日々のデキゴト

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ストーリー、キャストの重さを昇華しきれなかった映画「怒り」

2016-10-02 17:05:15 | 映画
「愛した人は殺人犯なのか?」
のキャッチフレーズで、他の映画の前に予告編を見ていたので、観てみようかなぁぐらいに思って行ってきました。

映画「怒り

出演は、渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、妻夫木聡、宮崎あおい、池脇千鶴、高畑充希、etc.(敬称略)
どんだけ豪華なんだ!?という重量級のラインナップ。
これだけのメンバーをどうやって絡ませていくんだろう?と思ってたけど、ストーリーは、東京・千葉・沖縄の3箇所で別個に展開してきます。
それぞれの物語が、一つの事件で大きな転換を迎えていきます。

具体的な描写こそ控えていますが、内容的にはR指定にしてもいいぐらい、陰鬱で重い内容です。
驚いたのは、宮崎あおいさんと、いまをときめく広瀬すずさんが演じた役が、よく事務所も含めてOKしたなと思う程えげつない内容の展開。
最後も救いの少ないエンディングでした。

大切な人を信じたい。
でも無条件には信じきれない。
傷ついた大切な人を助けたい。
でも、どうしていいかわからない。

そんな人間の弱さや脆さを見せつけてきます。
たぶん、この映画の主題はそんなところにあるんじゃないかと思いました。

一方で、登場人物たちの、あまりのコミュニケーション下手にイライラしたりするシーンも多々ありました。
相手のことを知りたいなら、もっと直接話し合わないと!中2のコミュ障か!?
それに、ここまでドロドロした描写はいらないんじゃないの?というシーンも。

また、3つのストーリーが平行して進むために、それぞれのストーリーが消化不足な感が否めません。
豪華俳優陣の演技は、さすが!という印象なんですが、いかんせんそれを紡いでいくストーリーと演出にやや難あり。
そんな印象の映画でした。

人によっては受ける印象が大きく変わる映画かもしれません。
興味がある方は、劇場でご覧ください。

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