わんこ問題 愛犬の身になって考えてみよう

間違った風説風評で愛犬たちが泣いています。白衣を着た妖怪の治療でも被害を受けています。ご自分の頭で考えてみましょう。

フロントラインで下痢、嘔吐、虚脱!

2007-06-14 20:49:47 | Weblog
 農水省動物医薬品検査所が動物用医薬品副作用情報を公開している。全国で約800名の臨床獣医にモニタ-になってもらい、実際の医療現場の情報を都道府県を通じて、農林水産省に提供する制度がある。  

 フロントラインの副作用については、2001年4月分で、35件の報告があり、うち1件の死亡例がある。実際の数字はその何百倍、何千倍だろう。症状は次の通り。
 
下痢、嘔吐、流涎、虚脱、血便、疼痛、発熱、元気消失、食欲減退、脱毛、痙攣、縮瞳、皮膚壊死、顔面発赤、眼瞼腫脹、湿疹掻痒、膿皮症など。
 
 しかし、薬品メ-カ-や獣医のHPには、たとえば、次のような記述がある。  「この薬品は、昆虫の中枢神経系に作用して、短時間で死滅させます。この薬品は、生体に塗布すると直ちに体表や皮脂腺内の脂肪の中に溶け込みます。そして皮脂腺から脂肪分が体表に分泌されるときに一緒に体表に再分布することで長期間の効果の持続が発現します。この薬品自体の副作用はありません。昆虫と、哺乳類の中枢神経系の刺激伝導系の構造が違うために哺乳類には作用しません。」(原文のまま)  


 このような虚偽の宣伝文句を信じ込んでいる愛犬家が多い。動物病院でフィロントラインを滴下してもらい、クルマで帰宅。しばらくして、家中が愛犬の下痢で、掃除に1時間半かかったとのブログ日記があった。

 下痢の原因は病院で緊張したせいだろうと推測していた。クルマの中でなくてよかったと喜んでいる。 

 コメント投稿者が十数人いたが、誰一人、フロントラインの副作用ではないかと、疑問を呈した人はいなかった。それほど無害神話が浸透しているのだ。真実を知らないから、怖くないのだ。  


 このブログの「 ノミ・ダニ用フロントラインは有害農薬!?」には、フロントラインを滴下した後の病状を投稿した愛犬家がいる。  

 Aさんの投稿
 病院で薬を皮膚に落としてもらい自宅へ・・・すると夜から異変が・・吐くし腰が抜けて立てず おまけに失禁!ビックリしました。それ以後は恐ろしくて 使っていません。  


 Bさんの投稿

 フロントラインを使うとヨダレを垂らして様子が変になるんです。それで蚤ダニの恐怖はありましたけど勇気を出してやめたんです。  


 フロントラインの主成分は農薬のフィプロニルだ。ゴキブリの駆除剤と同じだ。フランスでは蜜蜂が大量死して、フィプロニル系農薬は現在、使用禁止になっていることは前のブログに記述した。強い副作用のある危険な化学物質だ。

 愛犬は言葉での意思伝達ができない。気持ちが悪くなっても、飼い主に伝えることができない。下痢、嘔吐、流涎で、はじめて対応するようでは愛犬がかわいそうだ。人間には立派な頭脳がある。その頭脳を活用して愛犬の健康を守るのが、人間らしいやり方だ。


参考随想

犬の狂犬病注射義務廃止!36編の随想集

狂犬病予防注射の問題点については通常のHPにも詳述。
狂犬病予防ワクチン注射のからくり                   
 狂犬病予防法は御用済みの悪法だ

 


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