本づくりサポーター つれづれの日々

駆け出し自費出版アドバイザーとアドバイザー候補生が、自費出版の情報や日々の出来事を綴るブログです。

やまとうたは~

2013-03-08 | 和歌山

どうも。
あっちのブログにも
こっちのブログにも
顔を出すウジャータです!

紀北地区が担当なので、
いつも紀ノ川沿いを行ったりきたりの私。
たまには名所の写真でも撮影してみようかなと思い、
シャッターを切ってみました

これが、妹(いも)の山、

Dsc_0032

そしてこれが、背(せ)の山

Dsc_0031

2つの山が、紀ノ川を挟んで向かい合っています。

Dsc_0030

妹の山、背の山は、『万葉集』にも歌われている山で、
「妹」は当時の男性が女性を呼ぶ言葉、今でいう「おまえ」
「背」は女性が男性を呼ぶ言葉で、今でいう「あなた」


後(おく)れ居て恋ひつつあらずは紀の国の妹背の山にあらましものを

                      万葉集巻第四 笠金村


〈あとに残って恋しく思うなら、紀の国の妹背の山のように向かい合っていたい〉

※私の解釈なので文法的に正しいかどうか知りません


万葉人は妹背の山に、
慕い合う男女のロマンを感じていたんですね


さて、なぜこの山に惹かれて撮影したのかというと、
それは最近、
「歌っていいなあ」と思っているからです。

では、なぜ「歌っていいなあ」と思っているのかというと、
それは最近、
短歌をたくさん散りばめた自費出版本(自伝)を
制作中だからです。

万葉の昔から、日本人は思いを伝えるために
たくさんの歌を作ってきました。

そしてそんな思いのたくさんこもった本を作るお手伝いをする、
それも私たちの仕事のひとつです。

みなさんの思いを「カタチにする」お手伝いを、
少しでもさせていただければと思っています