京都市東山区 「三十三間堂・豊国神社・京都国立博物館」
(古都探訪 ⓴)

毎年1月中旬に行われる「通し矢」で有名な「蓮華王院 三十三間堂」

1164年、後白河上皇のために平清盛が法住寺殿内に創建したのが始まりで、現在の本堂は鎌倉時代の再建。


堂内には千手観音座像を中心に、左右に千手観音がズラリと立ち並び、その姿は圧巻。

洛中にある建物の中では大報恩寺本堂に次いで古く、実長は桁行が118.2メートル、梁間が16.4メートルある。 国宝。
豊臣秀吉を祭神に祀る「豊国神社(とよくにじんじゃ)」

絢爛豪華な「唐門」は、伏見城の遺構と伝わる国宝。

拝殿とその奥に見えるのが本殿。
豊臣家滅亡とともに徳川家の命により廃絶となったが、のちに明治天皇の指示により再興された。

秀吉の馬印「千成瓢箪」にちなんだ瓢箪形の絵馬。



境内では定期的に「豊国さんのおもしろ市」が開かれる。
尚同名の社は、大阪市の大阪城公園(中央区)、滋賀県長浜市、名古屋市中村区などにも座す。

1897年(明治30年)5月に開館の「京都国立博物館」

写真は表門(正門)で、明治古都館と共に国の重要文化財に指定される。


宮内省内匠寮技師片山東熊設計による、明治古都館(旧称・本館) 重厚なその趣きは、明治時代の富国強兵の勢いを感じずにはいられません。。


2013年に新しく「平成知新館」が同敷地内に完成し、明治古都館は特別展示館として保存、新館が平常展示館となった。
photo by OLYMPUS OM-D EM-5Ⅱ