昨年12月から始まった、青少年育成協議会主導の「子ども見守りパトロール」を、新年度の子ども会がどう進めていくべきかについて意見を述べてきました。
私はいつも防犯の件でまずお話しするのは、パトロールのみが重要ではないと言う事。
まず始めに「親の防犯に対する真剣さ」が重要であると説きます。
若葉台小学校の児童には、1人ずつPTAより防犯ビザーが支給されています。
開口一番私は「防犯ブザーを子どもと一緒に鳴らした事があるか。」と問います。
出席された約30名の保護者の中で4割の皆さんが、手をあげてくれました。
次に「では、子どもたちの通学路か行動範囲で鳴らした事は?」の問いには、残念ながら僅か2名の保護者のみでした。
始めに手を上げてくれた保護者の大半は、家の中で鳴らしているのです。 これが、大体どこの町内でも変わらない実態なのです。
ポイントはここにあります。
今の子どもたちは、実体験が乏しく、どうしても理解だけに終わる頭でっかちの傾向と、危険な行為、物については子どもの手から遠ざけようとする風潮があります。
これでは実際に危険に遭遇した場合、ブザーを鳴らせるか甚だ疑問ですし、子どもたちが本来持っている「危険回避本能」が起動せず、回避行動が出来ないと思われます。
まず、親が変わる事。
子どもと一緒に、登下校のルートと放課後の行動範囲を一緒に回る。
物陰や見通しのきかない所など危険箇所を、子どもと確認しそこで実際にブザーを鳴らしてみる。
「お父さん、お母さんは真剣なんだよ。」と言う態度を見せれば、子どもは確実に反応してくれます。
ただ単に「気を付けないよ~。」と声を掛けるだけではいけません。 まず一緒にやってみる事からはじめよう。 そして、子どもの危険回避本能を磨いてあげてください。
とにかく、「まず出来る事から、確実に。」そして「家庭の中から、はじめましょう。」
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