先日岡山から帰省したばかりの息子の姿が見えない。
「友達とあそび?」と妻に聞く。
「今晩12時までバイト。」
わずか2週間の帰省なのに、こちらでもバイトをするの??
バイト先は「お姉さん」の経営するコンビニ。
全国チェーンなので、登録をしておくと、全店舗でバイトが出来るシステムになっているらしい。
「じゃあ、様子でも見に行ってくるか。」
バイパス沿いの店舗に行ってみる。
「あれ? いない、、。」
お姉さんが奥の事務所から出てきた。
「あら? ちょうどいい所に、、。」
何だか嫌な予感、、。
「あのね、母の日のカーネーションを、お・ね・が・い!!」
やっぱり!!
まあ、仕方ない。 いつもの事なので、実家の母の分と、昨年贈るのを忘れて失敗した、妻の実家にもカーネーションを贈る事にした。
「息子は?」
「聞いてないの? だめね~。 駅前の店の方よ。」
息子のバイト先は、もう1店の鳥取駅前店の方でした。
「まー君(息子の名前)行ったら嫌がるよ~。」
「いいんだよ!」
息子が嫌がろうが関係ない、分かっていて様子を見に行くおやじの行為の奥にある気持ちを、息子がどう理解するかだ。 それが分かる息子であって欲しいし、そう言う息子になって欲しい。
駅前店に行ってみた。
息子の接客態度が明らかに半年前と違う、ものすごく手馴れた様子だ。
声のトーンも、今まで聞いた事のないようなソフトな声だ。
顔を見るなり、いつものぶっきらぼうな、嫌そうな顔に変わる。
「全くもう~、、。」
店員とお客の立場なので、言葉を交わすことは出来ないが、おやじのいつもの行動にあきれている様子。
横にいた同世代の女性の店員も、気付いて笑っている。
まーいいじゃん。 おやじは息子が何歳になっても心配なのさ。 息子がおやじの働く姿を見る機会なんて余りない、まして、おやじが息子の働く姿を見る事なんて、それこそ滅多にないからさ、まぁ許せ。
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