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あらまぁハラダさん,災難でしたね

2007年11月20日 | 時事
マクドナルド会長らから7千万詐取、元IT関連社長を逮捕(読売新聞) - goo ニュース

 あらまぁハラダさん,災難でしたね。……このヒトは昔アップルコンピュータ社の社長だったので面識があるのだ。最後に会ったのはいつだったか,「マクドナルドで新製品開発のため試食をするのですっかり太っちゃったよ」と言っていたが,5,000万円も騙し取られちゃちったぁ痩せたかも知れぬ。

 騙し取った方のハヤシ容疑者というのも「コンピュータ関連会社を経営しており」というからもしかしたらオレ,どっかで名刺交換くらいはしているかも知れぬ。49歳といえばそれほど歳も離れてないしな。

 それにしても「証券会社からファンドの仲介を依頼され」ると,ホントに「お土産玉」とかいう利回りがつくもんなんだろうか。つうか,それが正規の仕事なら「仲介料」という名目で落ちそうに思えるのに,それを「利回り」で払うということはつまり,仲介ナシで投資する人たちの利益の上前をかすめてるってことになるんぢゃないの?

 まぁ最近流行の「振り込め詐欺」は別として,基本的に詐欺というのは「カモの『ズルでもいいからオレだけは得したい』という気持ちにつけ込んで金を騙し取る」のが王道なので,そういう意味では正統派。裏を返せばビジネスマンとして勇名を馳せてきたハラダさんをして,証券会社に対してはそういう「仲介者に『お土産玉』と称して裏金めいた利益を供与するくらいのこたぁやってる」というイメージを持っていたわけだ。

 以前「プログラマを笑え!」という本にこう書いた。

「確かに世の中にはうまい話というのが実際にあり,不労所得をカッポリ手に入れてうひゃらうひゃらとなっているヒトがいないわけぢゃない(ような気はする)。だけど,オレのもう短いとは言えない人生経験から言って,そういうチャンスというのはキミやオレには絶対に回ってこないと思うよ」

 日本マクドナルドの会長にまでなったんだから,オレのところにはそういう話が回ってきてもおかしくないよな,とハラダさんは思っちゃったのだろうか。……人間の業ってのはつくづく深いもんですな。



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