かいじゅうたちのいるところ

2001生怪獣「ハルドン」・2003生怪獣「ぷく」の二匹と、父母怪獣ババキラー&クッチャネの日記です。

膀胱の再生医療

2006年04月05日 | 二分脊椎
4/5付 毎日新聞

リンク先はすぐ切れますから、下にコピーを張っておきます。覚えに。

 
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ぼうこう:本人の細胞で再生、移植 米で7人が機能改善

 本人の細胞を使ってぼうこう組織をつくり、それを7人の患者に移植し低下したぼうこうの機能を改善することに、米ウェークフォレスト大(ノースカロライナ州)などのチームが成功、4日付の英医学誌ランセット(電子版)に発表した。骨や軟骨をはじめ比較的単純な組織の再生はこれまでも行われているが、ぼうこうのような臓器を本人の細胞で修復できたのは初めて。

 患者は神経機能に異常があるため、手術後も管を入れて排尿する必要があるが、2~5年の経過観察では目立った副作用もなかったという。

 移植が行われたのは「脊髄髄膜瘤(せきずいずいまくりゅう)」と呼ばれる先天性の異常が原因でぼうこうが硬くなり、頻繁に尿漏れを起こしてしまう4~19歳の患者。

 チームは、患者本人のぼうこうから採取した切手大の組織から、筋肉など2種類の細胞を分離し、まず試験管内で増殖させた。次に、生体内で分解する材料でつくったおわん形の骨組みの上で7~8週間細胞を成長させ、できた組織を本人のもともとのぼうこうに縫い合わせた。

 その結果、ぼうこうに尿をためる機能が全員で改善した。(ワシントン共同)

毎日新聞 2006年4月5日 10時15分
 
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「脊髄髄膜瘤」は、ぷくの疾患名です。
脊髄髄膜瘤と脊髄脂肪腫の併発。
「二分脊椎」の方が通りが良いので普通はこっちを使ってますが、二分脊椎というのは実は括りがグッと大きいのです。

この記事の治療は神経を正常にするわけではないから、術後もチューブを埋め込んでの排尿が必要ということで、今のぷくの状態を無症状に改善するものではありませんが、これから先、膀胱の状態如何では非常に大切な選択肢になるかもしれません。
膀胱が小さいということで、今もう硬くなってるかもしれませんしね。
かなり関係深いような。

でも、まだ先の話かも。
ウチの取ってる地元新聞は、上の文章を載せた上で、次のようなコメントを入れています。

 
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応用には時間が

山本新吾兵庫医大助教授(泌尿器科)の話
ぼうこうの再生医療は日本ではラットでの実験止まりで、人間で良好な経過が得られた成果は高く評価できる。
ただ、自然な排尿が可能なように筋肉が再生できたかどうか疑問だ。
患者に広く応用できるレベルに達するには、相当時間がかかりそうだ。

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