
学生ビザの交付ー深夜の怪 9月17日(月)
学生ビザのための健康診断も終わり、移民局への提出書類も揃ったため、翻訳が出来上がってきた書類を、順次、移民局へメールで送信する作業を、ほぼ毎日、留学センターですることとなりました。
その合間に、家探しに専念することとなり、連日ネットでrent houseを探し、見学に訪れたりしていると、あっと言う間に一週間が過ぎてしまいました。物件はたくさんあるのですが、なかなか希望にあったものは見つからないものです。




日曜日には,気分転換のため、またキングスパークまで散歩で出かけ、咲き乱れているワイルドフラワーを見て疲れを癒しました。パークにはたくさんの市民が訪れ、癒しの場となっていました。









翌日、健康診断の結果が仮の住所になっている娘のシェアハウスに届いていたので、移民局へ届ける予定でしたが、留学センターで移民局へ書類をメールで送る作業をしていて遅くなったため、移民局へは翌日行くことにしました。
そのため、その日はホテルに帰り、ネットで家探しをすることとしました。オーストラリアには「リアルエステート」という不動産サイトがあって、それで探すのが一番便利で、見学会のある物件も即座にわかるようになっています。
深夜までそのサイトで家探しをしていると、突然、移民局の担当者からメールが入り、その文面を読むと、どうも学生ビザがおりたような文面になっているので、びっくりしていると、娘が、添付ファイルがついていないし、こんな深夜に送ってくるのはおかしいといっていました。確かに健康診断結果の書類も明日届ける予定になっているので、半信半疑でした。しかし、確かに文面は「grant」のもので、交付番号もあり、パスポート番号も私のものなので、間違いはないのですが。
それで、翌日、留学センターのHさんに電話をし、メールを転送して、我々はホテルのすぐ近くの移民局へ健康診断結果を届け、センターへ足を運びました。
センターではHさんが待っていて、メールは学生ビザ交付のものに間違いないということを聞いて、ほっとしました。
Hさんの話では、ビザ交付に際して、添付ファイルのないスタイルは昔のスタイルだとのことで、また、診断結果の前に交付する例も過去にもあったそうでした。
ただ、移民局の役人が夜まで仕事をすることは皆無だそうで、その点は不可解だと言っていました。
私とHさんで、移民局からの質問に対してまじめに回答をした書類を、メールで連日送り続けていたためなのかとも想った次第です。






ちなみに、移民局からの質問の概略は次のとおりでした。
1 この勉強コースを選んだ理由は
2 どうしてオーストラリアでの勉強を選んだのか
3 あなたのバックグランドとの関連性は
4 あなたの将来のキャリアとの関連性は
5 あなたの母国での経済的な基盤、資産は
6 あなたが母国へ帰国するという証明は
7 あなたの職歴証明は
8 あなたの学校の卒業、成績証明書は
9 あなたは大学でどんな勉強をしたのか
10 もう一度なぜ勉強するのか
11 この写真コースを勉強して、将来何をしたいのか
これらの質問で解ることは、移民局は、留学生が地元の人たちの仕事を取らないかとの懸念をしているということです。また、現在、移民は広く認めていますが、誰でも彼でも永住を認めるのではなく、留学生は、勉強が終わったら、原則自分の国へ帰るべきだとの姿勢を持っているということです。
こういった移民局の対応の背景には、不法滞在者が多いという事情もあるということでした。
いづれにしても、この「深夜の怪」は未だに不可解な出来事として、わたしの中のXファイルになっています。

