代替医療にはさまざまな種類があり、どれが自分に合うのか、実際に効果があるのかを判断するのは難しいものである。
副作用が比較的少ないと言われているが、利用したものや疾患によっては思わぬ影響が出ることもあり、必ず担当医に相談することが望ましい。
それを大前提として、代替医療を利用したいと思った時、知っておかなくてはならないことは次の3つだ。
まず、「『自然』や『天然』の素材が必ずしも安全ではない」ということだ。
健康のため安心安全の素材を使用していると謳っている食品であっても、副作用や健康被害が100%起こらないというわけではない。
自然や天然と記載されているからといって、なんでも体にやさしいと考えるのは危ないため注意が必要だ。
また、「金銭的な負担が大きい」ということも知っておく必要がある。
代替医療は一部の国家資格が必要なものを除き、ほとんど健康保険が適用されないため、その費用は自己負担となる。
そのため、気がつくと出費が跳ね上がっているような場合はよくあることだ。
そうならないよう、費用の上限を決めておくなどして、制限を設けておくことが大切だ。
そして「近代西洋医学を否定しない」ことも重要である。
代替医療によっては、近代西洋医学の療法や考え方を否定するものも存在する。
それに傾倒してしまい、病状に見合った近代医療を受けるタイミングを逃してしまう事例がある。
実際、代替医療のみで深刻な疾患を完全に治せるとは言いにくい。
もちろん、代替医療にもメリットはあるため、上手に両方を組み合わせることが大事なのだ。
もし代替医療を推奨する人が現れた場合、すぐに鵜呑みにするのではなく、まず担当医や周囲の人に相談するのが賢明だ。
具体的な代替医療を知りたいなら、以下の関連サイトにも目を通してみると良いだろう。