今回は、何とか、わずかな時間でもいいから、岡山で息子に会おうと思っていた。
会議はいつも通り、少し押しながら進んでいく。
「ああ、、今日もだめかな?」と半分あきらめかけたけど、その後何とかスムーズに進行し、定時に会議を終了することが出来た。
前回より15分早く会社を出ることが出来る!
ひょっとしたら、、。 という思いで、難波行きの南海電鉄に飛び乗った。
携帯のメールが鳴り、開くと、妻が事前に息子と連絡を取ってくれており、9時にはバイトを終え改札口まで来てくれると言う連絡が入った。
難波から地下鉄に乗り換え新大阪へ、20時29分発の新幹線のぞみに乗車できれば、岡山で約35分乗り換え時間がとれる。
日ごろ履き慣れない革靴での移動は疲れる、足が痛い、気温30度で汗が噴き出す。
何とかのぞみに乗ることが出来た。
岡山に21時15分に着いた。
改札口に約4ヶ月ぶりに見る息子の顔。
変な格好をしてないか不安だったが、鳥取にいる時と同じような服装を見て、まずは一安心した。
おやじの顔を見るなり、笑って手を前に差し出した。
「会った早々、小遣いか?」と私。
我が家の方針として、大学へは学費と家賃、電気、ガス、水道代しか親は出さない。 普段の生活費はバイトで稼ぐ事という取り決めをしている。
金の苦労は極力させる、人間に芯が出来るからだ。
「ちゃんと勉強しているか?」小遣いを渡しながら聞く。
「部屋は整理されているか?」等々速射砲のように言葉を出す。
息子は小遣いをもらって、よほど嬉しいのか、すらすら答える。
勉強は平日帰ってから2,3時間。 部屋も友達が来るのできれいにしている。 食費は一日いくらと決め、休日に友達とカラオケやビリヤード、ボーリングにいく遊びのお金を分けて、残りは貯金をしている、、。
高校時代には考えれなかった、おやじがびっくりするような、しっかりしたお言葉が返ってくる。
息子の顔を見ながら、もう彼に言うこともあまりなくなってきたな、、。と嬉しくなってきた。
あっという間に30分が過ぎた。
もう電車に乗る時間だ。
「8月6日には帰るから。」と言う息子の言葉を胸に、帰りの電車に乗り込んだ。
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he-chyan
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