お弁当というのは、人のものが妙に旨そうに見えて、くれくれとねだって、えらい思いをしたことがある。当時は牡蠣が嫌いだった。フライが旨そうに見えて、ねだった挙句が牡蠣フライ。ねだった手前吐き出すわけにも行かず・・。職場によっては、手弁当で行かなきゃならない時もあって、卵焼きはよく作った。憂生の卵焼きは塩一つまみ、さとう二つまみ、薄口醤油わずか。濃口醤油(香りつけのため)ちょっと、たらして、焼き上げる。 . . . 本文を読む
最近はどういうわけか、どこに行ってもランチコースには、ポタージュがついてくる。憂生もポタージュのほうが好きだから、ポタージュをつくる。作り方を考えると、コンソメスープのほうがはるかにヴァリエーションがあるきがする。どっちに分類すべきかわからないスープも多い。ミネストローネなどは、ポタージュでもないがコンソメスープとも言いがたい。中華スープまで、コンソメかポタージュかに分けるのは無理があるが、これも . . . 本文を読む
アール・グレイは香りの高い紅茶だ。人によっては、その香りにむせ返ってしまうかもしれない。だが、その香りゆえにこだわりが、うまれる。このアール・グレイの芳香を一番ひきたてるのみ方がアイスティなのだ。おそらく、何処の喫茶店にいっても、アイスィはアールグレイだろう。アイスティのたてかたは、難しい。これもコーヒー同様、理屈で判ったものでないのでこつを説明することはむつかしいのだが、一番多くある失敗をあげる . . . 本文を読む
親父は東京・銀座のスエヒロ/今もあるのだろうか?/に務めていたことがあったそうだ。支店が地方にあって、憂生の小さいころに厨房にではいりしたことがある。有名人も多くきたから、一緒に勤めていたおふくろが、いろいろ、サインをもらってきた。この間、貧窮したときにオークションで、そのサインを売った。(例のノーベル物理学賞のひとのは、大事にしている)しみだらけだったけど、3枚で、10万以上になって、驚いた。普 . . . 本文を読む
MOONさんの記事をよんで・・・。香箱蟹とあったので、よみにいってきた。別解釈で子箱蟹ともかいてあったが、ようは、ずわいがにのめすである。ズワイガニはとれるところによって、呼び名が違う。山陰のほうでは、松葉蟹。福井のほう・・越前では、越前蟹で、他にも有るかもしれない。友人の伝で越前蟹を頼まれたことがあったが、このときに越前の蟹を手配したが、漁がおわり、もう、北海道のほうからのズワイガニしか手に入ら . . . 本文を読む
コーヒーは一日5,6杯は飲む。豆からのときもあるし、インスタントも飲む。インスタンドはブレンディ。一般的に流通?している某商品はコーヒーというより、何かを(何?)ローストしたものの抽出味というかんじのほうがきつく、憂生は使わない。初めてコーヒーを飲んだのは、7~8歳のころで、一般にまだ、出回ってないころだったので(たんに田舎だったから?)ドリッパーやコーヒー濾紙などというものがなく、立て方も判らず . . . 本文を読む
この物語をかいたのは高校1年生の頃だったと思う。随分たってから、改めてやきなおしたものなのだが、当時、歴史的資料?なんてものをかんがえつけず、「うどん」でなく、インスタントラーメンという設定だったが・・・。よくよく、考えたら、インスタントラーメンなんてものがでてきたのは、戦後、だいぶたってからだろう。最初に発売されたインスタントラーメンがなんであるかさえしらないが、物語の設定に無理があるときがつい . . . 本文を読む
ハンバーガーというと、マグドナルドのイメージが強い。だが、このファーストフードというのは、実は実に食いにくい。かなり、大きな口をあけて食べなきゃ、いけない。妙齢の美女を誘ってハンバーガーというわけにはいくまい。美女の方が遠慮するだろう。と、なると、公園でハンバーガーをぱくつくのは、すくなくとも美女ではないだろう。むろん、美女というのは、女性全般をさすから、公園でハンバーガーをぱくつくのは、野郎とい . . . 本文を読む
昔のプロポーズに「味噌汁をつくってくれないか」とか、いうのがあったが、日常をともにするという象徴が食事に置き換えられる。日本風に言えば、「目玉焼きをやいて、味噌汁をつくって」という科白になるだろうか。昨今、女性が家庭だけにおさまっているということがめずらしくなって、「目玉焼きをやいて、味噌汁をつくって」などと聞くと、平凡というより、活力のある人だとおもってしまう。仕事もこなしながら、亭主のために朝 . . . 本文を読む
柊二郎同じく、憂生も聞いた事が無い。
あくまでも、創作の「塩杯」ですが、
この手のごまかしは、よくやるパターンです。
登場人物自らに「聞いた事が無い」といわせることで、
とってつけた感を軽減しようとする策なのですが由女の策とだぶるため、
違和感がないというか。
由女がうまくきりぬけた。という物語世界にはいれるとともに、
疑念をもたれ . . . 本文を読む
この白銅の文句?は
まあ、じつのところ、憂生の感慨であるといってもよい。
讃岐うどんの本拠地まで食べにいって、
実演をかねたうどんつくりからはじまり、
実際、自分もうどんをふんずけて、こねるなんてこともやったりしたわけで、
この時に、まあ、なんちゅうめんどうなことだろうとおもったものである。
自宅で作るときは、最近はHBにまかせて、こねてもらうんだけど、
それからでも . . . 本文を読む
土用の丑になると、親父は鰻を、炭火で焼いた。
普段は魚屋の白焼きの鰻をしいれて、
一緒に骨ももってこさせて、
骨を天火で焼いて、鰻のたれを作る。
ところが、土用の丑の日は、
炭をいこらせ、
骨もそこでやいて、
新たれを作った。
鰻が取れる地方であったせいか、
小僧寿しなどにいくと、鰻の白焼きのにぎり寿司というメニューがあったものであ . . . 本文を読む
多く、職人の頂点を極めるものは「男性」が多い。
特に食べ物関連は、女性の進出が少ない。
と、いうのも、女性は、いわゆる、生理があるからだそうである。
この生理によって、体温の上がり下がりが違うらしく
もともと、女性のほうが体温が高いとかで、
すし職人は女性を排除してきていた。
あと、生理による、味覚の変化があるらしい。 . . . 本文を読む
結納などに、桜の花茶をだす(と、思う)
塩付けにしてあるものなので、年がら年中手に入るものだと思ったが、
まあ、季節的に、雛の季節。
禰宜(神主)の接待であるのなら、桜の花茶も妙かとおもった。
陰陽師であるものであり、薬湯の準備にも卒が無いわけで、
白峰大神の段では、蛇の毒には蛇がきくと、まむし酒をなおらいに利用させているし、
そのあとに、薬湯をてわたしている。
てわ . . . 本文を読む