追憶が消えるのを恐れ、伺うのをずっと封印していました。
鳥取市千代水4-12 「まねき 湖山店(駅前まねき)」 【3263】
旧湖山街道、千代水西交差点手前の「マンモス湖山店」東隣に在る、古き因幡人にはこれぞソウルフードといえる、老舗うどん店です。
内外装の此処彼処に、大正9年から続く歴史やこだわりが掲げてありますが、隣接するアミューズメント企業の傘下に入ってからは、どこにでもあるロードサイド店に変貌し情緒に欠け、昔の面影は正面ガラス窓の”駅前まねき”のサインに、想いを馳せるしかありません。
それでも駅前サンロードアーケード内や、太平通りに在ったころは、甘辛の出汁にお稲荷さんを頬張ると、じんわり郷愁を覚えたものですが、もうね、無味乾燥すぎて切なくもある。
但し創業時のスピリットを唯一受け継ぐ店の証として、湖山店のみ”駅前”の称号を掲げることを許され、実質チェーン展開の本店という扱い。
メニュー表①
いまやかつ丼が一番のウリとは、時の流れを感じるばかり。
メニュー表②
いまでもお稲荷さんの甘辛さは、おやじのなかでは此処が標準です。
メニュー表③
パチンコの一服がてら来る人も多いんでしょう、一品物まである。
「特製ソースカツ丼・ミニうどんセット 1,023円」
玉子とじはあってもソースをからめるヤツは、鳥取では数少ないんだよね。 カツとキャベツのコントラストがソースにより際立ち、あれよと言う間に完食! 幸せ~🎵👍👍👍👍
意外にハマル「豚キムチ丼・ミニうどんセット 1,133円」
程よいキムチの刺激と豚の旨味が相まり、これまたジャンキー気分バリバリでーす⚡⚡ うんまい!😋😋😋😋
ミニきつねうどん
特有の甘辛さがじんわり心にしみ、古き良き昭和のあの頃が次々と思い起こされます。 シンプルなれど、これ以上足すものはなく、差し引くものもなし。 しんみり💙💙💙💙💙💙💙
実を言うと太平通りのお店が閉店してからは、なつかしの記憶が崩れるのを恐れ、一度も訪れることはありませんでした。 それだけ古い因幡人にとっては、愛着深いお店だったのです。 これからはチョクチョク寄るかな。