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ネットの「楽して儲かる」広告にホンモノなんざないぞ

2008年07月07日 | 時事
成功報酬型のネット広告、「詐欺まがい」と苦情も急増(読売新聞) - goo ニュース

 いや確かに詐欺まがい……ちうか詐欺そのもんだと思うし,なによりこの記事を出してる「gooニュース」のページにスポンサーリンクとして「ここで話題になってるのはこれとちゃうか?」と思うような(具体的な文面に関しては自粛するけどさ)広告が踊ってるのも問題だろうさ。だけど……もしこの読売新聞が書いている「神奈川県内の会社員女性(43)」ちうのが実在の人物だとしたら,可哀想だけど同情はできない。

 だってそうでしょ? 体調を崩し,ローン返済で困っているネットで「初心者の私でも月収98万」「これで借金生活から脱出できました」という広告を見つけ,ついふらふらと1万円を払ってしまった。ここまではいい……いいってのも変か。わからないではない。

 が,だ。そうして入手したブツの中身が「広告メールをクリックしてポイントを集め換金する」という糞の役にも立たないものであったにも関わらず,なんでその後約60万円もの金を同じような話に突っ込むんだね? 冷たいようだがそれは愚かとしか言いようがないでしょ。いつかホンモノの儲け話にぶつかって,今までの投資を回収できたうえ大儲けできるとでも思っていたのか。

 このテの情報商材(と称するもの)を売りつける商法の歴史は実は結構古い。もう5年ほど前にオレが聞いたのは「ワタシはこれを知って1月で100万設けました」という触れ込みに1万円払うと送られてくるのは「『ワタシはこれを知って1月で100万設けました』というサイトを立ち上げてバカどもから1万円ずつ巻き上げる方法」を記したファイルだという話。

 そりゃできすぎだ落語ぢゃないか,と笑ったが,それでもホントに儲かるかも知れない分(だって少なくともそこにちゃんと騙されたバカの見本がいるんだから),この女性が売りつけられたヤツよりマトモかも知れぬ。

 それにしても経済産業省も「販売元の住所か架空だ」とか眠たいこと言ってやがるな。広告サイトのサーバーやメールの発信元になってるプロバイダの口に手を突っ込んで,奥歯ガタガタ言わせるとか,金の振込先になってる銀行脅しつけて口座の金凍結するとか,いくらでも摘発の方法はありそうなもんである。違いますか?



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2 コメント

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Unknown (hyotan-X)
2008-07-10 16:59:22
この記事のスポンサーリンクもかなりな感じです。
最近更新がやや増えてきたので喜んでおります。
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このスポンサーリンク…… (xemem)
2008-07-11 08:54:59
これでも以前よりましなんで。
以前はなんだか「ちんちんをおっきくするなんとかの広告」ばっかりだった(笑)。
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