みなさま、こんにちは。 たらです。
中国人って 本 好きです。
人民たちが多く住む小区には道端に新聞が何紙も張られた壁新聞とでもいうのかな? 購読コーナーがあるんだけどそこにはいつも人がいっぱいいて、みんな真剣に呼んでいるし、 出稼ぎのおじさんも本を読みながらリヤカーを漕いでいたりします。
東郊の批発市場 ( 卸売市場 )で。 足 疲れないのかなあ。
昨日、本の批発市場に行ってきましたー。 ここは3階建ての建物内にものすごい数の本会社が各ブースで入っていて全て定価の2割引きで買えちゃうの。 一般の雑誌から専門書までほんとにすっごい数の本が天井まで積み上げられているのだ。
私の中国語勉強用の
世界著名童話
お話CD付きで上下2冊セットで29,8元 が2割引き。
今のご時世、付くとしたらCD or DVD っていうのに、なんで中国語教材のはいまだにカセットなのかしら? そのためだけにプレーヤーが必要でわずらわしんですけど。
中国って教育熱心なだけにもう子供用の本もすっごくいっぱいあった。 でも3歳~向けのにはどれも必ずちょっとお勉強の要素が含まれているの。 遊び+ちょっと考えてみようね、って感じ。 ただ塗るだけ~とかいうのは2歳向けくらいまで。
たとえば絵本でも 蛇口の絵が4つ並んでてお水が出ている絵なんだけど それぞれ水量がちがうのね、で、いちばん早く溜まるバケツは赤に塗りましょう。 いちばん遅いのには黄色に塗りましょう。 とか。
あとさすが中国
子ども向けのでもつっこみどころがいっぱい。 あるシール本で5匹の動物がいてそれぞれお尻をむけているんだけど、それぞれにあった
う○ち のシールを貼りなさい。 とか
。 で、シールページのところには各種各様の大きさのう○ちが。。。 日本のだったらきっとどの動物がいちばん果物食べるでしょう? とかだと思うんだけど。
あと粘土の本を見ていたら、いろいろ中国チックなものが。 パンダはもちろん、卓球のラケットとか。 バトミントンの羽 ( ラケットはなかったよ )とか。 あとはこんなものも。
囲 碁 ( 渋いっ
)
爆 竹 春節にはかかせないもんね。
あとね、塗り絵で不思議だったのがやたら戦闘物がいっぱいあった。 戦車 & 大砲 のほかにも
戦闘銃や
地雷とか
う~ん、不思議。
とにもかくにも中国の子供むけ本&教材の豊富さにびっくりした。 内容もきめ細かく、とても多角的な感じ。 日本も今はこんな感じなのかしら?
子どもオリンピックでもあらゆる科目で一位を独占したりする中国は 小学生低学年のうちに全国一斉テストをして、そのうち各科目トップ30人を全国から集めて英才教育をするシステムが整っているくらいだから、こういったテキストもかなりいろいろ考えて作られているんだと思う。 幼稚園 or 小学校の先生らしき人たちも熱心に教材探しに来ていたよ。
でもこの本の批発市場のすぐ南には自動車関係の中等専門学校があるんだけど、ちょうど授業が終わったあとらしく生徒がいっぱい出てきてた。 みんな校門を出てきたとたんに煙草を吸ってた。
( このあたりは中心からちょっと外れてるので警察も全然いない ) もちろんみーんな10代。 で、日本ほど割り勘しないだからかこんな子どもたちまで1人が煙草を買ってみんなにあげてた。 まあ持ち回りなのかもしれないけど。 ずるずるした学校ジャージ姿でずるずる歩いていたよ。 どの国もそうだけど豊かになるとかならず子どもには負の面が出てくるね。 そしてどんどん色んな差がついてきて、ほんのひとにぎりの人間が国を動かしていくんだよね。