彼、遅いねぇ

飾り羽を付けて自慢そうに小石の上に立つダイサギがいた。相当待ちぼうけを食らわされていることが表情からみてとれる。「これからパーティですか？　彼、遅いねぇ」
6月 鴨川

パトロール

川に沿って低空飛行するアオサギをよく見かける。鴨川の両脇はカップルが等間隔で座るが、その秩序が保たれていることをパトロールしているのだろうか？　違反者を見つけると「グワアァァァァ！」とサイレンを鳴らして警告する。敬礼！「パトロール、ご苦労様です」
6月 鴨川

多めに伸ばしてます

夕焼けの中、ハテナ形ではなく、首をほぼ真っ直ぐに伸ばしているダイサギを発見。新幹線の「のぞみ」にそっくりだ。こんなに空気抵抗の少ない形をしていながら、なぜサギは首を曲げて飛ぶのだろう。「もったいないなぁ」
6月 鴨川

夕食ゲット

「ん！　餌かなぁ？」

「ムフフ、餌えさ！」

「……」

「パクリ」

「逃がしちゃった」

「ガクリ」

「あ、あの隙間、餌ありそー」

「ムホホホホ」

「ゲェェェット」

６枚目の後ろ姿は哀愁がただよう。最後には餌をゲットできたのでうれしそうだ。「おめでとう、ダイサギさん、餌、捕れましたネ。１回目は単に水を飲んだだけで、餌を捕りそこねたのではないことにしておきます」
6月 鴨川

ヘンタイ現る！

羽をガバァーと開いて姿を川面で確認するコサギ。下着を付けてない怪しい人が、ガバァーとマントを開いて「ムフフ」と言ってるように見える。「コサギちゃん、あかんって！　それは、やめときぃ。捕まるでぇ」
6月 鴨川

恐竜かぁ？

鴨川べりを移動していると、視界の隅に恐竜が飛び込んできた。「えっ！」と思って見てみると、それは首を目一杯に伸ばしたダイサギであった。いくら伸ばしても顔に近い首の部分はハテナの形に曲がっていることが多いのにこの日はいつもより多めに伸ばしているようだ。「ネッシーみたい」（古る！）
6月 鴨川

続・へ へ へ

完全によくないことをたくらんで、「へ へ へ」と、ほくそ笑いをしているアオサギを発見。昨日アップしたカッコイイ姿とは大違いであるが、これはこれで、また愛嬌があって笑える。
6月 鴨川

惚れました

手を後ろに組み、微動たりせずに鴨川に一人たたずむ。動いているのは風になびく２本の後ろ髪だけ。彼は、遠くに置いた視線の先にいったい何を見ているのだろう。私がサギを好きになったキッカケは、このアオサギの姿に魅了されたからである。「カッコイイ！　完璧に惚れました」
6月 鴨川

ビールのつまみ

米菓の柿の種が跳ねているので、「あれっ！」と思って見てみるとムクドリがいた。クチバシのオレンジが柿の種にそっくりで、うまそうだ。殺気が伝わったのか、１匹がこちらを見て警戒している。「あぁ、柿ピーでビール飲みたいなぁ」と考えていると、今度はピーナッツそっくりのクチバシをもった鳥が現れて……、んな訳ないかぁ……。
6月 鴨川

縮みっぷり

コサギが首を伸ばしている様子も、なかなかのものだ。ほれぼれしながら眺めていると、急に首を縮めて振り返った。見事な縮みっぷりだ。「えっ、どこにいったの？　首」
6月 鴨川