サランヘ

K-POP

ミュージックストーリー

2010-06-22 02:27:21 | 日記
少年から青年へ、イ・スンギ


10代の男の子の成長は驚くほど早い。こないだまで子供っぽかった子がしばらくして会うと、え!?っと驚くほど成長している、なんて場合も多いですよね。
今年になって2集で戻って来たイ・スンギはまさにそんな感じ。

イ・スンギがデビューしたのは今から2年前の2004年。まだ彼が現役で高校に通っていた初夏のことです。
デビュー前に学生バンドで活動していた彼に目をとめたのは事務所の先輩であり恩師でもある女性歌手イ・ソニ。一瞬にしてその才能を悟った、というのですからよっぽど光る逸材だったのでしょう。

1集制作にプロデューサーとして参加したサイがデビュー曲に作った『ネヨジャラニカ(僕の女だから)』はその曲調、イ・スンギ特有のパワフルなボーカルと朴訥さ、弟萌え(笑)を満喫できるMVで瞬時に「ヌナ(お姉さん)」方の心を鷲づかみにします。
それ以外にも1集の制作にはシン・ヘチョル率いるN.EX.Tがバックバンドで参加したり、恩師であるイ・スニの『Jエゲ(Jへ)』、パニックの『アムド(誰も)』のカバーを収録するなど幅広く楽しめるアルバムとして人気を呼びました。

後続曲『サクチェ(削除)』で1集活動を終えた後は歌手活動から演技活動へと活動範囲を広げ、シットコム『ノンストップ』にもレギュラー参加。俳優としても活躍し、益々知名度をあげて行きます。


力と技のバランスの取れた愛情の「表現力」


そして高校を卒業し大学生になったイ・スンギ。しばらく表立った音楽活動をしていなかった彼は2006年2月、2集で韓国歌謡界に戻ってきました。

活動曲『ハギヒムドゥンマル(言いにくい言葉)』は去っていく愛の歌。1集の頃の彼の愛情表現が10代の熱情のように直線的だったのに比べ、さすがに20代になったのに相応しい幅のある愛情表現を見せてくれます。声も以前より強弱パワーバランスの取れた「男性ボーカリスト」の風格。
そして前回同様「イ・スンギ萌え」満載のMVも話題です(笑)。

1集のアルバム制作が「韓国有名アーティスト」の協力によるものだったのに対し、今回の2集では「今人気の制作者」の集大成。これまでSGwannabeやイ・スンチョル、チョ・ソンモなどを手がけ、歌唱力と表現力を必要とされる曲を排出してきたキム・ドフン、チョン・ヘソン、ヤン・ジョンスンなどが参加。更にボーカリストとしての力量が求められ、そしてそれに応えた聴き応えある1枚になっています。

まだ彼の2集活動は始まったばかり。今はまず歌番組などに出演し歌手としての再認識を得ている真っ最中。この先も歌手としてだけでなく、演技力、優等生と誉れ高い知力などをフルに活かして幅広いジャンルで活躍をしていくことでしょう。その姿に期待しつつヌナは彼に「萌え」させていただきます。


Written by さくら

innolifeより