「すべて韓国の責任」=観光客射殺で謝罪要求-北朝鮮
≪北朝鮮の景勝地、金剛山で北朝鮮兵士が韓国人女性観光客を射殺した事件について、同地区の事業を担当する北朝鮮の「名勝地総合開発指導局」スポークスマンは12日、「今回の事故の責任は全面的に南側(韓国)にある」との談話を発表し、謝罪を要求した。朝鮮通信が伝えた。≫
自分に都合の悪いことが起きると相手に謝罪を求めたくなるのは国民性だろう。当然韓国側も謝罪要求をするものと思われる。相手が日本だったら、一方的にゴネまくるだけだが、同じ民族同士ではどうなるのだろうか?
殺害された女性観光客には気の毒だが、今後の推移を注目したい。
南北を問わず、朝鮮と交渉をする際には今回の事故は大いに参考になるだろう。
≪今回の事件に北朝鮮が言及したのは初めて。韓国側に激しく反発することで、緊張を高め、支持率が低迷する李明博政権をさらに揺さぶる狙いがあるとみられる。≫
そんなややこしいことは考えていないだろう。習性である。条件反射みたいなものだ。
もし、策謀があるのなら「韓国側が北朝鮮に依頼した」という解釈も成り立つ。国内で支持率低下の一途をたどる李明博政権が国民の目を外にそらすためにやった、とも考えられるのである。
「同時多発テロを仕組んだのはアメリカ政府の陰謀だ」というのと同じ発想である。勿論確固たる証拠はない。ただ、つじつまが合うだけの話だ。
≪談話は韓国が金剛山観光事業の中断を決めたことを「われわれに対する挑戦で、耐え難い冒涜(ぼうとく)だ」と激しく非難。李政権が北朝鮮側に協力を求めている現地調査を拒否する立場を明らかにした。また、「南側が謝罪し、再発防止策を講じるまで南側観光客を受け入れない」との方針を示した。≫
一般人がちょっと道を間違えただけで射殺したことには全く触れておらず、韓国が観光客を送らなくしたことに抗議しているのである。
北朝鮮としては現金収入の道が絶たれたのは大きい。それで慌てているようだが、「 未然に事故を想定して防ぐ」という発想は全くないようである。やはり、かなり行き当たりばったりにやっている感じだ。
射殺した兵士も、軍の命令を忠実に守っただけだろう。射殺をためらったら、自分が射殺される運命なのだろう。しかし、実際に事件が発生すると、その兵士に生きていて貰っては困るから、今ごろは口封じに射殺されているかもしれない。
この異様とも思える思考パターンは、竹島を不法占拠し正当化しようとしている韓国の発想と共通している。
「対馬まで韓国領だ」などと言う主張は日本人にはまるで理解できないが、「自国のそばにある島だから自国の領土だ」という論理なのである。
竹島のことを教科書に載せようとすると内政干渉してくるのも、自国の教科書で日本のことを好き放題書いているのは正当で、日本が韓国関連で都合の悪いのことを書くのは許せない。これで彼らには何の矛盾も感じていないのである。
山口県で北朝鮮系学校が補助金のことでゴネ、その際に日本の植民地支配のことを持ち出していたが、彼らが主張する「被害」の実態については客観的に検証する必要があるのはいうまでもない。
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