原発ゼロ議論の危うさ
このところ原発をゼロにすべしとの議論が横行しており、いささか危うい議論ではないか、羹にこりてなますを吹くたぐいの議論ではという気がしないではありません。ゼロにしてその後どうするのか...
約1年前、「原発ゼロ議論の危うさ」投稿したが、改めて「原発ゼロ」には危うさを感じるのだ。
原発をゼロにして、それに代わるエネルギーをどうするのだろう。コスト面の議論も不十分だ。わが国がゼロにしても、近隣諸国では原発は増えるのだ。
人はよくドイツを例に出すが、ドイツは豊富な石炭資源があり、わが国と事情が異なる。また簡単ではないと思うが、近隣諸国から電力の輸入も可能だろう。わが国の場合は、近隣諸国からの輸入は不可能とみるべきだろう。