米Googleは6月25日、危険なWebサイトについてユーザーに警告する「Safe Browsing」機能を使って検出されたマルウェア感染サイトやフィッシング詐欺サイトの動向について、「Transparency Report」の一環として情報を公開した。
Googleによると、Safe Browsingは2006年から提供を開始し、現在では1日当たり約1万サイトについて警告を出している。同社が技術を提供している他のブラウザのユーザーも含めると、約10億人がこの機能を利用しているという。
Safe
Browsingでは、ユーザーをマルウェアに感染させるサイトや、ユーザーをだましてパスワードなどの情報を入力させようとするフィッシング詐欺サイト
を検出。今回、そうした不正サイトの動向を示す新セクションを、政府によるユーザー情報開示要請などについて報告してきたTransparency
Reportに追加した。
同リポートでは、週ごとに警告が表示された件数や、不正サイトがホスティングされている国、管理者がサイトからマルウェアを削除した後に再感染するまでの期間といった情報が参照できる。
Safe BrowsingでスキャンしたWebサイトに占めるマルウェア感染サイトの割合を国別に示す分布図を見ると、日本では27万674サイトに占めるマルウェア感染率は6%だった。これは中国(5%)や韓国(4%)、米国(2%)などに比べて高くなっている。
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