【センバツ】早稲田実・和泉監督「実力の差がそのまま出た」聖光学院打線に脱帽「課題の残る試合」
◇第97回選抜高等学校野球大会・2回戦 早稲田実4―7聖光学院(2025年3月25日 甲子園)
早稲田実(東京)は聖光学院(福島)に逆転負けを喫し、16年ぶりの8強を逃した。
早稲田実は初回、先頭の川上真(3年)が二塁打を放ってチャンスメークすると、無死一、三塁から3番・灘本塁(3年)の左犠飛で先制。3回には4番・山中晴翔(3年)、5番・渡辺侑真(2年)の連続タイムリーで2点を加えリードを広げた。
ただ、先発・中村心大(3年)が4回に捕まって3点を失い、同点にされると、後を継いだ救援陣も聖光学院打線の勢いを止めることができず、終盤に失点を重ね逆転負けを喫した。
試合後、和泉実監督は「苦しい試合になると分かっていたけど、中村の直球に対応された」と相手打線に脱帽。「課題の残る試合で、一人一人が課題を感じたと思う。中村1人では夏は勝ち抜けない」とエース・中村に次ぐ投手の成長に期待を寄せた。
そして「投手は制球なのだなとも感じた。強い球もボール球になっては、相手の残像に残っていないし、ストライクゾーンに強さのある球を投げられないと意味がない」と指摘。「そうしないとあのレベル相手では厳しいなと思った。実力の差がそのまま出たので、これが糧になったと夏に報告できるようにしたい」とレベルアップを誓った。
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