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24/8/20㈫18:43[146.58]実績のあるヘッジファンドがエヌビディア[NVDA]を売却し、代わりにブロードコム[AVGO]に投資

2024-08-20 18:39:44 | 米国株

実績のあるヘッジファンドがエヌビディア[NVDA]を売却し、代わりにブロードコム[AVGO]に投資_モトリーフール米国本社、2024年8月18日 投稿記事より

  • 高い実績のあるヘッジファンド・マネジャーが第2四半期にブロードコム[AVGO]に投資
  • エヌビディア[NVDA]:株式分割を実施して売られているAI銘柄
  • ブロードコム[AVGO]:株式分割を実施して買われているAI銘柄

高い実績のあるヘッジファンド・マネジャーが第2四半期にブロードコム[AVGO]に投資

人工知能(AI)ブームの申し子である半導体メーカーのエヌビディア[NVDA]は、株主に驚異的なリターンをもたらしています。急騰する株価をリセットするために、2024年6月に1対10の株式分割を実施したほどです。

そうした中、複数のヘッジファンド・マネジャーが第2四半期にエヌビディアのポジションを縮小し、その売却益を同業のブロードコム[AVGO]の購入に充てました。ブロードコムもまた、1対10の株式分割を最近実施したばかりです。

・ミレニアム・マネジメントのイスラエル・イングランダー氏は、エヌビディア株67万6,242株を売却し、持ち分を5%減らしました。一方で、ブロードコムの持ち分を55%増やし、同氏のポートフォリオの中で8番目に大きなポジションとしました(オプションを除く)。

・シタデル・アドバイザーズのケン・グリフィン氏は、エヌビディア株920万株を売却し、持ち分を79%も減らした一方で、ブロードコムの持ち分を64%増やしました。これにより、ブロードコムは同氏にとって10番目に大きなポジションとなりました(オプションを除く)

D.E.ショーのデービッド・ショー氏は、エヌビディア株1,210万株を売却し、持ち分を52%減らしました。その一方で、ブロードコムの持ち分を229%も増やし、今では7番目に大きなポジションとなっています。

これら3名のマネーマネジャーが運用するヘッジファンドはいずれも、運用開始以来のネットリターンが最高クラスのファンドです。そのため、イングランダー氏、グリフィン氏、ショー氏が行うトレードは注目されています。以下では、エヌビディアとブロードコムについて深掘りしてみましょう。

エヌビディア[NVDA]:株式分割を実施して売られているAI銘柄

エヌビディアの画像処理装置(GPU)は、専用のハードウェアとソフトウェアを組み合わせることで3DグラフィックスやAIアプリケーションといった複雑なワークロードの高速化を可能にする、アクセラレーテッド・コンピューティングにおける絶対的基準です。エヌビディアは、ワークステーション向けGPUで95%超、データセンター向けGPUで90%超の市場シェアを占めています。さらに重要なことに、同社は現在、AI向け半導体売上の80%超を占めています

エヌビディアの成功には、ソフトウェアのエコシステムが確立されていることが大きく寄与しています。同社のCUDAプラットフォームには、科学計算、データサイエンス、機械学習といったさまざまな分野のモデルの訓練やアプリケーションの開発を効率化するための、数百ものソフトウェアライブラリ(ビルディングブロック)が含まれています。CUDAのエコシステムは20年近く前から開発が続けられているため、エヌビディア製GPUは、特にAI関連など、アクセラレーテッド・コンピューティングを用いるアプリケーションの開発者にとって絶対的な選択肢となっています。

CFRAのアンジェロ・ジーノ氏は、エヌビディアが「今後10年間の現代文明において最も重要な企業になる」と考えています。ここに重要なポイントが含まれています。第2四半期にエヌビディアのポジションを縮小したとはいえ、先に述べたヘッジファンド・マネジャーのうち2人は、依然としてエヌビディア株を大量に保有しています。オプションを除くと、エヌビディアは、イングランダー氏のポートフォリオの中で5番目、ショー氏のポートフォリオの中で3番目に大きなポジションを占めています。

8月28日に決算発表を控えており、またBlackwell GPUの出荷が3ヶ月遅れると報じられたことにより、エヌビディアの株価は短期的に不安定になる可能性があります。Blackwell GPUは、従来のHopperアーキテクチャと比べてはるかに高速なAIの訓練と推論を可能にするもので、年内に出荷が予定されていました。経営陣は、決算発表の際に最新状況について説明するとみられ、内容次第で株価が大きく動く可能性があります

とはいえ、Blackwell GPUはいずれ出荷されるはずで、エヌビディアは、企業がAI関連の支出を増やした場合に恩恵を受ける理想的な位置にいます。ウォール街では、同社の利益が今後3年間で年率37%増加すると予想しています。この予想に基づくと、株価収益率(PER)73倍という足元のバリュエーションも比較的妥当なものに見えてきます。PER÷1株当たり利益(EPS)成長率で算出されるPEGレシオは2倍となり、過去3年の平均値である3.1倍を大幅に下回ります。

エヌビディア株に関心があるなら、最初は小さなポジションから始めると良いかもしれません。8月末の決算発表で株価が下落したら、買い増しを検討すると良いでしょう。

ブロードコム[AVGO]:株式分割を実施して買われているAI銘柄

ブロードコムの事業は、半導体ソリューションとインフラストラクチャー・ソフトウェアに分かれており、同社は両分野で強い存在感を示しています。半導体ソリューション事業では、ネットワーキング向け半導体と、AIのような特殊なユースケース向けのカスタムチップである特定用途向け集積回路(ASIC)の分野で市場リーダーです

インフラストラクチャー・ソフトウェア事業では、ブロードコムの子会社であるVMウェアが、サーバー仮想化ソフトウェアとハイパーコンバージド・インフラストラクチャーの市場をリードしています。ハイパーコンバージド・インフラストラクチャーとはソフトウェア定義プラットフォームを指す用語で、仮想化されたコンピュート、ストレージ、ネットワーキングを組み合わせることで、企業が物理的インフラを効率的に利用できるように支援します。フォレスター・リサーチ[FORR]はブロードコムについて、クラウドコスト管理ソフトウェアのリーダーとしても評価しています。

ネットワーキング向け半導体におけるリーダーシップもブロードコムの利益にプラスに寄与するとみられますが、特に大きな勢いが見込まれるのが特定用途向け集積回路(ASIC)です。現在、AI向け半導体に占めるASICの割合は10%未満ですが、モルガン・スタンレー[MS]の予測では、今後5年間でこの割合が30%に達する可能性があります。これは、AIコンピューティングにおいてASICがGPUからシェアを奪うことを意味します。ゴールドマン・サックス[GS]のアナリストは最近、「エヌビディアと並んで、ブロードコムも現在進行中のAIインフラの構築にとって重要なピースである」と述べています

今後について、ウォール街はブロードコムの非GAAPベースEPSが2026年にかけて年率21%で成長すると予想しています。この予想に基づくと、PER37.8倍という足元のバリュエーションは妥当な水準に見えます。忍耐力のある投資家であれば、小さいポジションでブロードコムの購入を検討する価値があるかもしれません。

免責事項と開示事項  記事は一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Trevor Jennewineはエヌビディアの株式を保有しています。モトリーフール米国本社はゴールドマン・サックス・グループ、エヌビディアの株式を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社はブロードコムの株式を推奨しています。モトリーフールは情報開示方針を定めています

エヌビディア[NVDA]を手仕舞いしたドラッケンミラー氏が保有する上位10銘柄石原 順様記事抜粋<

ドラッケンミラー氏が運用するファミリーオフィス、デュケーヌ・ファミリーオフィスが、引き続きAI関連銘柄の保有を削減していることが分かった。

8月14日にデュケーヌがSEC(米国証券取引委員会)に開示した資料によると、前四半期(1-3月期)に111万株保有していたマイクロソフト[MSFT]の株式を64%削減した他、前四半期に再投資し、約6万株を保有していたメタ・プラットフォームズ[META]については、今四半期に持分を全て手放した。

前四半期に保有を7割削減させたエヌビディア[NVDA]については、6月末時点の保有株数は21万株と3ヶ月前に比べて4万株ほど増加している。ただし、エヌビディアは6月10日に1:10の株式分割を実施している。このため、6月末のデュケーヌが保有するエヌビディアの株式数は増えているが、分割を考慮しなければ保有株数は9割弱減少している

以前からドラッケンミラー氏はAIについて、「私のような年寄りでも、それが何を意味するのか理解できた」と述べ、AIブームはインターネットよりも大きな可能性を秘めた「見たこともないようなメガトレンドだ」と述べている。また、エヌビディアの売却については、「ちょっと休みたいんだ。私たちはとんでもない成功を収めた。私たちが認識したことの多くは、今や市場によって認識されるようになった」と語っていた。

この他、2024年4-6月期はゼネラルモーターズ[GM]やステランティス[STLA]、またウェスタン・デジタル[WDC]等を含む28銘柄を売却した。その中には3月末時点で保有のトップであったiシェアーズ ラッセル 2000 ETF[IWM](ベンチマーク:Russell 2000インデックス)のコールオプションも含まれる。

米国の中小型株で構成されるラッセル2000は、2021年後半に記録した最高値に近づくことができず出遅れが鮮明だったが、6月末時点でも株価は低空飛行を続けており、早々に手仕舞いしたものと思われる。

デュケーヌ・ファミリーオフィスの2024年6月末時点の上場株式ポートフォリオを評価額順にまとめると、トップは光学材料および半導体メーカーのコヒレント[COHR]で、以下、韓国のEC大手クーパン[CPNG]、エネルギーのビストラ・エナジー[VST]、テキサス州オースティンに本拠を置く臨床遺伝子検査会社ナテラ[NTRA]と、時価総額にして100-400億ドル程度の比較的中規模の会社により多くの投資を振り向けていることが特徴のひとつ

デュケーヌ・ファミリーオフィスが保有する上位10銘柄(2024年6月末時点)

出所:フォーム13Fより筆者作成
ドラッケンミラー氏のポートフォリオでもうひとつ特筆すべきは、米国市場に上場するアルゼンチン企業のADR(米国預託証券)を買い入れていることだろう。アルゼンチンのブエノスアイレスを拠点とするエネルギー企業YPF ADR [YPF]やアルゼンチンを拠点とするユニバーサルファイナンシャルサービス企業のグルポ・スーパービエル[SUPV]、アルゼンチン国内で2番目に大きい民間銀行のバンコマクロ[BMA]、ブエノスアイレスに本社を置く電子商取引のメルカドリブレ[MELI]を保有
いずれのアルゼンチン銘柄も直近では上値が重いものの、年初来の上昇率はYPF ADRで7割、グルポ・スーパービエルとバンコマクロはいずれも2倍以上、メルカドリブレは約30%

ビッグデータ分析などのソフトウェアを提供するパランティア・テクノロジーズ[PLTR]だ。8月6日引け後に発表した2024年第2四半期(4-6月)の業績は、売上高が前年同期比27%増の6億7800万ドル、純利益は4.8倍の1億3400万ドルと市場予想を上回った。

パランティア・テクノロジーズのアレックス・カープCEO(最高経営責任者)は、「事業拡大ペースは着実に加速しており、さらに発展させる前例のない機会が到来すると考えている」と述べたという。

パランティア・テクノロジーズはオープンAIの創設にも関わっている著名投資家、ピーター・ティール氏を中心に2003年に創業され、創業当時から米軍、国防総省、FBI(連邦捜査局)、CIA(中央情報局)などといった政府関連機関を顧客に抱え、機密案件を扱っていることから謎につつまれている部分も多かった。

古い記事になるが、2020年8月24日付けのビジネス+ITの記事「パランティア(Palantir)とは?ピーター・ティール設立企業に富士通らも出資のワケ」によると、実際、パランティア・テクノロジーズが最初に大口の資金調達を行ったのは、CIAが運営する非営利型のベンチャーキャピタル「In-Q-Tel」だった。また、アメリカ同時多発テロ以降のテロ対策においては、パランティア・テクノロジーズの技術が用いられてきたという噂

8月8日にはマイクロソフト[MSFT]との提携を発表した。米防衛・諜報機関に機密任務用のAIソフトを販売するという。両社が販売を目指しているAI製品は、パランティア・テクノロジーズの分析ソフトとマイクロソフトの防衛・諜報機関向けクラウドサービスを統合したソフトウェアで、マイクロソフト傘下のオープンAIの言語モデル「GPT4」を含むAIツールが採用されるそうだ。

SaaS型ビジネスに取り組む企業を評価する基準に、成長の健全性を示す指標として「40%ルール(Rule of 40%)」というものがある。売上成長率と営業利益率の和が40%を超えていると健全であるとして、1つの目安として用いられており、以下の数式で求められる。

前年同期比売上成長率(%)+ 営業利益率(%)≧ 40(%)

バンコマクロ [BMA

出所:トレードステーション

sbi様順位

銘柄名・ティッカー

最低投資金額(概算)

1

エヌビディア(NVDA)

19,200円

2

イーライ リリィ(LLY)

135,600円

3

テスラ(TSLA)

32,800円

4

スーパー マイクロ コンピューター(SMCI)

91,700円

5

パランティア テクノロジーズ A(PLTR)

4,800円

※8/12~8/16の週間ランキング(売買代金ベース)sbi様記事抜粋<
※株価は8/19終値を参照、1ドル147円で計算、100円未満切り上げ。ウーバー テクノロジーズ(UBER)イーライ リリィ(LLY)アマゾン ドットコム(AMZN)GE エアロスペース(GE)ネットフリックス(NFLX)を選んで今週の5銘柄

 

日経平均
15:15 
38,062.92
+674.30
NYダウ
17:14 EST
40,896.53
+236.77
米ドル/円
19:30 
146.36
-0.19
ユーロ/円
19:30 
162.15
-0.32
 

sbi社週間売買代金ランキング

  外国株式        
売買代金      
順位 前週比 ティッカー 銘柄名 業種
1 NVDA エヌビディア ゲーム機器用半導体メーカー
2 LLY イーライ リリィ 米国医薬品大手
3 TSLA テスラ シリコンバレーの電気自動車メーカー
4 SMCI スーパー マイクロ コンピューター 企業IT、データセンター、クラウドコンピューティングを開発・提供するコンピュータシステムメーカー
5 PLTR パランティア テクノロジーズ A ソフトウェア開発会社
6 MSFT マイクロソフト ソフトウェア・情報処理サービス
7 META メタ プラットフォームズ A ソーシャルネットワークサービス(SNS)運営大手
8 NEW! AMD アドバンスト マイクロ デバイシズ 半導体(マイクロプロセッサー)大手
9 AAPL アップル パソコン、コミュニケーション機器等の製造販売
10 MSTR マイクロストラテジー A ビジネス・インテリジェンス・ソフトウエアと関連サービスを提供しているソフトウエア会社。


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