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Nothing Upstairs

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そもそもそこで食えないから派遣労働をしてたんぢゃないのか

2009年01月09日 | 時事
農水省:農山漁村に人材派遣 失業者受け皿にも

失礼ながら「ばっかぢゃないの?」と思った。そもそも農山漁村で働く人が少なくなったのはそこぢゃ食っていけないからではないか。なぜ地方が過疎にあえぎ,県庁所在地でも商店街がシャッター・ストリート化してるのか,なんにも分かってないのか農林水産省は。

そりゃ中には,親も無産階級で「後を継いで耕せる田畑があれば,故郷に帰って従事できる家業があれば都会で派遣労働などに就かない」と思っているヒトもいるかもしれない。

しかし地方都市で「派遣切り」された多くのヒトは,そもそも「先細りの第1次産業から脱却するべく誘致された企業の工場」で働いていたのであり,もともとの第1次産業に彼らの労働を必要とし,また食わせて行けるだけの収益性があるのならなんで助成金まで用意して工場の誘致なんかしたんだね?

いやそれは農林水産省の仕事ではなく,まぁいわゆる縦割り行政の弊害ですな,という声が聞こえてきそうだが,この「縦割り行政の弊害」というのも実はオレが中学生のことからさんざん言われてきたことであり,つまりは30年もかかってその弊害をなんとかできてないわけで,それはやっぱり難しいんぢゃなくてやる気がないんでしょうとそう思うよな,普通のヒトは。

都市にあふれる失業者たちをとりあえず農村漁村に送り込んでしまえば,役所の目と鼻の先の日比谷公園のベンチで彼らの視線を浴びることなく昼寝ができると,そのくらいの思いつきだな,どうもこれは。



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