友達が好きな芸能人がテレビや雑誌に出てるときに、
そいつに教えてやることが昔っから好きだった。
たとえ相手が知っているであろう情報でも、
たとえおせっかいになろうとも、
下らない事だとしても、自分が誰かの役に立ててる気がして嬉しかった。
そんなある日、
とある地元の友達が『AKB48』を好きだと言うことを知った。
当時はちょうど彼女達が有名になり始めた頃だったらしく、
いろんなメディアに登場している時期だった。
俺自身、漫画雑誌や音楽誌はよく立ち読みするし、
ほぼ毎週のように何かしらの雑誌に載っていたから、
見かける度、つい彼に「○○っていう雑誌に誰々と誰々が載ってたよー」なんてメールを送ってたりしてたんだ。
で、
そうやってるうちに前田さんを覚え、
篠田さんを覚え、
高橋さんを覚え、
板野さんをCMで見るようになって、
大島さんが1位になったことを知って、
なーんてやってたら、
あっという間に顔と名前が一致する人の数が増えていきました。
いつの間にか、
本屋に並んでるこういった表紙を見て、ほとんどの人の名前がわかる様になっていました。
と同時に、とあることに気づきました。
俺、どうやらAKBのファンになっていたみたいです。
見事に彼に洗脳されていたようです。
とは言っても、そこまでディープなファンじゃないですよ!?
CDを何百枚買うとかしないし、
(そもそもCD持ってないし)
コンサートに行きたいとかも思わないし、
グッズなんて何も持ってないですし。
ただ単に、
テレビに出てたら、
雑誌に載ってたら、
チラッと観る。
そんな程度です。
(誰も知らない状態と10数人わかる状態じゃあ、嫌でも見方が変わってきますわ)
見逃したらへこむとか、そこまで重症じゃないです。
おそらく、すぐ冷めるタイプのファンです。
(あ、そんなに引かないでください)
ええい、趣味を多く持つことはいい事じゃないか。
楽しめそうなことは、楽しんでおいた方が得じゃないか。