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木こりの女房生活 - Life of a wife of a woodsman

旦那さんは木こり(林業現場作業員)。木こりとその女房&息子の日々のよしなしごとをそこはかとなく。

なぜかワクワクする、みその仕込み

2019-01-28 15:09:57 | 日記
きのうは、みそを仕込みました。みそ作りを始めて6年目かな?
息子が0歳の冬にも、離乳食に手作りみそを使いたくて、友達に手伝ってもらって仕込みました。
4歳の現在、息子は毎日のみそ汁が「とってもおいしいから大好き!」だそうです。続けてよかったなあ。

一人でも、友達とおしゃべりしながらでも、みその仕込みは楽しい。どんな味になるかな?失敗してカビてしまわないかな?ドキドキしながら封をします。

きのうは生協の組合員活動のグループメンバーと、それから木こりさん&仲間の猟師さん、息子の6人でわいわいやって、楽しかった。
「かつお厚削り」というのを知ってから、だしをとるのも楽になりました。
土井善晴さん『一汁一菜でよいという提案』なんて本を読んだりして、ますます、みそ汁・手作りみそ、いいなあって思う毎日です。




林業機械展2018(あきる野)

2018-11-21 06:45:09 | 木こりの女房B面
今年の林業機械展は、東京あきる野で開催されました。家から車で1時間かからない距離、日帰りで気軽に行かれます。

林業機械展の楽しみのひとつはハスクバーナのブースで行われる伐木競技(チェーンソー競技)のデモンストレーションです。毎回、同じようなメンバーが同じことをするのですが、いつも何か新しい気づきというか、面白味を感じます。
今回は、あいさつの中でベテランの方(「レジェンド」青森県の秋田さん)たちがコメントした「最初は、ただの競技で、伐倒の実践とはかけ離れたものでしょうという気持ちで取り組み始めました。でも、やっていくうちに、(競技のルールにも厳格に組み込まれている)安全や品質といったことが実際の伐倒現場に通ずるものが大きいと思うようになりました。実際、現場の作業でも常に安全を意識して、意識がだいぶ変わったのを実感しています」という話が印象に残りました。


危険作業をしたいと思ってやる人はいない。怪我をするつもりで作業する人もいない。それでもなぜ安全ルールを守ることができないのか。なぜベテランが大けがをしてしまうのか。コスト(スピード)と品質と安全のバランスのなかで、いつもぎりぎりのところを追及するのがベテランの林業現場作業員の習性です。伐木競技は、安全に厳格なルールを持ちながらスピードと品質を競うものであり、そこには林業現場・林業経営が求める経営要素のバランスを局所的に追求した姿があるのだと思いました。

昨年は香川県の坂出でした。3歳の息子を連れて家族旅行、これはこれで楽しかった※。しかし昨年は強風と寒さで(そのうえチッパーの展示が多くて、風で舞う木くずに目を散々にやられた)ロクに見られなかったのに対し、今年の展示環境は非常によかった。おかげで、ゆっくり見学できました。と言いたいところですが、そこはやはり、4歳男児を連れてでは限界がありますね。ほとんどの時間はノベルティ(重機のミニカーなど)集めに奔走することになりました。

息子は、グラップル、フォワーダ、不整地仕様フォークリフトに乗り、ハーベスタのシミュレータで遊び、あげく古い集材機にも乗って林業機械を制覇していました笑


それでも、ふだんなかなか林業機械を見る機会がない私には、たいへん勉強になりました。(私は林業の経営改善などのお手伝いをさせていただいていますが、私は、ほとんど現場視察には行きません。もちろん、どうしても必要なときは視察させていただきますが、何より現場の安全を優先すれば、余計な視察はなるべく避けたいという気持ちです。現場を見ないことには始まらないとか、現場を見たほうがよりよいお手伝いができるとか、もちろん、そうだと思います。でも現場の人に負担をかけたくない気持ちのほうが強いです。ちょっとの邪魔、ちょっとの呼吸の乱れが、安全に大きく影響するというのを、ふだん夫の様子から感じているためだと思います。)

※去年の林業機械展家族旅行
わざわざオーバーランしまくりの旅程でした。電車→モノレール→飛行機→松山空港→リムジンバス→坊ちゃん列車→道後温泉→路面電車→ロープウェイ⇔松山城→アンパンマン列車→タクシー→坂出で「ベッドがある」ホテル→"山のおしごとの重機のお祭り"林業機械展→寝台特急と、3歳児にも43~8歳児にも大興奮の旅程。それに比べたら、ちょっとドライブで行かれてしまう今年の機械展はイベント性に欠くものではありました。

コンポスト(実に4年ぶりの記事)

2018-11-21 06:09:32 | 雑記帳
生ゴミ処理&堆肥づくりのためにコンポストを庭に置いて半年ほど経ちました。
「思ってたほど生ゴミって出ないものだな」「(燃えるゴミの収集に出す)ゴミずいぶん減ったな」と矛盾するような2つの感想。不思議です。

毎朝、生ゴミをコンポストに投入していると、そこへたくさんの嫌な感じがする虫が湧いてせっせとゴミを食べているのがわかります。何日もしないうちにもとの姿がすっかりわからなくなる。虫が細かくしたやつを、また微生物が入れては出し、菌がまた入れては出す。そこからできた肥料を野菜が入れては出し、それを人間が入れては出す。コンポストを経由して入れては出すが繰り返される、そのイメージが毎朝、コンポストの蓋を開け閉めするたびに想起されます。

人間とミミズがぐるぐるつながっている。

人とミミズは同じ。意味があるようで意味がない。役に立っているようで何の役にも立っていない。人はただ、自分のためだけに意味がある。だから好きに生きればいい。

好きに生きればいいからといって、社会との関りや他人に合わせて生きることを否定的にとらえる必要はない。他人に合わせたり、他人に気に入られたり、他人に受け入れられたいという気持ちもまた、自分の自由な気持ちのひとつだから。人との関りのなかで快適に生きていきたいと思うなら、それでいい。

「自分を大事にする」とか「個を尊重する」とかいうけど、それは「自分は(すべてのものは)この世界で、とるに足らない、何の意味もない存在だ」という認識とうらおもての関係で、どちらか片方だけでは、不安なきもちを抱えることになるのではないか、と思ったりします。

すごく久しぶりの投稿になりました。この間に、2014年、男児を出産しました。もう4歳です。相変わらず、木こりの女房として、木こりさんの生活を手伝いながら、林業の組織や経営のお悩みを解消するためのお手伝いをしています。また気が向いたときに投稿していきたいと思います。

久々のブログはクレーム^^;

2013-05-31 13:32:23 | 日記
引っ越して1か月以上が経過し、ようやくキッチンのグリルの初期不良が直りました。

タカラスタンダードのシステムキッチンに組み込みのガスレンジ。片面魚焼きグリルの炎がどうも小さく、弱でも強でも火力が弱いので、初期不良と思い修理か交換をお願いし、数日内にパロマの人がきて。炎を観察してから、上部を開けてざっとたぶん管の形状とか眺めて、異常なしとのこと。いわく、

「最近のグリルはこんなものですよ。火災防止のためにあまり強くならないんです。」

へぇ。それならしかたないのか。
と諦めて使っていたら、数日してどうも火力が強くなっているみたいです。うーん、最初の頃はなじんでいないとか、何かあるのかなあ。それなら修理の人もそう言ってくれればいいのに、と思っていたら、1週間ぐらいして、また火が小さくなってしまいました。どうも、初期の頃よりも更にちょっと弱いくらい。

5分間火力最強でグリルを予熱したあと、じゃこ天3枚を入れて火力最強のまま、途中3回返して、ほんのり焼き色がついたかなーってなるまで10分ちょい。フライを温めなおすにも「表面がほんわか温まる感じ」で全然サクッとならない。これはさすがに、やっぱどこかおかしいでしょう。

前回は工務店さん経由で依頼したけど、ちょっと不信感もあり、タカラスタンダードのコールセンターに修理依頼。翌日には前回も来た修理工さんが電話をくれて、見に来るというので、またただ来ても同じことの繰り返しになるから、あるならガスの流量がわかる機材とか、せめて温度計をもってきて所定の温度になるか確認してほしいと依頼したら「準備にしばらく時間がかかる」とのお返事。で、やっと今日きてもらいました。

前回の人のほかに、委託先じゃなくてパロマ本体の人がきて、その本体の人が確認作業をしていました。
ふだんは、毎日食パンを焼くのに使っていると話したからか、セブンで買った食パン持参(笑)。

火をつけてみて一言「うーん、かなり小さいですね。」ほらーやっぱりー!!
まずガスのノズルを外してみたけど異常なし。で、ノズルを外したまま一回、ガスをしゅっとふかして「もし何かがつまっていたとしたら、これで通るはず」と。さて、どうかな?

ノズルをもどし、蓋をしめて着火。おぉ!今まで見たことないような炎が!明らかに大きい。
「では温度を測ってみましょう。350度ぐらいになることになっています。」
とりだした小剣みたいな温度計は...それ差し入れたらグリルの前面が閉まらないじゃん。それじゃ熱気もれちゃうじゃん。
「やっぱり少しあいちゃってると温度があがらないですね」
じゃねぇ!!とりあえずアルミホイル出してあげて、それで塞いで再トライ。つーかそれぐらい来る前からわかってたでしょうに。はい。めでたく7~8分で350度を超えました。

では、せっかく持ってきた食パンを焼きましょう。
おぉ。焼ける焼ける。1分→1分→30秒。その前に予熱がそうとうあったとはいえ、以前もってたグリルよりもいいぐらいです。てかちょっと焼けすぎてるよ!
で、しかたないので3人でちょっと焦げたトーストを食べながら反省会をしました。

まず、1回目にきたときに温度計ぐらい持ってくること。目でみたときの炎の大きさの正常値について画像で提供してもらうぐらいの点検対応は業者・パロマともにやっておくこと。ガスふかすぐらいのチェックはできるようになっておくこと。ハンバーグ型の温度測定装置を作ったほうがいい。温度で色がかわるやつを。それかアルミホイルぐらい自分で持ってきなさい。

んで、ガスふかしたら直ったってことは管に何か異物がひっかかってたんですかね。それが塞いでいたんですかね。で、一度大きくなったのは、ちょっとずれたんですかね。それってかなり危険じゃないですかね。ガスふかしたなら、こっち側に異物が出てくるはずだけど、あの細い管で邪魔になってた程度のものだから、何が入ってたのかは見つからないし、本当に出てきたかも確認はできないよね。

今回きて「やっぱこんなもんです」って言われたら自費で交換しようと思ってたので(改善するって確信が持てるぐらいひどかった)、まあ直ってよかったですよ。それにしても、パロマ、なんですかねえ。OEMだから対応いいかげんなのか?こんなことで2度手間になるのは業者にとってもパロマにとっても、タカラスタンダードにとっても、そしてユーザーにとっても無駄なコストじゃないか。初期不良が出るのはしかたない。ガキの遣いみたいな対応して済んだことにして、こっちにまで二度手間とらせたことを大いに反省してほしい。

今年の大根は有機でやってみる

2012-08-17 15:23:13 | 畑の記録
大根予定地(15平米ぐらい)に鍬を入れ、硬盤をほぐして、腐葉土と有機石灰を入れたところ。
来週は堆肥を入れます。これまでの2回は化成肥料と有機肥料の混ざったの(JA湘南ブレンド)を使っていたけど、まぁちょっと試しに有機にしてみるかねーと思っているところです。

うちの畑は無農薬だけど「有機」にはこだわっていません。

無農薬なのには2つ理由があって、ひとつは、ちゃんと勉強していないから農薬の正しい使い方がわからない。怖いから、使えない。
もうひとつは、借りている畑なので、返す時のことを考えたら、きちんと履歴の管理もできないのに農薬を使うのには抵抗感がある。
でも、農薬よりも雑草のほうがよほど迷惑(周囲にも畑主さんにも)ということは多分にあるので、もし雑草の管理がきちんとできないなら、農薬の使い方を学んで、ちゃんと使うようにしなくては、と思っています。昨年の夏は本当に雑草をひどい状態にしてしまって、やっぱりだめなのかな...と思ったけれど、今年は、まぁ雑草はありますが、管理下にあると思います。

肥料は、家庭菜園ならば化学肥料のほうが安定していて使いやすいと思っています。有機なら美味しいかっていうと、正直、よくわからない。新鮮なのが美味しいのは、わかるんだけど。ただ、最近思うのは、「大きく育てても美味しくはない」ということ。化成肥料を入れれば入れただけ太るんだけど、どうも味がぼんやりする気がして...これは、有機肥料でも、やりすぎたら一緒かなと思うんですが、効きの良さはケミカルなもののほうが強いんじゃないかなあ。で、もしかしたら(小さくて)美味しいものを作るには有機肥料のほうがいいかもしれない、と思い始めているところ。

私が、そろそろ有機肥料に切り替えてみたいと思ったのは、もっぱら「土づくり」の観点から。

土を触って、いろいろ作って、手入れをしたりさぼったりして、なんとなく体感していることだから、よくわからないんだけど、今の畑は、いくら耕してみても、すぐにまた硬く重くなるし、なんだかやってもやってもきりがない感じがする。

2年前に大根をやるために土づくりをし、翌年ゴボウをやったエリアは、堆肥やら米ぬかやら入れてしっかり作ったんだけど、3年目は何もしなくても勝手にゴボウがよく育ってて。

「とりあえず、有機にしてみないと持続可能じゃない」というのが今の結論。何度鍬を入れても、1作やったらもとどおり。
本や雑誌で読んだとおりのこと、それだけなんだけど、これじゃ楽にならんなーと。また農薬使わないっていうと、土にいろんな菌や生物がいたりして抵抗力みたいなのがないと、病気が蔓延しやすそうな気がするし。

2、3年はうまくいかないかもしれないけど、とにかくそのあとはきっと楽になると信じて、ちょいと有機に転向してみます。