車の排気ガス(ここでは二酸化炭素の排出量)って、いったいどれ位なの?の疑問に答えます。
前提に、車から排出される二酸化炭素の量は、使用するガソリンの量にほぼ比例します。 という事は燃費の良い車は、それだけ出す量は自ずと減ると言う事です。
(ここまで、大丈夫ですよね。)
では、今の車にはすべて「自動車環境情報」の公開が義務付けられています。
それは、10・15モード燃費(Km/L)と排出ガスCO2排出量(g/Km)の2つの項目で表されています。(手元に車のカタログがあればご覧になってください。)
たとえば、10・15の数値が13.0 排出ガスが181の車の場合
ガソリン1リットルで13キロ走り、1キロ走ると181グラム二酸化炭素が出ますよ、この車は。という事です。
尚、日本車の全車種のデーターが、会社別に以下のサイトに掲載されています。
JAMA 財団法人 日本自動車工業会>自動車環境情報のページ
http://www.jama.or.jp/eco/eco_car/info/index.html
このデータを基に、実際の車種で1リットルで出る排出量を計算してみます。
トヨタ・マークXの場合 (2994cc)
10・15が11.8 排出ガスが200
11.8(km/L)X200(g/km)=2360(g/L)
次はダイハツ・ミラ2WD (658CC)
10・15が22 排気ガスが105.5
22(km/L)X105.5(g/km)=2321(g/L)
この違いを、皆さんどう見ますか? たいした事無いじゃん?
そんなことないですよ。 私達の「日頃のがんばり」に比べたら大きな差なんですよ。
分かりやすくするため、排出量を牛乳パックにたとえて見ます。
上記の計算式によれば、ガソリン1リットルで約2.3Kg-CO2が出ます。
これは牛乳パックで約1150本分にもなります。 (たとえが小さすぎて、ゴメン)
同条件で10キロ走って、上記の3000ccの高級車、かたや700ccの軽自動車の数値で当てはめてみてください。 いかがですか?
よっぽど「こまめに電気、エアコンの電気、、」等々より効果的であることが分かります。
(難しかったね、ごめんなさい。)
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