日記

読んだ本と見たDVDはブクログで記録します(2013.9.22~)

図書館DVD

2013-09-05 21:31:26 | 図書館DVD
ジュゼッペ・ヴェルディ
歌劇≪ファルスタッフ≫
全3幕のコンメディア・リリカ
台本:アッリーゴ・ボーイト
原作:シェイクスピアの劇作【ウィンザーの陽気な女房たち】と【ヘンリー4世】

キャスト:
サー・ジョン・ファルスタッフ:ブリン・ターフェル
フォード:ロベルト・フロンタリ
フェントン:ケニス・ターヴァー
カイウス医師:ロビン・レゲイト
バルドルフォ:ピーター・ホア
ピストーラ:グウィン・ハウエル
アリーチェ・フォード夫人:バルバラ・フリットリ
ナンネッタ:デジレー・ランカトーレ
クイックリー夫人:ベルナデッテ・マンカ・ディ・ニッサ
メグ・ペイジ夫人:ダイアナ・モンタギュー

演出:グレアム・ヴィック
指揮:ベルナルト・ハイティンク
ロイヤル・オペラハウス管弦楽団&合唱団
デザイン:ポール・ブラウン

1999年12月 英国ロイヤル・オペラハウス(ロンドン)におけるライヴ収録(イタリア語上演)


昨日みたんだけど、衣装と舞台美術に裏方さんらの本気をびしびしと感じました。
特に主役の肉襦袢とメイク、髭、カツラが凄まじくクオリティが高いのでテンションあがりました。
肉襦袢が、肉襦袢に見えない。
原色を使った衣装の印象は強烈。衣装の造形は中世の服飾の特徴を色濃く残しており、まるで絵本のような舞台。冒頭でのふっかふかベッドに散乱する酒瓶、真っ赤な床!不思議の国のアリスを彷彿させる波打つ緑の丘!黄色のアリーチェ宅!


特典映像内で、ブリン・ターフェルが「暑かった」と答えているとおり、着ぐるみ状態で美声響かせるプロ根性に感嘆しかないです。そりゃ汗だくになるわなー。
カメラがアップになると、汗が光っておりました。

原作【ウィンザーの陽気な女房達】自体があんまり好きじゃないので、このオペラもあんまり好みに沿いませぬ。胸糞悪い内容だと思うの。喜劇というくくりになるはずだし、ハッピーエンドなはずなんだけど、腑に落ちん。というか笑えないんだけどー。ファルスタッフへの制裁が厳しすぎにゃいか。ここまで徹底的にやって、はい、実はあなた我々の手の内を転がってたんですよーアハハーって。。。そりゃないわー。
憎めない悪役?なので同情が禁じえませぬ…。


フェントン、原作と違って普通の青年になってました。






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