米子市両三柳「純香味釜焼胡椒餅(フージャオビン)」【577】【閉店】

米子市街北部を弓浜半島に沿って走る外浜街道「国道431号線・卸団地入口交差点(陸上自衛隊米子駐屯地手前)」を左折し、その約800㍍先「卸団地南入口交差点」右手角に、この夏リニューアルオープンした複合店舗「マルイ両三柳店」構内の一角にある、台湾発のファーストフード店です。
以前ご紹介した「白いオムライス」のお店「カフェダイニング 茶和(さわ)【81】」の右隣に7月13日にオープンしたテイクアウト専門店で、経営母体はあの二郎系ラーメン店の雄「笑福(会社名・株式会社 富國)」と言うことです。

胡椒餅(フージャオビン)とは「釜の炭火で焼いた豚まん」のことで、台湾のB級グルメの代表格とも呼ばれる庶民の食べものとして知られています。

台湾から取り寄せた「焼き釜」 パット見ドラム缶に映りますが、内側の壁全体がコンクリートで固められており、その壁面に豚まんをペタッとひっつけて所謂「ナンダイヤ」を焼く要領で焼き上げます。

種類は3つで、どれも1個189円也。
胡椒餅2種類と小豆あんこの構成で、台北の胡椒餅はパン生地と表記され黒胡麻のトッピング、台中のはパイ生地と表記され白胡麻のトッピングです。 あんこには「お子様向け」との表記があります。

黒胡麻と白胡麻(写真上2つ)が胡椒餅。 下の面長が小豆あんこ。


スーヨと呼ばれる自家製の脂生地を練りこんだ皮で包まれており、パイ生地はサクサク感が軽やかで、パン生地はフランスパンの様なしっかりとした食感が持ち味。
餡には豚肉とネギがビッチリ詰まっており、中国圏独特の香辛料の一つ五香粉(ウーシャンフェン)の香りがエスニックな気分にさせてくれる。 但し五香粉に入っている香辛料の一つスターアニス(八角)の香りがきつく、好き嫌いが分かれる。
餅の性質上直ぐ食べるのがお勧めであり、時間を置いた場合「チン!」しても良いが食感がどうしてもシワクなる。
おやじの悪友で台湾に2年間駐在経験のある「tairyo」さんに食してもらったが「本場と変わらない味」とのお墨付きでしたので、特に初めての方や台湾で食べた味が忘れられないって方々は、是非一度訪れてみてください。
*残念ながら13年11月末にて閉店しました。