期末テストも通知表も、素敵に碌でもなかったハルドン。
んじゃ、まあ、小学校の時に勉強のお世話になってた系列の塾なら、入会金無料になるから、
そこに夏のお勉強に行きますか…という話をしてましたら…
「うーーー、ぷくの美術教室の所じゃん、そこ」
「そうだよ。美術教室もお勉強教室もあるんだよ」
「…同じ所に夏講に行くなら、美術教室に行きたい」
「はあ?」
話したがらないのを、騙しだまし意図を聞いてみると、
ハルドン、夏休みの終わりに学校の美術部で合宿がありましてな。
そこでいい格好したい…というほどポジティブシンキングではないか、
要は、「合宿で恥をかきたくない。だから今のうちにコッソリ練習しておきたい」
ということらしいです。
んー、さすがのネガティブシンキング。
そりゃまあ、どっちに行こうと、ウチが払うお金は同じ塾に吸収される訳ですが(ムッカー)、
んじゃ、アンタこの成績の惨状どうすんのよ。
「ぷくと同じ通信で頑張る。夏だけじゃなくて、二学期始まってもずっと続けたほうがいいでしょ」
ほー。ほー。言うたね。
というわけで、通信申し込んだら、スタート教材が段ボール箱でドサッと来てしまって、
驚愕&涙目のハルドンなのですが、
それはさておき、
そこまでして行きたがった美術教室中学生夏の6日間講座。
描いてきました。デッサンコース。6日間、四つ切り画用紙に鉛筆デッサンのみ。
高校美術科受験希望者はこのデッサンコースしか取れないのですが、
フツーの趣味として習いたい(ハルドンみたいな)子向けには、
「造形コース」つって、デッサン・水彩・クラフトを2日ずつやらせてくれるコースもあります。
「初日オリエンテーションと共通授業の後でコースを決めていいですよ」と言われてたのですが、
ハルドン、オリエンテーション前に
「デッサンコースをお願いします」と勝手に申告しやがった。
あたしゃ「まだ分かりません」でいいよ、と言っておいたのに…
…「分かりません」の生徒さんも結構いたのに…
ハルドンはいつからこんなに自分でスパンと決めるようになったのだ?
究極の優柔不断&穏便たれの筈なのに。驚き驚き。
では、作品の写真を。
一日目。静物。「空き缶とタオル」
ハ「タオルが変な風になったのよう」
ク(タオルか…サンドイッチか何かかと思った)「いやあ、缶いいねえ、何て言われた?」
ハ「缶は金属だとよく分かるって。布の柔らかさが出せるといいねって…あと薄いって」
ク「そだね、濃く描いてね(写真に撮れん)」
二日目。石膏像。これ誰かな。
「えーとね…忘れた」…もうハルドンこんなんばっか。
ク「よく分からないけど、初めてにしては形とれてるんじゃね?」
ハ「んー…うん…そういうふうなことを言われたような。
で、ここからもっとしっかり描き込もうねって。あと、薄いって」
ク「うん、濃く描こうね(これも写真に撮るのが大変そうじゃ)」
三日目。「サイコロを持った自分の左手」
ハ「頑張ったんだけど、何だかこれ、変…薬指が変なところからニュッと出てるし」
ク「…(質感がマンガの『寄生獣』を連想させるって言ったら怒るかなあ)
いや、いいと思うけど、今日も濃く描けって言われたでしょ」「うん」
「持参鉛筆の指定は2HとHBと3Bだけどさ、通常授業から受けてる人達はみんな6H~6Bを全部揃えてるんでしょ?」「うん」
「じゃあハルドンも、濃い方だけでも6Bまで揃えようよ」「えー…いい…」
四日目 静物(静物・手・石膏の中から選択)。「ビーカーとタオル」
ク「うわ、あんたまた薄いって言われたでしょ」ハ「うん」
ク「あーもう、買うよ4Bと5Bと6B!」ハ「えー…いい…」
ク「いいじゃねえ!」
というわけで、次の五日目から濃い鉛筆投入。
ここまでは写真のコントラストをムチャクチャにいじってアップしてます
(だって撮ったまま載せると見えないんだもん)が、
次からはあんまりいじらずに載せてます。
それはそうと、ここでハルドン、1つ大きな発見をします。
ハ「あのねえ、私、固い物は描けるけど、柔らかい物が描けないみたい。固くなるの」
ク「………うん…」
ハ「え?お母さん、気がついてたの?」
ク「(今まで気がつかなかったのか!)…まあ…」
ハ「どうすれば柔らかく描けるかなあ」
ク「先生に聞いてくらさい」
五日目 ほおずきを持った手(四日目と同じように3項目の中から選択)
ハ「ほおずきがミニカボチャになっちゃった。やっぱり固いよう」
ク「いや?ほおずきに見えるよ?」
ハ「そかな。あ、今日は腕の影の付け方を変えてみたら褒められた」
ク「ああ、前の時はダーッと縦に塗ってただけだったもんね。
今回は鉛筆入れる角度を工夫して、面で捉えてみたんだね。これ自分で工夫したの?」
ハ「うん♪」
ク「だから褒められたんだね(でもやっぱり寄生獣に見える)」
ハ「次はよく見て関節をつけようと言われた」
ク「そだね(関節つけてもたぶん寄生獣だよなあ)」
六日目 石膏…マルス?かな?(ハルドンやっぱり「忘れた」って。トホホ)
ヨレヨレで帰ってきて
「今日はダメ。最終日なのにものすごく不本意。
どうやり直しても変になっちゃってどうしようもない。
…うまくいかないとものすごく疲れるね。しんどくて仕方ないよ」
と、バッタリ倒れて寝てしまいました。
その様子があまりに気の毒だったので
「パンツかぶってるみてぇ」というのは言わないでおきました。
なんて優しいわ・た・し。
以上。六日間鉛筆デッサン三昧でした。
取りあえず普通に写真に撮れる程度には濃く描けるようになってよかった。
あと、この記事を読み返してみると、
クッチャネは、傷つきやすい子どもの絵の鑑賞者としては最低最悪だということがよく分かったので、
以後ウッカリしたことを言わないよう、口にしっかりとチャックをして、
ニコニコと見るだけにします。
んじゃ、まあ、小学校の時に勉強のお世話になってた系列の塾なら、入会金無料になるから、
そこに夏のお勉強に行きますか…という話をしてましたら…
「うーーー、ぷくの美術教室の所じゃん、そこ」
「そうだよ。美術教室もお勉強教室もあるんだよ」
「…同じ所に夏講に行くなら、美術教室に行きたい」
「はあ?」
話したがらないのを、騙しだまし意図を聞いてみると、
ハルドン、夏休みの終わりに学校の美術部で合宿がありましてな。
そこでいい格好したい…というほどポジティブシンキングではないか、
要は、「合宿で恥をかきたくない。だから今のうちにコッソリ練習しておきたい」
ということらしいです。
んー、さすがのネガティブシンキング。
そりゃまあ、どっちに行こうと、ウチが払うお金は同じ塾に吸収される訳ですが(ムッカー)、
んじゃ、アンタこの成績の惨状どうすんのよ。
「ぷくと同じ通信で頑張る。夏だけじゃなくて、二学期始まってもずっと続けたほうがいいでしょ」
ほー。ほー。言うたね。
というわけで、通信申し込んだら、スタート教材が段ボール箱でドサッと来てしまって、
驚愕&涙目のハルドンなのですが、
それはさておき、
そこまでして行きたがった美術教室中学生夏の6日間講座。
描いてきました。デッサンコース。6日間、四つ切り画用紙に鉛筆デッサンのみ。
高校美術科受験希望者はこのデッサンコースしか取れないのですが、
フツーの趣味として習いたい(ハルドンみたいな)子向けには、
「造形コース」つって、デッサン・水彩・クラフトを2日ずつやらせてくれるコースもあります。
「初日オリエンテーションと共通授業の後でコースを決めていいですよ」と言われてたのですが、
ハルドン、オリエンテーション前に
「デッサンコースをお願いします」と勝手に申告しやがった。
あたしゃ「まだ分かりません」でいいよ、と言っておいたのに…
…「分かりません」の生徒さんも結構いたのに…
ハルドンはいつからこんなに自分でスパンと決めるようになったのだ?
究極の優柔不断&穏便たれの筈なのに。驚き驚き。
では、作品の写真を。
一日目。静物。「空き缶とタオル」
ハ「タオルが変な風になったのよう」
ク(タオルか…サンドイッチか何かかと思った)「いやあ、缶いいねえ、何て言われた?」
ハ「缶は金属だとよく分かるって。布の柔らかさが出せるといいねって…あと薄いって」
ク「そだね、濃く描いてね(写真に撮れん)」
二日目。石膏像。これ誰かな。
「えーとね…忘れた」…もうハルドンこんなんばっか。
ク「よく分からないけど、初めてにしては形とれてるんじゃね?」
ハ「んー…うん…そういうふうなことを言われたような。
で、ここからもっとしっかり描き込もうねって。あと、薄いって」
ク「うん、濃く描こうね(これも写真に撮るのが大変そうじゃ)」
三日目。「サイコロを持った自分の左手」
ハ「頑張ったんだけど、何だかこれ、変…薬指が変なところからニュッと出てるし」
ク「…(質感がマンガの『寄生獣』を連想させるって言ったら怒るかなあ)
いや、いいと思うけど、今日も濃く描けって言われたでしょ」「うん」
「持参鉛筆の指定は2HとHBと3Bだけどさ、通常授業から受けてる人達はみんな6H~6Bを全部揃えてるんでしょ?」「うん」
「じゃあハルドンも、濃い方だけでも6Bまで揃えようよ」「えー…いい…」
四日目 静物(静物・手・石膏の中から選択)。「ビーカーとタオル」
ク「うわ、あんたまた薄いって言われたでしょ」ハ「うん」
ク「あーもう、買うよ4Bと5Bと6B!」ハ「えー…いい…」
ク「いいじゃねえ!」
というわけで、次の五日目から濃い鉛筆投入。
ここまでは写真のコントラストをムチャクチャにいじってアップしてます
(だって撮ったまま載せると見えないんだもん)が、
次からはあんまりいじらずに載せてます。
それはそうと、ここでハルドン、1つ大きな発見をします。
ハ「あのねえ、私、固い物は描けるけど、柔らかい物が描けないみたい。固くなるの」
ク「………うん…」
ハ「え?お母さん、気がついてたの?」
ク「(今まで気がつかなかったのか!)…まあ…」
ハ「どうすれば柔らかく描けるかなあ」
ク「先生に聞いてくらさい」
五日目 ほおずきを持った手(四日目と同じように3項目の中から選択)
ハ「ほおずきがミニカボチャになっちゃった。やっぱり固いよう」
ク「いや?ほおずきに見えるよ?」
ハ「そかな。あ、今日は腕の影の付け方を変えてみたら褒められた」
ク「ああ、前の時はダーッと縦に塗ってただけだったもんね。
今回は鉛筆入れる角度を工夫して、面で捉えてみたんだね。これ自分で工夫したの?」
ハ「うん♪」
ク「だから褒められたんだね(でもやっぱり寄生獣に見える)」
ハ「次はよく見て関節をつけようと言われた」
ク「そだね(関節つけてもたぶん寄生獣だよなあ)」
六日目 石膏…マルス?かな?(ハルドンやっぱり「忘れた」って。トホホ)
ヨレヨレで帰ってきて
「今日はダメ。最終日なのにものすごく不本意。
どうやり直しても変になっちゃってどうしようもない。
…うまくいかないとものすごく疲れるね。しんどくて仕方ないよ」
と、バッタリ倒れて寝てしまいました。
その様子があまりに気の毒だったので
「パンツかぶってるみてぇ」というのは言わないでおきました。
なんて優しいわ・た・し。
以上。六日間鉛筆デッサン三昧でした。
取りあえず普通に写真に撮れる程度には濃く描けるようになってよかった。
あと、この記事を読み返してみると、
クッチャネは、傷つきやすい子どもの絵の鑑賞者としては最低最悪だということがよく分かったので、
以後ウッカリしたことを言わないよう、口にしっかりとチャックをして、
ニコニコと見るだけにします。
おう、大きい壁として立ちはだかってください。
>八ちゃん
てへ。( )の中の感想が最低最悪なのですが。
全部言うとハルドン泣くと思います。
アドバイスは…素人が変なこと言ったら悪影響だと思うと言えなくて。
でもポロっと要らないことを言ってしまうんですよねー。
よく話を聞いてあげるし アドバイスや感想も言ってあげて子供は嬉しいと思いますよ
絵も、もうお父ちゃんを追い越したねえ。
将棋では、プクはお父ちゃんを追い越したし、もっと壁になれるように頑張らなくちゃ。