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surfshop WaveLunch

高岡市のサーフィン・スケートボード・スノーボード・各種ファッション専門ショップ Wave Lunch店主のblogです

ふくしま宣言に署名を!

2012-03-19 19:03:26 | 雑談

福島県知事は原子力に頼らず再生可能エネルギーを推進することを誓う、歴史的な「ふくしま宣言」を発信しました。私たちは迅速に行動を起こし、その他すべての都道府県もこのすばらしい先例に倣うよう働きかけることができます。
史上最悪の災害に打ちひしがれた日本を、原子力に頼らず再生可能なエネルギーで発電するクリーンエネルギー社会へと導き、他国の模範とするチャンスがあります。各都道府県の脱原発社会を支持する声がどれだけ強いものか示すことにより、それぞれの知事に「ふくしま宣言」と同じ公約を誓い、原子力に脅かされることのない国にしていくよう働きかけていくことができます
力を合わせれば、世論は聞き届けられます。「ふくしま宣言」への支持を表明する個人的な誓いにご署名お願いします。さらに同じ都道府県に住むお知り合いの方々にも転送してください!私たちの地図をご覧いただければ、各都道府県から何名の方が署名したかわかります。多くの方からのご署名を頂きましたら私たちはメディアにも大々的に取り上げるよう働きかけ、残る46都道府県の知事にも未来の社会にとって極めて重要な福島県知事の立場を公言するよう訴えてまいります。

 

この問題については賛否両論あるかと思いますが、私は支持したいと思います。

http://www.avaaz.org/jp/fukushima_declaration_pledge_mf/?rc=fb


2012 Wave Lunch 新年会!!

2012-03-19 16:24:30 | 雑談

一昨日は春なのに(笑)Wave Lunch大新年会が灘浦温泉民宿 磯波風さんにて行なわれました。

今回の新年会には岐阜県からチャル君率いる川北クルー、裕太、孝太、ナオちゃん、カナちゃん、カヨちゃん、そして、何と!高岡のレジェンドサーファ、ナベさんとシンジさんに参加していただきました。

 

 

 

ミサコさん・ジンさん作成の川北クルーWELCOMポスター

新年会ポスター 

AZS~!!

 

 

 

先ずは2012年度のWave Lunchとして行う年間行事と方針、そして、松太枝浜の現状について話させていただき~

年間行事の発表

 

TAKEの乾杯の発声で宴がスタート!

乾杯

 

 

さてさて、

どうなる事やら・・・

 

 

宴の画像をご覧ください。

_新年会スタート

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愛想がいい紅波ちゃんはどこでにいても人気者!

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クレハ

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紅波ちゃんの将来が楽しみですねー!

船盛り 

 

 

お決まりのイノちゃんとミサコさん・みっちょんのプロレスが行われたり、シンジさんのアツいトークがあったりと終始、爆笑と笑顔が絶えない新年会となりました。

 

 

締めはシンジさんの一本締めとなりましたが、ビシっと締めていただき、本当に楽しい飲み会だったと有難い言葉を頂きました。

ありがとうございました。

 

 

 

 

そして部屋に戻り二次会・・・

 

4日後に43歳を迎えるJINさんに川北クルーかよちゃんの手作りケーキのプレゼントがありました。

突然のサプライズに号泣するJINさん

ジンさん号泣

この涙、本当に感動しましたね。

 

 

からの~

ジンさん落書き

なぜかマッキーでのボディーペイント大会。

ジンさん

早々、気持ちよく爆睡。。。

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もうメチャクチャですね。

 

 

もちろんナベさんも例外なく~(笑)

ナベさん落書き

ナベさんとエリカ 

JINさん、シンジさん、ショウヘイ、みっちょん

シンジさん・ジンさんも幸せそうです^^

 

 

逃げていたイケメンも↓

__

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サトシとエリカ

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何やらアツいトークが炸裂していたヤジとまっちゃん

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ガッチリ握手。

 

隣の部屋ではAV鑑賞!

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ウソです。

今年の冬からサーフィンの撮影をしている松沢氏が持ってきたビデオの鑑賞会でした。

 

 

皆さんで

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一人ずつ撃沈して

ツヨシ、サトシ寝顔

まっちゃん寝顔

気が付けば、ナベさん、シンジさん、エリカ、ワタクシ、復活したチャル君とで、何故か米作りからTTP問題についてマジトーク!

からの朝風呂に入ってマジックを流して朝食へと、結局寝てないしー(笑)

 

 

9時にチェックアウトして皆さん海に向かわれました~!

 

 

 

 

今回で第5回目となった新年会。

親睦会的なノリで始まった大新年会でしたが、皆さんのお陰で本当に楽しい飲み会になったと思います。

波とアイロンが繋いだ縁。

本当にありがとうございました。

 

 

次は花見かホタルイカで飲みましょうね^^


東日本大震災より一年

2012-03-11 20:40:32 | 雑談

今日で東日本大震災より一年が過ぎました。

一年が過ぎた今も被災地の復興はまだまだ進んでいませんし、 原発事故もまったく終息していません。

自分には何が出来るか?

ない頭でいろいろ考えましたが、結局何にも出来ずじまいで今に至っている。

 

本日14時46分。

犠牲になられた方々へ黙祷。

そして、復興に向けて、日本の未来に向けて祈りました。

 

 

 

よく言われる事ですが、震災は天災です。

自然の脅威に立ち向かう事が出来ない事はサーファーであるわたし達が普段から感じている事実であり、地震や津波は人間の力では止めることは出来ませんよね。

 

しかし、原発は明らかに人災です。

原発の問題は私たちが大人が解決しなければならない重大な問題だと思います。

未来の子供達の為にもわたし達大人が解決してやらなければならないと思います。

 

大それた事は出来ません。

それでも声に出して駄目なものを駄目という事は出来ると思います。

http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html

以前、アップした投稿ですが、原発の恐ろしさが分かると思います。


原発について知ってほしい

2012-03-02 14:08:59 | 雑談

ワタクシには何も出来ない原発問題ですが、知る事は大切だと思います。
原発は危険な事は何となく自負していましたが、これほどまでとは・・・

ブログ等で拡散お願いします。

http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html

 平井憲夫

私は原発反対運動家ではありません

  二十年間、原子力発電所の現場で働いていた者です。原発については賛成だとか、危険だとか、安全だとかいろんな論争がありますが、私は「原発とはこういうものですよ」と、ほとんどの人が知らない原発の中のお話をします。そして、最後まで読んでいただくと、原発がみなさんが思っていらっしゃるようなものではなく、毎日、被曝者を生み、大変な差別をつくっているものでもあることがよく分かると思います。

 はじめて聞かれる話も多いと思います。どうか、最後まで読んで、それから、原発をどうしたらいいか、みなさんで考えられたらいいと思います。原発について、設計の話をする人はたくさんいますが、私のように施工、造る話をする人がいないのです。しかし、現場を知らないと、原発の本当のことは分かりません。

 私はプラント、大きな化学製造工場などの配管が専門です。二○代の終わりごろに、日本に原発を造るというのでスカウトされて、原発に行きました。一作業負だったら、何十年いても分かりませんが、現場監督として長く働きましたから、原発の中のことはほとんど知っています。

「安全」は机上の話

 去年(一九九五年)の一月一七日に阪神大震災が起きて、国民の中から「地震で原発が壊れたりしないか」という不安の声が高くなりました。原発は地震で本当に大丈夫か、と。しかし、決して大丈夫ではありません。国や電力会社は、耐震設計を考え、固い岩盤の上に建設されているので安全だと強調していますが、これは机上の話です。

 この地震の次の日、私は神戸に行ってみて、余りにも原発との共通点の多さに、改めて考えさせられました。まさか、新幹線の線路が落下したり、高速道路が横倒しになるとは、それまで国民のだれ1人考えてもみなかったと思います。

 世間一般に、原発や新幹線、高速道路などは官庁検査によって、きびしい検査が行われていると思われています。しかし、新幹線の橋脚部のコンクリートの中には型枠の木片が入っていたし、高速道路の支柱の鉄骨の溶接は溶け込み不良でした。一見、溶接がされているように見えていても、溶接そのものがなされていなくて、溶接部が全部はずれてしまっていました。

 なぜ、このような事が起きてしまったのでしょうか。その根本は、余りにも机上の設計ばかりに重点を置いていて、現場の施工、管理を怠ったためです。それが直接の原因ではなくても、このような事故が起きてしまうのです。

素人が造る原発

 原発でも、原子炉の中に針金が入っていたり、配管の中に道具や工具を入れたまま配管をつないでしまったり、いわゆる人が間違える事故、ヒューマンエラーがあまりにも多すぎます。それは現場にブロの職人が少なく、いくら設計が立派でも、設計通りには造られていないからです。机上の設計の議論は、最高の技量を持った職人が施工することが絶対条件です。しかし、原発を造る人がどんな技量を持った人であるのか、現場がどうなっているのかという議論は1度もされたことがありません。

 原発にしろ、建設現場にしろ、作業者から検査官まで総素人によって造られているのが現実ですから、原発や新幹線、高速道路がいつ大事故を起こしても、不思議ではないのです。

 日本の原発の設計も優秀で、二重、三重に多重防護されていて、どこかで故障が起きるとちゃんと止まるようになっています。しかし、これは設計の段階までです。施工、造る段階でおかしくなってしまっているのです。

 仮に、自分の家を建てる時に、立派な一級建築士に設計をしてもらっても、大工や左官屋の腕が悪かったら、雨漏りはする、建具は合わなくなったりしますが、残念ながら、これが日本の原発なのです。

 ひとむかし前までは、現場作業には、棒心(ぼうしん)と呼ばれる職人、現場の若い監督以上の経験を積んだ職人が班長として必ずいました。職人は自分の仕事にプライドを持っていて、事故や手抜きは恥だと考えていましたし、事故の恐ろしさもよく知っていました。それが十年くらい前から、現場に職人がいなくなりました。全くの素人を経験不問という形で募集しています。素人の人は事故の怖さを知らない、なにが不正工事やら手抜きかも、全く知らないで作業しています。それが今の原発の実情です。

 例えば、東京電力の福島原発では、針金を原子炉の中に落としたまま運転していて、1歩間違えば、世界中を巻き込むような大事故になっていたところでした。本人は針金を落としたことは知っていたのに、それがどれだけの大事故につながるかの認識は全然なかったのです。そういう意味では老朽化した原発も危ないのですが、新しい原発も素人が造るという意味で危ないのは同じです。

 現場に職人が少なくなってから、素人でも造れるように、工事がマニュアル化されるようになりました。マニュアル化というのは図面を見て作るのではなく、工場である程度組み立てた物を持ってきて、現場で1番と1番、2番と2番というように、ただ積木を積み重ねるようにして合わせていくんです。そうすると、今、自分が何をしているのか、どれほど重要なことをしているのか、全く分からないままに造っていくことになるのです。こういうことも、事故や故障がひんぱんに起こるようになった原因のひとつです。

 また、原発には放射能の被曝の問題があって後継者を育てることが出来ない職場なのです。原発の作業現場は暗くて暑いし、防護マスクも付けていて、互いに話をすることも出来ないような所ですから、身振り手振りなんです。これではちゃんとした技術を教えることができません。それに、いわゆる腕のいい人ほど、年問の許容線量を先に使ってしまって、中に入れなくなります。だから、よけいに素人でもいいということになってしまうんです。

 また、例えば、溶接の職人ですと、目がやられます。30歳すぎたらもうだめで、細かい仕事が出来なくなります。そうすると、細かい仕事が多い石油プラントなどでは使いものになりませんから、だったら、まあ、日当が安くても、原発の方にでも行こうかなあということになります。

 皆さんは何か勘違いしていて、原発というのはとても技術的に高度なものだと思い込んでいるかも知れないけれど、そんな高級なものではないのです。

 ですから、素人が造る原発ということで、原発はこれから先、本当にどうしようもなくなってきます。

名ばかりの検査・検査官

 原発を造る職人がいなくなっても、検査をきっちりやればいいという人がいます。しかし、その検査体制が問題なのです。出来上がったものを見るのが日本の検査ですから、それではダメなのです。検査は施工の過程を見ることが重要なのです。

 検査官が溶接なら溶接を、「そうではない。よく見ていなさい。このようにするんだ」と自分でやって見せる技量がないと本当の検査にはなりません。そういう技量の無い検査官にまともな検査が出来るわけがないのです。メーカーや施主の説明を聞き、書類さえ整っていれば合格とする、これが今の官庁検査の実態です。

 原発の事故があまりにもひんぱんに起き出したころに、運転管理専門官を各原発に置くことが閣議で決まりました。原発の新設や定検(定期検査)のあとの運転の許可を出す役人です。私もその役人が素人だとは知っていましたが、ここまでひどいとは知らなかったです。

 というのは、水戸で講演をしていた時、会場から「実は恥ずかしいんですが、まるっきり素人です」と、科技庁(科学技術庁)の者だとはっきり名乗って発言した人がいました。その人は「自分たちの職場の職員は、被曝するから絶対に現場に出さなかった。折から行政改革で農水省の役人が余っているというので、昨日まで養蚕の指導をしていた人やハマチ養殖の指導をしていた人を、次の日には専門検査官として赴任させた。そういう何にも知らない人が原発の専門検査官として運転許可を出した。美浜原発にいた専門官は三か月前までは、お米の検査をしていた人だった」と、その人たちの実名を挙げて話してくれました。このようにまったくの素人が出す原発の運転許可を信用できますか。

 東京電力の福島原発で、緊急炉心冷却装置(ECCS)が作動した大事故が起きたとき、読売新聞が「現地専門官カヤの外」と報道していましたが、その人は、自分の担当している原発で大事故が起きたことを、次の日の新聞で知ったのです。なぜ、専門官が何も知らなかったのか。それは、電力会社の人は専門官がまったくの素人であることを知っていますから、火事場のような騒ぎの中で、子どもに教えるように、いちいち説明する時間がなかったので、その人を現場にも入れないで放って置いたのです。だから何も知らなかったのです。

 そんないい加減な人の下に原子力検査協会の人がいます。この人がどんな人かというと、この協会は通産省を定年退職した人の天下り先ですから、全然畑違いの人です。この人が原発の工事のあらゆる検査の権限を持っていて、この人の0Kが出ないと仕事が進まないのですが、検査のことはなにも知りません。ですから、検査と言ってもただ見に行くだけです。けれども大変な権限を持っています。この協会の下に電力会社があり、その下に原子炉メーカーの日立・東芝・三菱の三社があります。私は日立にいましたが、このメーカーの下に工事会社があるんです。つまり、メーカーから上も素人、その下の工事会社もほとんど素人ということになります。だから、原発の事故のことも電力会社ではなく、メー力-でないと、詳しいことは分からないのです。

 私は現役のころも、辞めてからも、ずっと言っていますが、天下りや特殊法人ではなく、本当の第三者的な機関、通産省は原発を推進しているところですから、そういう所と全く関係のない機関を作って、その機関が検査をする。そして、検査官は配管のことなど経験を積んだ人、現場のたたき上げの職人が検査と指導を行えば、溶接の不具合や手抜き工事も見抜けるからと、一生懸命に言ってきましたが、いまだに何も変わっていません。このように、日本の原発行政は、余りにも無責任でお粗末なものなんです。

いいかげんな原発の耐震設計

 阪神大震災後に、慌ただしく日本中の原発の耐震設計を見直して、その結果を九月に発表しましたが、「どの原発も、どんな地震が起きても大丈夫」というあきれたものでした。私が関わった限り、初めのころの原発では、地震のことなど真面目に考えていなかったのです。それを新しいのも古いのも一緒くたにして、大丈夫だなんて、とんでもないことです。1993年に、女川原発の一号機が震度4くらいの地震で出力が急上昇して、自動停止したことがありましたが、この事故は大変な事故でした。なぜ大変だったかというと、この原発では、1984年に震度5で止まるような工事をしているのですが、それが震度5ではないのに止まったんです。わかりやすく言うと、高速道路を運転中、ブレーキを踏まないのに、突然、急ブレーキがかかって止まったと同じことなんです。これは、東北電力が言うように、止まったからよかった、というような簡単なことではありません。5で止まるように設計されているものが4で止まったということは、5では止まらない可能性もあるということなんです。つまり、いろんなことが設計通りにいかないということの現れなんです。

 こういう地震で異常な止まり方をした原発は、1987年に福島原発でも起きていますが、同じ型の原発が全国で10もあります。これは地震と原発のことを考えるとき、非常に恐ろしいことではないでしょうか。

定期点検工事も素人が

 原発は1年くらい運転すると、必ず止めて検査をすることになっていて、定期検査、定検といっています。原子炉には70気圧とか、150気圧とかいうものすごい圧力がかけられていて、配管の中には水が、水といっても300℃もある熱湯ですが、水や水蒸気がすごい勢いで通っていますから、配管の厚さが半分くらいに薄くなってしまう所もあるのです。そういう配管とかバルブとかを、定検でどうしても取り替えなくてはならないのですが、この作業に必ず被曝が伴うわけです。

 原発は一回動かすと、中は放射能、放射線でいっぱいになりますから、その中で人間が放射線を浴びながら働いているのです。そういう現場へ行くのには、自分の服を全部脱いで、防護服に着替えて入ります。防護服というと、放射能から体を守る服のように聞こえますが、そうではないんですよ。放射線の量を計るアラームメーターは防護服の中のチョッキに付けているんですから。つまり、防護服は放射能を外に持ち出さないための単なる作業着です。作業している人を放射能から守るものではないのです。だから、作業が終わって外に出る時には、パンツー枚になって、被曝していないかどうか検査をするんです。体の表面に放射能がついている、いわゆる外部被曝ですと、シャワーで洗うと大体流せますから、放射能がゼロになるまで徹底的に洗ってから、やっと出られます。

 また、安全靴といって、備付けの靴に履き替えますが、この靴もサイズが自分の足にきちっと合うものはありませんから、大事な働く足元がちゃんと定まりません。それに放射能を吸わないように全面マスクを付けたりします。そういうかっこうで現場に入り、放射能の心配をしながら働くわけですから、実際、原発の中ではいい仕事は絶対に出来ません。普通の職場とはまったく違うのです。

 そういう仕事をする人が95%以上まるっきりの素人です。お百姓や漁師の人が自分の仕事が暇な冬場などにやります。言葉は悪いのですが、いわゆる出稼ぎの人です。そういう経験のない人が、怖さを全く知らないで作業をするわけです。

 例えば、ボルトをネジで締める作業をするとき、「対角線に締めなさい、締めないと漏れるよ」と教えますが、作業する現場は放射線管理区域ですから、放射能がいっぱいあって最悪な所です。作業現場に入る時はアラームメーターをつけて入りますが、現場は場所によって放射線の量が違いますから、作業の出来る時間が違います。分刻みです。

 現場に入る前にその日の作業と時間、時間というのは、その日に浴びてよい放射能の量で時間が決まるわけですが、その現場が20分間作業ができる所だとすると、20分経つとアラ-ムメーターが鳴るようにしてある。だから、「アラームメーターが鳴ったら現場から出なさいよ」と指示します。でも現場には時計がありません。時計を持って入ると、時計が放射能で汚染されますから腹時計です。そうやって、現場に行きます。

 そこでは、ボルトをネジで締めながら、もう10分は過ぎたかな、15分は過ぎたかなと、頭はそっちの方にばかり行きます。アラームメーターが鳴るのが怖いですから。アラームメーターというのはビーッととんでもない音がしますので、初めての人はその音が鳴ると、顔から血の気が引くくらい怖いものです。これは経験した者でないと分かりません。ビーッと鳴ると、レントゲンなら何十枚もいっぺんに写したくらいの放射線の量に当たります。ですからネジを対角線に締めなさいと言っても、言われた通りには出来なくて、ただ締めればいいと、どうしてもいい加滅になってしまうのです。すると、どうなりますか。

放射能垂れ流しの海

 冬に定検工事をすることが多いのですが、定検が終わると、海に放射能を含んだ水が何十トンも流れてしまうのです。はっきり言って、今、日本列島で取れる魚で、安心して食べられる魚はほとんどありません。日本の海が放射能で汚染されてしまっているのです。

 海に放射能で汚れた水をたれ流すのは、定検の時だけではありません。原発はすごい熱を出すので、日本では海水で冷やして、その水を海に捨てていますが、これが放射能を含んだ温排水で、一分間に何十トンにもなります。

 原発の事故があっても、県などがあわてて安全宣言を出しますし、電力会社はそれ以上に隠そうとします。それに、国民もほとんど無関心ですから、日本の海は汚れっぱなしです。

 防護服には放射性物質がいっぱいついていますから、それを最初は水洗いして、全部海に流しています。排水口で放射線の量を計ると、すごい量です。こういう所で魚の養殖をしています。安全な食べ物を求めている人たちは、こういうことも知って、原発にもっと関心をもって欲しいものです。このままでは、放射能に汚染されていないものを選べなくなると思いますよ。

 数年前の石川県の志賀原発の差止め裁判の報告会で、八十歳近い行商をしているおばあさんが、こんな話をしました。「私はいままで原発のことを知らなかった。今日、昆布とわかめをお得意さんに持っていったら、そこの若奥さんに「悪いけどもう買えないよ、今日で終わりね、志賀原発が運転に入ったから」って言われた。原発のことは何も分からないけど、初めて実感として原発のことが分かった。どうしたらいいのか」って途方にくれていました。みなさんの知らないところで、日本の海が放射能で汚染され続けています。

内部被爆が一番怖い

 原発の建屋の中は、全部の物が放射性物質に変わってきます。物がすべて放射性物質になって、放射線を出すようになるのです。どんなに厚い鉄でも放射線が突き抜けるからです。体の外から浴びる外部被曝も怖いですが、一番怖いのは内部被曝です。

 ホコリ、どこにでもあるチリとかホコリ。原発の中ではこのホコリが放射能をあびて放射性物質となって飛んでいます。この放射能をおびたホコリが口や鼻から入ると、それが内部被曝になります。原発の作業では片付けや掃除で一番内部被曝をしますが、この体の中から放射線を浴びる内部被曝の方が外部被曝よりもずっと危険なのです。体の中から直接放射線を浴びるわけですから。

 体の中に入った放射能は、通常は、三日くらいで汗や小便と一緒に出てしまいますが、三日なら三日、放射能を体の中に置いたままになります。また、体から出るといっても、人間が勝手に決めた基準ですから、決してゼロにはなりません。これが非常に怖いのです。どんなに微量でも、体の中に蓄積されていきますから。

 原発を見学した人なら分かると思いますが、一般の人が見学できるところは、とてもきれいにしてあって、職員も「きれいでしょう」と自慢そうに言っていますが、それは当たり前なのです。きれいにしておかないと放射能のホコリが飛んで危険ですから。

 私はその内部被曝を百回以上もして、癌になってしまいました。癌の宣告を受けたとき、本当に死ぬのが怖くて怖くてどうしようかと考えました。でも、私の母が何時も言っていたのですが、「死ぬより大きいことはないよ」と。じゃ死ぬ前になにかやろうと。原発のことで、私が知っていることをすべて明るみに出そうと思ったのです。

普通の職場環境とは全く違う

 放射能というのは蓄積します。いくら徴量でも十年なら十年分が蓄積します。これが怖いのです。日本の放射線管理というのは、年間50ミリシーベルトを守ればいい、それを越えなければいいという姿勢です。

 例えば、定検工事ですと三ケ月くらいかかりますから、それで割ると一日分が出ます。でも、放射線量が高いところですと、一日に五分から七分間しか作業が出来ないところもあります。しかし、それでは全く仕事になりませんから、三日分とか、一週間分をいっぺんに浴びせながら作業をさせるのです。これは絶対にやってはいけない方法ですが、そうやって10分間なり20分間なりの作業ができるのです。そんなことをすると白血病とかガンになると知ってくれていると、まだいいのですが……。電力会社はこういうことを一切教えません。

 稼動中の原発で、機械に付いている大きなネジが一本緩んだことがありました。動いている原発は放射能の量が物凄いですから、その一本のネジを締めるのに働く人三十人を用意しました。一列に並んで、ヨーイドンで七メートルくらい先にあるネジまで走って行きます。行って、一、二、三と数えるくらいで、もうアラームメーターがビーッと鳴る。中には走って行って、ネジを締めるスパナはどこにあるんだ?といったら、もう終わりの人もいる。ネジをたった一山、二山、三山締めるだけで百六十人分、金額で四百万円くらいかかりました。

 なぜ、原発を止めて修理しないのかと疑問に思われるかもしれませんが、原発を一日止めると、何億円もの損になりますから、電力会社は出来るだけ止めないのです。放射能というのは非常に危険なものですが、企業というものは、人の命よりもお金なのです。

「絶対安全」だと五時間の洗脳教育

 原発など、放射能のある職場で働く人を放射線従事者といいます。日本の放射線従事者は今までに約二七万人ですが、そのほとんどが原発作業者です。今も九万人くらいの人が原発で働いています。その人たちが年一回行われる原発の定検工事などを、毎日、毎日、被曝しながら支えているのです。

 原発で初めて働く作業者に対し、放射線管理教育を約五時間かけて行います。この教育の最大の目的は、不安の解消のためです。原発が危険だとは一切教えません。国の被曝線量で管理しているので、絶対大丈夫なので安心して働きなさい、世間で原発反対の人たちが、放射能でガンや白血病に冒されると言っているが、あれは“マッカナ、オオウソ”である、国が決めたことを守っていれば絶対に大丈夫だと、五時間かけて洗脳します。  

 こういう「原発安全」の洗脳を、電力会社は地域の人にも行っています。有名人を呼んで講演会を開いたり、文化サークルで料理教室をしたり、カラー印刷の立派なチラシを新聞折り込みしたりして。だから、事故があって、ちょっと不安に思ったとしても、そういう安全宣伝にすぐに洗脳されてしまって、「原発がなくなったら、電気がなくなって困る」と思い込むようになるのです。

 私自身が二〇年近く、現場の責任者として、働く人にオウムの麻原以上のマインド・コントロール、「洗脳教育」をやって来ました。何人殺したかわかりません。みなさんから現場で働く人は不安に思っていないのかとよく聞かれますが、放射能の危険や被曝のことは一切知らされていませんから、不安だとは大半の人は思っていません。体の具合が悪くなっても、それが原発のせいだとは全然考えもしないのです。作業者全員が毎日被曝をする。それをいかに本人や外部に知られないように処理するかが責任者の仕事です。本人や外部に被曝の問題が漏れるようでは、現場責任者は失格なのです。これが原発の現場です。

 私はこのような仕事を長くやっていて、毎日がいたたまれない日も多く、夜は酒の力をかり、酒量が日毎に増していきました。そうした自分自身に、問いかけることも多くなっていました。一体なんのために、誰のために、このようなウソの毎日を過ごさねばならないのかと。気がついたら、二〇年の原発労働で、私の体も被曝でぼろぼろになっていました。

だれが助けるのか

 また、東京電力の福島原発で現場作業員がグラインダーで額(ひたい)を切って、大怪我をしたことがありました。血が吹き出ていて、一刻を争う大怪我でしたから、直ぐに救急車を呼んで運び出しました。ところが、その怪我人は放射能まみれだったのです。でも、電力会社もあわてていたので、防護服を脱がせたり、体を洗ったりする除洗をしなかった。救急隊員にも放射能汚染の知識が全くなかったので、その怪我人は放射能の除洗をしないままに、病院に運ばれてしまったんです。だから、その怪我人を触った救急隊員が汚染される、救急車も汚染される、医者も看護婦さんも、その看護婦さんが触った他の患者さんも汚染される、その患者さんが外へ出て、また汚染が広がるというふうに、町中がパニックになるほどの大変な事態になってしまいました。みんなが大怪我をして出血のひどい人を何とか助けたいと思って必死だっただけで、放射能は全く見えませんから、その人が放射能で汚染されていることなんか、だれも気が付かなかったんですよ。

 一人でもこんなに大変なんです。それが仮に大事故が起きて大勢の住民が放射能で汚染された時、一体どうなるのでしょうか。想像できますか。人ごとではないのです。この国の人、みんなの問題です。


筆者「平井憲夫さん」について:
1997年1月逝去。
1級プラント配管技能士、原発事故調査国民会議顧問、原発被曝労働者救済センター代表、北陸電力能登(現・志賀)原発差し止め裁判原告特別補佐人、東北電力女川原発差し止め裁判原告特別補佐人、福島第2原発3号機運転差し止め訴訟原告証人。
「原発被曝労働者救済センター」は後継者がなく、閉鎖されました。



スナック 夢ごこち

2012-01-11 17:49:46 | 雑談

突然ですが、

ワタクシの冬季の期間、妹のお店、「スナック 夢ごこち」にてボーイをしております。

http://www.toyama-west.com/shop/drink/yumegokochi.html

新年会・飲み会等でタカマチに来られた際にはぜひご利用ください。

尚、「スナック 夢ごこち」は高岡でもかなりの人気店につき、予約をしないと入れない可能性もございます。

日時が決まっている場合はワタクシ宮田までご連絡ください。090-9441-6020

ご予約承ります。

5名様以上 2時間飲み放題(芋・麦焼酎、ウィスキー) @4.000
        90分飲み放題  @3.500

alcohol-all


Wave Lunch 新年会!!

2012-01-11 15:16:36 | 雑談

アップが大変送れて申し訳ありません。

Wave Lunch新年会の詳細です。

 

日時 3月17日(土)
          宴会スタート 7時30分~

会場 なだうら温泉元湯 民宿 磯波風
    http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/3067/toyama/isoppu/isoppu.html

会費 1泊2食(飲み放題) 12.050円
  宴会のみ         8.900円

皆さんの参加日程、料金等で色々悩んだ挙句、安くて料理が美味しく温泉が付いて宴会後に一部屋で皆で飲める会場って事で磯波風に決めました。
今回は時期が3月と遅く、岐阜からはチャル君も参加なので新年会って言うより親睦会的なノリで行ないたいと思います。
絶対楽しい新年会となりますので皆さんも遠慮なく参加してください。

2月25日締め切りで受け付けますので皆さんご連絡お願いします!


Wave Lunch新年会

2011-12-21 19:18:43 | 雑談

毎年恒例、Wave Lunch新年会の詳細が決まりました。

2012年2月18日(土)
民宿 美岬
料金 13150円 (宴会飲放題プラン)
新年会スタート PM19:00
  チェックイン PM16:00
  チェックアウト AM9:30

昨年のような居酒屋忘年会も考えましたが、一泊で!の意見が大変多く、また、新年会、二次会、三次会、代行料等を考えると温泉付きで一泊の方が予算的にも割安かと思います。
もちろん、
1、一泊二食(飲放題付き)
2、忘年会のみ
3、一泊+宴会(朝食抜き)
のプランもあります。

 申し訳ありませんが、12月30日締切りで参加者を募集します!
楽しい新年会にしたいので、ぜひ皆さん参加してください(^^)
宜しくお願いいたします!


Wave Lunch 新年会のお知らせ

2011-12-16 21:44:21 | 雑談

毎年恒例、Wave Lunch新年会を2月に行いたいと思います。

皆さんのご要望にお答えして、今年は民宿にて一泊!

日程ですが、4日を予定しておりましたが何処も一杯の為、11日か18日にします。

皆さんのご予定をお聞かせください。極力お答えしたいと思います。

予定としては、温泉付き宴会飲み放題プランで~1万3千円以内の予定でいます。

尚、出欠に関しては日にちが決まり次第、連絡網にて連絡いたします。


ヤンチャー&マキコちゃん結婚式二次会!

2011-12-12 20:11:30 | 雑談

先日の土曜日はヤンチャー&マキコちゃんの結婚式二次会がおこなわれました。

ヤンチャーとはスケートボードを通じて知り合い、もうかれこれ10年の付き合いでしょうか?

大変真面目な彼はスケートボード協会の会計として金銭面を切り盛りしていただきました。

会場にはスケーターが大集合!

久しぶりのメンツにとっても楽しかったです^^

ヤンチャーはJA勤めと言う事もあり、とっても和やかな雰囲気の二次会でしたが、スケーター達は罵声、危ない顔、イケナイ中指で会場を沸かせていたのかいないのか?良く分かりませんでしたが、とにかく楽しい二次会となりました。

ヤンチャーマキコちゃん、

いつまでもお幸せにー!!!

 

 


ATSUKO*ライブ ☆11月12日(土)高岡佐野CAFE NAVI LIVE!

2011-11-10 16:29:16 | 雑談

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シンガーATSUKOのライブが今週末に行なわれます。
以前、文化ホールで行なわれたライブを見させていただきましたが、歌詞も声も心に響き、気持ちよく帰ってきたことを覚えています。
入場料も2.000円と格安なので、良かったら見に行ってみてはいかがでしょう?

(詳細)
ジャズピアニスト白土幾美とのライブ。
富山県内ではホールコンサート以外聴けなかったグランドピアノでのライブです。
たっぷりお届けします♪

■日程 11月12日(土)
■時間 19:30~
■入場 ¥2,000-
■会場 佐野 CAFE NAVI
(高岡市佐野589-3)156号線沿い8番ラーメン隣です。