台湾華語教室の華流日記

台湾、香港、中国のエンターテイメントについて、私自身の感想をマイペースに綴っていく日記です。

魅惑の台湾映画、ついに日本で解禁!東京と大阪で待ちに待った上映!

2023-11-19 23:59:00 | 日記
2021年には、台湾で話題となった映画「月老(縁結びの神様)」が、この冬に日本で公開される予定です!映画の日本のタイトルは「赤い糸 輪迴のひみつ」
本当に嬉しいですね。

この作品は、台湾の人気小説家兼監督であるギデンズ・コーさんの原作で、台湾の若者の間で人気があります。
彼の作品は多種多様で、学園の純愛映画である「あの頃、君を追いかけた」など、日本でもリメイクされたものもありますが、奇妙で不思議なミステリー映画もたくさんあります。今回の「月老」も同様に、摩訶不思議な台湾風の恋愛映画とのことです。
なんだか少年の心をくすぐるような妄想力が詰まっていそうですね😆


また、嬉しいことにこの映画は台湾の若手俳優たちが揃って出演しています。特にイケメンのクーチェンドンさんは『あの頃、君を追いかけた』で華人圏で大ブレイクしましたが、その後はあまり注目される作品に出演していませんでした。しかし、この映画を観た生徒さんの話によると、彼の演技が上手くなったとのことで、ますますこの映画に興味が湧いてきました。

幼稚な演技からどのように彼が成長して男性の役を演じるのか、楽しみにしています。

もう1人期待している女優さんは最近台湾の多くの映画に出演している若手の小悪魔女優ワンジンさんです。彼女の多様な演技にはいつも驚かされます!今回はどんな驚くべき小悪魔の演技を見せるのか、楽しみにしています。

もちろん、美しいビビアン・スンさんも「私の少女時代」からかなりの年月が経ちました。彼女の演技にも期待しています。



日本語版予告編解禁!





現在、『赤い糸 輪迴のひみつ』のクラウドファンディングキャンペーンが熱々進行中です!!
カラオケ大会に参加したいと思っているのですが、私は自分のマイクをずっと握りしめるタイプで、他の人に渡すのがちょっと苦手なので、まだ悩んでいます!
でも、1月に休みを取って生徒さんと一緒に映画を観に行く予定です。
驚かせる要素も含まれているコースもあるので、もし興味があれば、ぜひぜひチェックしてみてください🙏



もちろん、映画だけを鑑賞したい方は、こちらのサイトで前売り券を購入することができます。ぜひぜひご利用ください


ウェイ・リーアン(韋禮安)による月老の主題歌「如果可以」には、彼の優しい歌声によって心が癒されます♪







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韓国ドラマ『いつかの君に』と原作台湾ドラマ『時をかける愛』を比較してみました

2023-09-23 00:43:00 | 日記
韓国版の「いつかの君に」制作が発表された時から、私は内心で「無理だろう」「原作を超えられないだろう」という思いがありました。しかし、日本のNetflixで視聴できるようになり、少し見てみた結果、韓国風のロマンスになりました。韓国ドラマを長年視聴してきた方々にとっては、「いつかの君に」の方が馴染み深いかもしれませんが、私にとってやっぱり尺の問題もあると思いますが、内容が少し薄いと感じました。「いつかの君に」好きな方是非台湾の原作も視聴してほしいです。


台湾版の原作を超えることができなかった理由の一つは、音楽です🎧

台湾原作ドラマの曲がすべて「時をかける愛」に合わせて選ばれたことです。オープニング曲、挿入歌、エンディング曲、それぞれが役割を持っています。オープニング曲の映像もドラマの内容を示す手がかりになっています。台湾のネット上では、このように分析されています。紅黒の金魚は、柯佳嬿さんが一人で二つの役を演じる黄雨萱と陳韻如を表しています。教室の廊下、プール、トンネルには「穿越(タイムスリップ)」の意味があり、写真の紐も「時間軸」を象徴しています。意味深い要素が含まれています。



劇中で繰り返し歌われる曲「想見你」も、ドラマのヒロインが言った通り、その曲を聞くたびに、かつてのことや懐かしい思い出が蘇ります。そのため、「想見你」を聴くたびに、台湾版の「時をかける愛」を思い出し、その余韻に浸っています。また、伍佰の曲も非常に良い雰囲気を醸し出します。

台湾のネット上で、台湾版のエンティング曲の映像を説明


最初は、王詮勝が世界に失望する音楽の始まりから始まります。
第二幕では、黄雨萱が陳韻如の内心を読みます。陳韻如はずっと寂しい思いをしており、李子維の愛を得ることができませんでした。
第三幕では、陳韻如は磁帯ジャンパーを壊し、李子維を自分のものにしようとします。
第四幕は、「私はあなたを愛しています、彼は彼女を愛しています」という状況が描かれます。
第五幕では、魚の水槽に日記や写真が現れ、水槽に水が入り、魚たちが元気になります。第六幕では、莫俊傑は陳韻如を守ろうとします。
第七幕では、李子維は黄雨萱と出会い、二人の物語が始まります。彼らは7年間の間、
9枚のカードと共に過ごし、2年間待ち続けました。
第八幕では、李子維は喜んで水に飛び込みます。
第九幕では、音楽が思い出を慰める唯一の方法です。
第十幕では、黄雨萱は王詮勝を失いながらも、彼の車を守ります。
第十一幕では、時間を超えることで7年間の思い出が失われ、新たな物語が始まります。



台湾版の「時をかける愛」を越えられない②

それぞれの役の設定がはっきりしています。
許光漢さんは、まず男ヒロインの李子維役を演じています。彼の性格は台湾の思春期の男の子らしいもので、幼稚で時々ナルシスト、反抗期で馬鹿馬鹿しい高校生の役をうまく演じています。一方、韓国版では男ヒロインは優しい男性と設定されており、パンチが少なくなっています。逆に、脇役のインギョ演じた方が似合っていると思われます。

また、途中から王詮勝のゲイの設定も説得力があります。彼も陳韻如と同じく、世の中にがっかりして自残(自ら傷つける)な道を選びます。王詮勝のゲイの役は単なる何分間ですが、結構インパクトが強いです。好きな人に告白して周りの人に気持ちが悪いと言われて完全に世の中に失望した王詮勝、李子奇の交通事故で生まれ変わるとの新たなスタートになります。
後半では、李子維も親友の死を経験し、ついに成長を遂げました。これは少年時代の反抗期を経て、より大人として成熟していく李子維の変化です。


柯佳嬿さんの演技力にも脱帽しました。彼女の表情だけで、今は黄雨萱なのか、今は陳韻如なのかが非常に分かりやすく表現されています。韓国版のチョン・ヨビンさんも素晴らしいですが、尺の関係でまだ完全に発揮できなかったのが残念でした。

台湾版では黄雨萱が最初はずっと王詮勝の浮気の証拠を証明したかったという面も描かれ、最愛の恋人を失う辛さを感じることができます。このシーンは必要ないと思う人もいるかもしれませんが、私にとって黄雨萱はずっと昔から周りの人に好かれるタイプなので、失恋してもすぐに立ち直るはずです。しかし、まさか自分がこんなに王詮勝に愛されているとは思わなかったのです。「失去了以後,才知道要珍惜」という中国語の慣用語からも分かるように、失ってからやっと大切さを理解する状況が描かれています。

施柏宇については、正直に言うと「いつかの君に」のインギョの役はアンヒョソプが演じればさらに説得力があると思います。莫俊傑は中国語では「暖男(優しい男)」で、優等生の役は正反対の李子維と親友になるストーリーが描かれ、二人の友情を強く感じることができます。

台湾版の原作を超えられない③
やはり文化の違いが関係していると思います。原作では、台湾の古い建物や台湾の景色、台湾の風物を堪能することができます。時折、台北の景色や台南の風景が描かれます。また、台湾の軽食やかき氷も登場し、これによって単なるラブストーリーではなく、台湾の魅力をドラマを通じて味わうことができます。韓国版は原作に忠実に取り組んでいますが、やはりどこかぎこちなさが感じられます。


台湾の「時をかける愛」が韓国でブームになり、日本ではまだそうなっていないことは残念です。私も一度見ただけでは満足できず、何度も観るうちに新たな感想が湧き上がってきました。特に最後のエンディングは余韻があります。このドラマは台湾独特の暖かさを感じさせる作品で、脇役たちも魅力的です。黃雨萱の同僚たちや陳韻如の家族など、全体を通して感動を与える作品です。いつか「時をかける愛」が日本でもイベントなどで上映されることを願っています。お願いします🙏





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感動の舞台!梁朝偉(トニー・レオン)さんの生涯功労賞受賞特集シリーズ1!

2023-09-06 22:17:00 | 日記
先日、ヴェネツィア国際映画祭で梁朝偉(トニー・レオン)さんが生涯功労賞を受賞した映像を観て、多くの感慨深い瞬間がありました。👏

梁朝偉(トニーレオン)の作品と出会えたのは香港TVBテレビが制作された「倚天屠龍記」からです。その時は香港、台湾、中国「金庸小説ブーム」が起きました。
私も中華文化マニアお兄さんの影響を受けて香港ドラマを見始めました。



その後劉德華(アンディ・ラウ)と一緒に共演した「鹿鼎記」の二人の姿を見て本当に梁朝偉(トニーレオン)の演技が上手だなぁと思います。金庸師匠も彼の演技に大絶賛でした。まるで小説の主人公のようだ。その後、「鹿鼎記」いくらリメイクされても劉德華と梁朝偉のバージョンしか観ないです。
この二人の演技を超える人がいないだと思います。




梁朝偉にいちばん惚れた役はTVBドラマ「新紮師兄」シリーズ2からです。「新紮師兄1」はまだ若々しい警察学校で特訓を受けた学生、梁朝偉の役「張偉杰」はシリーズ2から一気にカッコ良い警察官になって、しかも周潤發(チョウ・ユンファ)も出演ことによってシリーズ2は本当に演技が良い俳優さんを揃ってます。

また梁朝偉の今の妻は劉嘉玲(カリーナ・ラウ)さんもこの作品の中で妹役を演じるので、今、改めてこの二人の縁はすごいだなぁと思います。











なぜ梁朝偉が終身功績賞で泣いたのかについて、李安が贈呈の言葉で感動させたことと、彼らの関係が重要な要素となったと言われています。

彼らはともに静かで控えめ、内向的で控え目であり、自分の成果や影響についてはまるで気づいていないかのようです。人前で話す際も、まだ子供のように恥ずかしがって微かに緊張しています。梁朝偉 自身社交不安症を持っていると述べましたが、李安の説明では彼はただ社交や交流を好まないだけで、仕事に集中していることが分かります。自分だけでなく、仕事のパートナーの専門的なニーズにも配慮しています。天才俳優といえども、本当に大変なことです。このような社交不安症はどれほど魅力的です。梁朝偉がステージに上がって受賞する時、感情の管理が失われ、顔をしかめたり、泣いたり、我慢したり、涙を拭ったりする様子は、私たちがこれまで見たことのない、本物の梁朝偉であり、いつよりも感動的です。

李安の贈呈の言葉も素晴らしく、監督や撮影監督、観客からも梁朝偉の情熱や完璧な演技について語っています。

そして、もう一つの大きな理由は、梁朝偉が幼少期に父親の愛を受けていなかったことです。李安が彼を理解し、支え、愛してくれたことで、彼の心の穴が埋められたのだと思います。
だれもが自分の父親に理解され、サポートされ、認められたいと願っています。






写真では、李安が梁朝偉の背中を軽く叩きながら、笑顔で「私はあなたを誇りに思っています」と言っているようです。この写真は本当に美しいですね!

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「時をかける愛」やっぱり台湾ドラマの神作ですね

2023-08-25 00:13:00 | 日記
最近、再び「時をかける愛」を観ました。
先日のグレッグ・ハン主演の「僕と幽霊が家族になった件」を観終わって、もう一度グレッグ・ハンの作品を見ようと思って驚きました。

グレッグ・ハンは13歳の時に、台湾の人気スター周杰倫の「三年二班」という音楽MTVに出演していたのです。そして「時をかける愛」の中でもグレッグ・ハンは3年2班だったんです!なんという偶然でしょう!

しかし、柯佳嬿(アリス・クー)の話によると、撮影当時の彼らは実際は3年8班だったそうです。スタッフが間違えてしまったようですが、グラスはあまり違いがないため、そのまま3年2班になりました。

台湾らしいミスですね(笑)。😆

最近、韓国版の『時をかける愛』の予告も出てきて少し観ました。本当にやめてほしいと思いました。日本版の制作が予定されているようですが、この2020年の台湾ドラマ『時をかける愛』を超えることはできないので、リメイクはやめてほしいです。

そんな予算があるなら、むしろ宣伝してほしいです。😤😤


このドラマに出会った時、最初にアリスクーとクレッグハンの組み合わせに疑問を感じました。どうせいつもの恋愛ドラマだろうと思いました。
でも、台湾での『時をかける愛』の評判が高く、台湾人の間で話題になっている作品なので、絶対にハズレがないでしょう。一度見始めたら、止まらなくなります。めちゃくちゃ良い作品ではないでしょうか?

前半の恋人を失った黄雨萱の辛い姿を見ると、ちょっとイライラしますが、陳韻如に変わってから面白くなりました。青春学園ドラマやミステリー、途中で少しBL要素があり、最後はまさかの社会派となっています。

さすが台湾の脚本家たち、本当にお疲れ様でした。

近年、台湾も韓流の影響で台湾人の好みも高くなりました。良い脚本でなければ爆発的な人気にはなりません。私も実際、生徒さんが中国の映画に出演したことがあり、映画の脚本を渡されて解釈しなければならないレッスンを行いました。

その時、初めて俳優の仕事をする人たちの偉大さについて改めて思いました。脚本の中に変なシーンがあっても、最後まで全力で演じきることには感心します。


さらに驚いたことは、陳韻如(チェン・ユンルー)の弟役を演じた俳優、林鶴軒が実はグレッグ・ハンの高校の同級生だったことです。そのため、「僕と幽霊が家族になった件」のカットされたシーンで、リン・ボーホンをイジメ役として演じたんですよ。
林鶴軒もさまざまな記者会見で、グレッグ・ハンの高校時代の出来事を明かしていました。とても面白かったです。
   



グレッグ・ハンは本当に真面目な俳優だと感じました。また、共演者とうまくやっていて、人柄も良さそうです。最初は歌手志望だったのに、なぜか俳優の道を選んだ彼は、日頃から多くの映画を見ているそうです。アカデミー賞受賞作品は全部当てることができるほど、映画の数を観てきたようです。これからも彼の新作を楽しみにしています。

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感動を呼ぶ香港映画「我愛你(君を愛してる)」鑑賞終了

2023-08-20 00:45:00 | 日記
先日、Netflixで『愛の里』を観終わりました。

その番組は、人生の最後の恋愛や人生のパートナーについて深く考えさせられるものでした。なんと、恋愛は若者だけのものではなく、"愛"という言葉をより正しく表現できるのは、継続的で穏やかな恋愛ではないでしょうか?
例えば、タイタニックではローズとジャックよりも、船と一緒に沈むことを選んだ老夫婦の姿の方が心に響きます。

"愛"という言葉を口にするのは簡単ですが、実行することは非常に難しいものです。

今回、なんとも嬉しいことに、香港映画『我愛你』では、私が小さい頃から好きな俳優の梁家輝さん(レオンカーフェイ)と葉童(セシリアイップ)さんも共演しています。

私が子供の頃、梁家輝さんの多彩な演技に感心しました。彼の三枚目の演技に笑いが止まらず、何度もお腹が痛くなるほどでした。彼の作品を楽しみにしています。また、葉童さんも過去には男装役で大活躍しました。私の心の中で彼女の男装役はいちばん好きです。

今回の映画『我愛你』では、全員がベテラン俳優さんたちであることが素晴らしい点です。彼らは若手俳優とは異なり、プロ精神に溢れています。役に入るためにしっかりと勉強し、予定の時間よりも早く撮影現場に到着しています。特に葉童さんは、現場に入る瞬間から役に入っているようです。セリフはなくても、彼女の目つきだけで「愛」を感じさせます。

メイキングの映像で見た梁家輝さんの演技には心が揺さぶられ、思わず涙が出てきました。監督がカットと言ってもなかなか役から離れない様子が印象的でした。これが大人の愛の真髄で、心に深く響くのですね!

生老病死は誰もが避けることのできないものです。

この映画は若者の恋愛とは異なり、年寄りの恋愛には未来を語ることはできません。語れるのは過去です。私たちは老いということを非常に恐れていますが、この映画から、私たちは生きる限りにおいて”愛“という課題について多くの教えを受けました。




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