあるので予約や公式hpを見てみましょう。
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