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ハトヤマは友達自慢をする大学生か

2007年10月30日 | 時事
「友人の友人はアルカイダ」 鳩山法相、外国人記者らに(朝日新聞) - goo ニュース

「なんだか,友達自慢をしてる大学生みたいだな」とまず思った。今のコはどうか知らぬが,オレがその年ごろだった1980年代始め頃の大学生には結構こんな感じの自慢話をするヤツがいたのだ。

「オレの友達でパチンコの稼ぎだけで海外旅行へ行ったヤツがいるんだよ」(当時のパチンコは今ほどインフレぢゃなかったし,為替レートは1ドル250円くらいだった)「へぇ,それはすごいな」……とこれで済めばいいが,必ず「パチンコでそんなに儲かるわけないだろ,そいつの名前とかどこのパチンコで勝ったとか知ってるのかよ」と突っ込むヤツがいて,「いや,友達も友達なんでくわしいことは知らないんだけど」とトーンダウンする。そういう経験ないっすか?

 まぁそういう話をしたからってそれでそいつの信用が著しく落ちるわけぢゃない(もともと大学生ごときに「信用」なんてない,とも言える)。効果があるかどうかは別として,「友人・知人を持ち出して実際以上に自分を大きく偉く見せたい,その場で一目置かれたい」という気分はあの年ごろの若者に共通のものだし,いちいち誰の友達がどうしたなんてことを覚えてられるほど暇でもなかったしね。

「知人を5人辿れば世界中のヒトは知り合いだ」という話がある。6人という説もあるらしい。例えば46歳になった人間が平均で何人くらいの「知人」を持つものなのか,そういう調査があるのかどうかさえわからないが,仮にこれを100人とすれば5人を辿った人的ネットワークの規模は100 x 100 x 100 x 100 x 100となり,現在の地球の人口を大きく超える。こんだけいればかなりの重複を見込んでも「世界中が知り合い」である可能性は,あるよね。

 そしてとにかく政治家というのは顔が広い。オレが年間にやり取りする名刺の枚数はせいぜい50枚だが,彼らだったらその100倍くらいはありそうだ。チョウの愛好家仲間とか言ってるが,国会議員を長く務め,現職の法務大臣であるハトヤマだったら別ルートで辿っても2パスか3パスくらいでアルカイダのメンバーに辿り着いても不思議はあるまい。

 が,それと自分が「中心部は爆破するから近づかないようにとアドバイスを受けていた」と発言するのとは別問題,しかもそれをアトになって「友人に聞いた話で、私が発生前に爆破計画を知っていたということではない」と訂正するなんて冒頭の大学生と大差ない。ほんで,46歳になったオレはもう大学生ではないので,自分と同年配かそれ以上の年齢の人物がそういうことを言ったらさすがにそれを忘れやしないし,金輪際彼を信用することはできない。ましてやそれが政治家だったらなおさらだ,そうでしょ?



 


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