情報によると、建物の老朽化により修繕費の見積もりをしたところ、想定外の費用が掛かることが判明し、閉店を余儀なくされたとのこと。 また移転先も県内ではなく岡山になり、鳥取市内でも貴重なシチュエーションのレストだっただけに残念でたまりません。
どこまでも「鳥取産」に拘るド田舎一軒家レストラン。
鳥取県鳥取市下段532 「Trattoria 伊谷屋」 【1136】 今月末にて閉店
鳥取自動車道の現在の終点地である「鳥取西IC」を下り、連結する県道49号線を川沿いに明治・安蔵公園方面へと進む。 その約4㌔先の「下段集落」内に在るイタリアンレストです。
周囲はのどかな田園風景が広がり目印になるものが無く、ナビを頼りにしないと辿り着くことは困難です。
駐車場に停め昔ながらの狭い田舎道を上り、目的の古民家の数寄屋門を潜ります。
屋敷にはそれ程手を加えられているようには見えませんが、この看板のようにセンスの良い演出が点々と施され、独特の雰囲気を漂わせるようにしてあります。
庭に面した縁側に続く2間が食堂となっており、座卓が3つ配置してあります。
此処は前日までの完全予約制であり、また人数もある程度絞っているように見受けられます。 おやじは普段その日の思いつきでお店を決めますので、こう言う類の所は殆ど足が向かないのですが、、、
今回は「チョット行ってみない?」と誘われてお供に預かりました。
それでは予約の「ランチコース ¥1,650」をご紹介したいと思います。
先ずは「カボチャのスープ」
カボチャ本来の甘さを上手く引き出している一品で、滑り出しはOKです!
「天然酵母を使用した自家製パン」
ナチュラルさと力感は備わっているが、全体的に重たくもう少しパン本来の軽やかさが欲しいところ。 天然酵母を使用するとありがちな重さであり、更なる研究が必要でしょう。
「ナスとオクラの冷製カッペリーニ」
素麺並みの細長い麺を使用したパスタで、ピリ辛ソースが決め手となっているがチョット味が濃い目。
「サトイモのクロケット甘エビのフリット添え」
クロケットはふっくら感と共に軽やかな口触りが特徴的で、上にのっている甘エビは良い塩梅で全体を締めておりGOOD! 和風仕立てのソースもぴったりハマっています。
「若桜のブタのパンチェッタとキノコのペペロンチーノ」
アレレ!? どうやら写真を撮り忘れたみたい 茹で加減が甘いのと、もう少しキレが欲しい。
「レンコダイとキノコとクリのマリナーラソース」
淡白なタイとキノコを引き立てるためか、トマトソースの味が必要以上に濃くもう少し調整が必要。
アフターの珈琲と「レモンケーキ」
仄かな甘みのレモンケーキで、料理の〆を爽やかに演出してくれました。
ケーキに使用するレモンにまで鳥取産に拘る念の入れようで「郷土色」をアピールしているのは良いが、パスタが2つ並ぶのはドウヨ?だし(一方を肉料理にするとバランスが良い)全体的に濃い味であり、見るからに女性主体のお店であるだけに、そこはナチュラルにすればもっと受けるとおやじは感じました。
始めは(完全予約制で)チョット敷居が高いかな?とも思っていましたがそうでも無く、価格も良心的で、のんびりゆったりイタリアンを楽しむにはベターな場所と言えるでしょう。
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