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日記「異文化交流」

2016-03-05 | 日記

卒業式シーズン、木曜日と金曜日、私は勤めている二つの日本語学校で卒業式に出席した。木曜日は中国人ばかりの学校。式終了後、卒業生たちと1時間ほど写真撮影が続いた。6時ごろ帰宅した。

金曜日はネパール人とベトナム人がいる学校だった。式が終わった後、教師とクラスの学生でパブへ行き、2時間ほど、カクテルやウイスキーを飲んだ。その後、ネパール人の学生と教師でネパールのカラオケ店へ行った。

新大久保のその店には、ネパール人の若者が百人ぐらいいた。今日、日本語学校を卒業したネパール人たちばかり。それも、私の教え子ばかりでなく、他のクラスの学生、それに、他の学校の卒業生もいた。店内にいる日本人は日本語教師が数人と店長だけ。

ネパールの文化がどんなものか今までほとんど知らなかった。

ナマステという挨拶言葉だけだった。

この日、知ったこと。ネパール人たちは本当に陽気だということ。誰もが知っている歌を何曲も歌い、踊り続けられるのだ。また、歌もダンスも上手なのだ。日本では考えられないほどだ。中には休むことなく、何時間も踊り続ける人たちがいた。もしかしたら、朝まで踊り続けられるのではないかというほどだ。エネルギーに満ち溢れている。

わたしは、シンデレラよろしく11時ごろ、別れを告げ、一人店を出た。駅に向かう途中、何とベトナム人学生の一団と出会った。ベトナム人はベトナム人で、この時間までベトナム料理店でパーティをしていたのだ。どこかへ行きましょうと誘われたが、時間が遅いことを理由に分かれた。

楽しかったものの、少し寂しさを感じた。ネパール人はネパール人の店で楽しみ、ベトナム人はベトナムの店で楽しんでいることに。

なぜなら、私は中国にいる時、日本料理店にいくことなどほとんど考えたことがなかった。逆に中国人に連れられて、日本料理店に行ったものだ。やはり、中国に行けば、中国の料理店で時間を過ごす。ベトナムに行けば、ベトナム料理店で、ネパールに行けば、ネパール料理店で楽しむ。郷に入っては郷に従えと常々考えている。

ただ、そうはいっても、今日はネパール文化の一端を知らされたと思った。エネルギッシュでこれから国全体が上昇していくような、日本にはないような一面を知って少し理解できたことをうれしく思っている。と同時に異文化交流のむずかしさを痛感した一日だった。

 


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