北京に疑惑の「青空の日」、大気汚染指数を操作か
≪北京五輪に向け、「空気がきれいな日が大幅に増えた」とアピールしている北京市が、「大気汚染指数」を操作している疑惑が出てきた。≫
オリンピック関係者は仕事だから泣く泣く北京に行くだろうが、一般観光客でオリンピックを見に行くような酔狂な人はどれくらいいるだろうか?
≪市環境保護局の杜少中副局長が10日に「基準をわずかに上回りそうな時は、観測地点周辺で応急措置をとる」と明かしたもので、意図的に「良い数値」を公表している可能性がある。≫
日本の役人もそうだが、その「青空の日」が多いか少ないかで昇進やボーナスが違ってくるのだろう。何のために擬装をやっているのか?
勿論役人の保身のためである。
≪中国は、複数の汚染物質濃度による「指数」を観測し、毎日、各都市の「空気質量日報」を発表する。指数が100以下で、空気がきれいな「青空の日」となる。北京では昨年246日あり、1998年の100日から大幅に増えた。しかし、「青空の日」でも、粉じんで視界が悪い日があり、信ぴょう性を疑う声もあった。環境保護省の今年7月10日までの記録を見ると、基準をギリギリで下回った「91~100」が26日だったのに対し、わずかに超えた「101~110」は4日だった。≫
政府の上層部の鶴の一声である。役人はそれに従って数字を操作しなければならないのである。「実際に大気汚染がどうなっているのか」などどうでもいい問題なのだ。
日本もさまざまな擬装が日常茶飯事だから中国を嗤えない。中国でも日本の天下り法人に相当する寄生虫機関が存在するだろうが、日本ほど酷くはないだろう。
≪市内には、27か所の観測点があり、観測範囲はそれぞれ9平方キロ。杜副局長は「9平方キロ範囲なら、数値を調整できる。基準を超えていないからといって、全市が汚染されていないとは言えない」と認めた。≫
中国の役人事情を他山の石として日本政府も身を修めて貰いたいものだ。
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