次の文中で「指定を見送った」について、主語は誰でしょう?
大垣市議会での大垣市教育長の答弁(2020.9.14)
「特例校指定申請書を文部科学省に提出したところ、土曜日を活用するふるさと大垣科は指定を受ける必要がないとの助言があり、指定を見送った」
(補足:2020年9月15日の中日新聞朝刊で紹介されました。議会の答弁の様子を見たところ、新聞記事の誤記載はないようで、教育長の答弁をきちんと報道していると思います。)
念のための独り言→「指定を見送った」という表現は、教育長が言いたかったのは「【申請】を見送った」ではないですよね … 似た音感ですので。
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ところで、以下、文部科学省のホームページより:教育課程特例校制度
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokureikou/index.htm
平成20年3月まで構造改革特別区域研究開発学校設置事業として行われてきた学習指導要領等の教育課程の基準によらない特別の教育課程の編成・実施を可能とする特例については、平成20年4月から文部科学大臣の指定により行うことが可能となったところです。
上記より、「指定」する者は文部科学大臣になっています。
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文部科学省(大臣)の立場では、申請があってから、指定する/指定しないを検討~決定するはずです。
そのため、山本教育長の答弁「指定を見送った」の主語は、誰(または、どの組織)になるのでしょう?
大垣市教育長? 大垣市教育委員会? 大垣市長? 文部科学大臣? 文部科学省?
教育長の答弁としては分かりにくい内容ですので、教育長には児童生徒・教員・保護者~市民に対して、分かりやすい説明を望みます。