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おいおい,自分の「認識違い」は棚上げか

2007年07月02日 | 時事
「厳に慎んでもらいたい」 首相が久間防衛相に(朝日新聞) - goo ニュース

 おいおい,自分の「認識違い」は棚上げか。アベ総理はキュウマのこの発言に対して当初,「米国の(当時の)考え方について紹介したと承知している」と承知(笑)したうえ,「問題ないと認識して」たんぢゃなかったっけ?

 それが国民の怒りとキュウマの「撤回」を受けて突然「厳に慎んでもらいたい」と一転し,それでも罷免しないという部分だけは変わらない。まるで「罷免しません」という穴があって,そこに差し込んだ団扇をひらりと裏返しただけみたいぢゃないか。

 オレが知りたいのは,アベの「米国の(当時の)考え方について紹介した」という見方……というか曲解というか,屁理屈がどっから出てきてどこへ消えちまったのかということである。

 だってそうでしょ? 

 前にも書いたように,当時だけでなく現在もそうであるところが違ってるとは言え「米国の考え方」がキュウマが言った通りなのは間違いのない話である。それを紹介したんだとしたら別にそれは撤回したり陳謝したり反省する必要なんかあるまい。

 こう言ったらなんだが,こういうその場しのぎというか場当たり的な発言をし,あとから訂正もしないでそのまんまだからアベの発言はカルく受け取られるのである。つまりは全然信用されないのだ。

 またキュウマもキュウマで,せっかく首相が自分をかばってああ言ってくれてるんだから「あれは米国の(当時の)考え方を紹介したつもりの発言だったがそうは聞こえなかったみたいで失礼した」とか傲然としてればまだそれなりなんだがな。

 なんつうか……参議院選挙が小学生のクラス委員選挙みたいに思えてきちまったよ,オレは。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ベータバージョン (rinsho)
2007-07-03 14:55:22
「安倍晋三」は β version だから“しょうがない”のかな……と。
http://www3.s-abe.or.jp/
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